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日本アニメ(というか文学も含めだけど)の特徴として

「アトムの命題」があげられる。

簡単にいうとストーリー理論の基本に立てば
成長しなければいけない側面で
主人公は態度を保留してしまう
という現象を指す。


アトムはロボットゆえに大人になれないキャラだったわけだが。
ほかにもエヴァンゲリオンのシンジくんとかの例を出すまでもなく
確かに日本アニメのおける男の主人公たちは
成長を保留してしまうケースが多い。

そしてこの成長することを保留する
あるいは、大人になるのを拒むことに
あれやこれやと理屈をつけて
語り出す作品が多いのが日本アニメの特徴なんだそうだ。

男主人公キャラの多くがこうした「アトムの命題」を抱える一方で
逆に女性キャラは過度な成長を要求され
これが萌えアニメの全盛につながっているということを
大塚英志なんかはいってる。

まー、一理はあるでしょうね。

たとえば今期アニメでは
『キャシャーン』なんかは死ねない身体に設定されているわけだが
死ねない=成長できない、につながるわけで。
そうした設定に重ね合わせるように、キャシャーンは精神的な面でも
成長を拒むかのように、毎週のように、悩むことが延々描かれる。

『鉄のラインバレル』の主人公なんかも
あきらかに「アトムの命題」が行き着いたキャラのようにみえるし。

『クラナド』なんかも
オヤジとの確執をいまだ乗り越えられない朋也に対し
ヒロインの渚はけっこう、成長しているようにみえるし。

ちょっと前だと
『マクロスF』なんかは、ランカちゃんやシェリルの女性陣が成長していくのに対し
アルトの成長ぶりがいまひとつわからず。
それどころか女性を選べないまま、「2人はおれの翼だ」発言をしちゃうのも
態度を保留する日本型アニメ男性主人公の典型としてとればわかるし。

『涼宮ハルヒの憂鬱』もハルヒの成長ぶりと比べると
(いくら大人びているとはいえ)キョンの成長ぶりはあまりに遅いし。


ツンデレだ、天然だ、と記号的な性格でできたキャラクターと
ハリウッドから移植されたきわめて構造的に構築されたストーリーで
構成されたジャパニメーションは、構造的なゆえに
世界でもてはやされ、影響を与える一方で

「アトムの命題」を抱えた男性主人公や成長を過度に要求される萌えキャラたちの心理面については
どれだけグローバルに影響を与えたか、というと疑問なわけで。

そもそも、そうした特徴を持つ日本アニメのきちんとした精神状態については
せいぜいアジア圏あたりぐらいにしか理解されていないような気もする。
(というか支持されているアニメの多くが、「アトムの命題」を抱えていない作品のような気がするし)

それにしても不思議なのは
子供アニメとか揶揄されている作品は男・女関係なく
順調に成長していく作品がなぜか多く。

オトナアニメとかいわれる作品に限って
なぜか男性主人公は成長を拒みたがるものが多かったりする。

理由はどうしてなのかは僕自身も「アトムの命題」を抱えた男性主人公や
過度に女性キャラの成長を促進させる作品が好きなので理解しているつもりだが

成長を拒んだ作品を好む連中が、順調に成長していくアニメ作品を
「子供向けだ」とか揶揄する一部の人たちをみると、頭を抱えたくなる。


テーマの有無だけ問えば、構造しかない作品より
「アトムの命題」を抱えた作品の方がテーマはあることは確かだろうが
「アトムの命題」以外のテーマをつくれない制作者や
そうした作品しか望めない視聴者たちは、自らの枠を狭めているような気がしてならない。


もしいままでにないオリジナリティあふれる新感覚のアニメを作ろうとするなら
原理原則に立ち返った上で、作品つくりをした上で
「アトムの命題」や過度に女性キャラの成長を促進させる作品以外のものを
つくるべきなんじゃないかと思う。


ただ一方で、「アトムの命題」や過度に女性キャラの成長を促進させる作品こそが日本的なんだ、と突き進んで欲しい欲望はあるかな。2割くらいは、そうした枠にとどまらない作品ができてほしいという感じで。

なんとなく大塚英志の「キャラクターメーカー」「ストーリーメーカー」を読了して
そんな感想を持ちました。

●ストーリーメーカー アスキー新書
http://www.bk1.jp/product/03046495

とりあえず

再度のクラナドプレイは
アニメとゲームの差異を語ることとは別に
クラナドゲームの総括をきちんとしたいという目標に基づいて行っています。

ごくごく一部で誤解されている向きがありますが
『CLAANAD-クラナド-』は現実世界より、幻想世界の方が素晴らしいと肯定している話では全然ありません。
さらにいうと幻想世界より現実が素晴らしいといっている話でも全然ありません。
(その割には、現実寄りだ、ファンタジー寄りだという話は、僕自身、けっこうしているような気はするけど…そうした話はそういう意味で言っているわけではないんです)


ひとことでいうとクラナドは
幻想世界は、主人公や現実世界の「影」の存在として設定されていて
両者は相対する存在ではなく、お互いが影響しあう。
そして、いかに救済しあうか、を描いた作品なのです。

こんなことを書いても何がなんだか、ほとんどの人はポカンな状態でしょうが。
そうしたことをわかりやすく語れればなー、と下記2つの本を読みながら、難しいことに挑戦しようと思っています。

ネタばれ要素も強いので
アニメ終了後に、やろうとは思っていますけど。

●「キャラクターメーカー」(アスキー・メディアワークス、大塚英志著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E2%80%956%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%80%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%80%8D-%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-62-%E5%A4%A7%E5%A1%9A-%E8%8B%B1%E5%BF%97/dp/4048700049

●「ストーリーメーカー」(アスキー・メディアワークス、大塚英志著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E5%89%B5%E4%BD%9C%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E%E8%AB%96-%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-84/dp/4048674153/ref=pd_sim_b_1

●クラナドinPSP(プレイリポート3) ことみルート後篇

後半は
アニメ同様、演劇部の今後をどうするのか、という話も出始めます。
さらに「ムネガサワッテル=ムネガさん」ギャグも出たりして
楽しい学園生活が続くものの

バス事故を契機に
ことみちゃんの過去のトラウマがあきらかになり
故両親のスーツケースの心温まる話と、ヴァイオリンのプレゼントで締めくくる内容。
ルート後篇もアニメとの違いはそんなにありません。

※ちなみに、ことみルートで流れるBGM「同じ高みへ」という曲を聴くと
アニメのアフターOPだ、と思ってにんまりするはず。
「同じ高みへ」自体には詞はついていないものの
アフターOPの元曲であったりする。




ただそうはいっても
ことみルート後篇部分は前半に比べると
アニメとの差は若干多いかもしれない。


原作ゲームにおいては
キスしたり、抱きしめたりと。

一般的なギャルゲーに比べると
ギャルゲー要素は少ないんだけど
こうしたシーンはアニメと違いやはりある。


あと
「鹿を見たの」云々をなぜ、ことみがしゃべったかについては
アニメはあまり詳しい理由が語られていなかったと思うが
それは、ことみの好きだったSF小説からきていることがきちんと語られる。
これについては、後半部分は、原作ゲームが描写を長くとっているのに対し
アニメはテンポが速まっているところから生まれた差異といえるだろうか。


ほかの違いは下記に列挙した。

・その1
ゲーム原作においては
5月のゴールデンウィークを前に
朋也がことみをデートに誘い
都合2回、デートする。

そのうち1回は藤林姉妹、渚たちがこっそりつけていて。
結局は3人が同伴する形で、いろいろ遊ぶこととなる。
ここでは、クレーンゲームも行われる。

風子ちゃんはさすがに参上しませんけど(笑)

そして、クレーンゲームのあと、飛行機雲をみつけ、話しあう4人を尻目に
ことみはなぜか目を背ける描写がある。

これはのちの伏線につながるシーンなのですが
アニメでは省かれていました。

アニメでは伏線シーンは、購買のおばさんが話す両親ネタにうかない顔をするものへと変えられていました。(ゲームでもおばさんから話されるシーンがあるのですが、ここではことみちゃんの表情は明るいままなので、たぶん、アニメ制作者側がおかしいと感じて変えたのでしょう)

※ちなみに、もう1回のデートは学校の図書館。ここでは朋也が幻想的な夢をみることになるのですが、アニメでもそのときの模様は描写されていますね。

・その2
ことみちゃんは、杏の指導を受け、笑いのセンスをアニメ以上にあげていく。

・その3
ことみちゃん、幼い頃もやっぱりヴァイオリンの演奏はうまくありません。

なぜだか知らないけど、アニメはとんでもなく演奏のうまい子にかわってましたけど(笑)

・その4
草むしりは、朋也1人でこなします。
3人組は参加しない。

・その5
朋也が夢のなかですべてを思い出し、起き上がったところに、ことみが目の前にいるシーン。
アニメでは、すでに、ことみが立ち直った状態となっているが
ゲームではさらにひと悶着あったあと、朋也が告白し、キスして抱きしめる。

・その6
後見人との会見を先生が持ちかけたとき、ことみのためにあれこれ発言するのは朋也ではなく、なぜか杏。

・その7
これは最大の違いかもしれない。
攻略後、光の玉がある人の手に集まるシーンが描かれている。
はたしてアニメはここの部分、どう処理するんでしょうか。

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