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「智代アフター」in PSPリポート。
昨日6回目をアップしようと思ったけど、断念しました。
そこでコラムを1つ。
「智代アフター」は「CLANNAD」のアンチテーゼ的な作品です。
「CLANNAD」は現実社会に立脚した「家族」「コミュニティ」を訴えたテーマ性の高い作品ではあるのですが、同時にプレイヤーに心地良さを与えるべくご都合主義ととられても仕方がない「奇跡」(ファンタジー要素)をあちこちに配置し、リアルとファンタジーが混在した形となっています。
その混在の仕方が、「新しい」のか「作品として失敗しているのか」はわかりませんが(歪な構造ゆえにテーマ性が逆に引きたっているのか、それとも単にかい離しているだけで「奇跡」の要素を排除した方がいいのかは判断がつきかねますが)、「智代アフター」には「CLANNAD」にあった、そうした奇跡の要素がごっそりと排除されています。
きっとこれまでのリポートを読んだ方のなかには智代アフターも
「十分、ご都合主義じゃん」「いろいろ奇跡は起こっているじゃん」
と思われる方もいるかもしれません。
それらの指摘は正しい部分もあるのですが、少なくとも「物語の必然」として、きちんとした手順を踏んで進んでいるはずです。
そして今後展開される「智代アフター」編といわれる物語では、Keyお得意のストーリーが待っていますが、そこにはこれまでのKeyゲーにはあったはずの、奇跡は生まれません。
それどころか最終的には、「物語の必然」として許される、ご都合主義さえ起こりません。
あるのは確率論に支配された冷酷な現実です。
奇跡を否定した物語。
それが「智代アフター」の本質です。
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