|
3月27日放映のNHKプロフェッショナル「宮崎駿」編みた。
新作制作100日を追った取材(昨年春)。
これを観てわかったのですが…
宮崎さんもイメージボードからお話をつくってるんですね。
大塚英志が息子さんが映画制作にイメージボードを使っていたことから、これはディズニーからの継承だと述べていましたが、どうやら父親からの継承だったようです。
全体的にいうと、見た目通りの偏屈さはありますけど、クリエイターとしての考え方は非常に好ましくみえました。
創作物は論理だけでつくってしまうと、非常に狭いものとしてまとまってしまう。
逆に奇想天外さだけを求めてしまうと「人から理解されない」作品となってしまう。
と考え、創作のなかで苦慮していく。
その真摯な姿勢はさすがです。
(テレビ画面上では、奇想天外さだけを求める偏屈じいさん的なところがクローズアップされていたが、けっして論理をまったく無視しているわけではないのです)
ただ「ゲド戦記」の試写会シーンは正直笑えました(爆笑)。
試写会で宮崎さん、息子さんの作品を観てたんですな。
それも宮崎さん、途中席を立ち上がって、試写会ルームからでちゃったりして。
それでもまた戻るところがなんというか。
ゴローに対しひとこと。
「大人になっていない。子供だ」
どっちが子供なんだー(爆笑)。
ほんとに人のできていない親ですね。
ここから本題です(おせーよ)。
新作のおおまかな概要はこういったもののようです。
いままでマスコミなどで公表されているとおり、少年と金魚姫のお話なのですが。
冒頭は少年からではなく、金魚姫のシーンからはじまるようです。
(これまでの作風からいうと珍しいパターンだ)
ストーリー的なわかりやすさでは、現実からかけ離れた金魚姫からはじめるよりも、少年からはじめた方がわかりやすいのですが、宮崎さんはありきたりさを避けようとする。
できるだけ奇抜に観客をおどろかせるために「くらげの上にいる金魚姫」から始めることにしたようです。
また途中には嵐のシーンがでてくるのですが、それを波ではなく、魚の大群で表現しようとするみたいです。その魚の大群の上にいるのが金魚姫。
その画面は少々不気味なのですが、なんらかの出来事を契機に嵐のなか、金魚姫が少年に再び会いにくるんだそうです。そして、そのシーンが新作の肝なんだそうです。
ね、非常に面白そうでしょ。
あと作画・動画的にいっても、今回の作品は海をモチーフにしていることに注目です。
アニメにおいて水を表現することは難しいのですが、宮崎さんは逆に水の表現が非常に巧みな人です。
作画の仕方もこれまでとはちょっと違った画で、どういう風な手法をみせてくれるか注目です。
|