今日からの日記

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ドイツで加速する反原発デモ

 
 2011年4月26日でチェルノブイリ原子力発電所の事故から25年が過ぎました。 その前日、4月25日の月曜日はドイツではOstermontag(復活祭の月曜日)でした。キリスト教徒にとってはクリスマスと同じくらい、いやひょっとしたらその意味合いからクリスマスより大事な日。そして同時にこの日は「平和」を考え、Ostermarch(イースターマーチ)と呼ばれる行進が行われる日でもあります。この「イースターマーチ」「福島の原発事故」「チェルノブイリ25周年」を踏まえて25日、ドイツの各地では大規模な反原発デモが行われました。                                        
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色とりどりの旗がはためく原子力発電所前 以下すべて4月25日・筆者撮影
 
 私が生まれて初めて参加したのはドイツ北部、「ハーメルンの笛吹き男」で有名なハーメルンの近くにあるGrohnde(グローンデ)原子力発電所のデモです。 まず最寄り駅からドイツ鉄道のデモ特別臨時電車に乗り、Emmerthal駅で降りて2キロ先の発電所まで徒歩で向かいます。 前にも後ろにも人、人、人・・・皆それぞれ手書きや印刷の幕、プラカード、お馴染みの「Atomkraft? Nein Danke!」(原子力?もう結構!) の文字の入った黄色い旗やシール、バッジを身につけています。                                         
 
 その横を、この近郊の農家のトラックやトラクターが延々と80台(!)、 反原発メッセージや黄色いタンクを背負い発電所に向かいます。 お昼前に発電所の前に着くともう人で溢れかえっていました。 乳母車を押しているお父さん、学生の小グループ、小中学生くらいの子供をつれたファミリー、たくさんの大人達、熟年のカップル・・・大声で叫ぶこともなく、悲壮感を漂わせることもなく、参加しているのはいたって「普通」の表情をした「普通の人たち」です。         
http://www.janjanblog.com/wp-content/uploads/2011/04/11-95.jpg
この日のデモに集まった人たちは最高潮のときで2万人
 
 ドイツでよくデモに参加した事のある人は「この場所でこんなにたくさんで、こんなに穏やかなデモは初めて」と言うとおり、なんというか本当に「平和的」な雰囲気だったのです。スピーチや音楽がある以外は時々「ab – schal -  ten ! 」 「ab – schal -  ten ! 」  (止めろ!)の掛け声が起こり、「今1万人に達成しました!」とマイクでのアナウンスがあると更にわーっと歓声が上がり、「1万5千人です!」の声に更にものすごい歓声が上がります。この日は後で調べてみると最終的には2万人の人が集まったようでした。                                           
 
 発電所前を走る農家の人たちのトラクターパレードで盛り上がり、参加者全員で発電所全体を囲む といったアトラクションが終わると参加者は一人、また一人と静かに去っていきました。
 
 帰り道、私は初めて道端でスイカを買う(道端の露店はすべてデモ運営への寄付金) と売ってくれたおじさんに「どこの国から来たか訊いていいかな?」と尋ねられました。「日本からよ」と答えるとおじさんは一瞬考えて、「来てくれて嬉しいよ、ありがとう」と言ってくれました。私もこの後おじさんに何か言いたかったのですが・・・胸がいっぱいになってしまって結局何も言えなかったのでした。     
http://www.janjanblog.com/wp-content/uploads/2011/04/11-8.jpg
インターネットサイトで日本語を調べたという彼女
 
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