|
『ちはやふる』感想
1・2巻読破。
高校生編になっての、ヒロインの顔は好きくないな。
小学生編の顔立ちが好きだったのに。
少女漫画家が描くかっこいい女性キャラはああいう感じなのはわかるけど。
微妙に僕の好みからずれるかな。
けなすところはそこだけ。
というか、はっきりいおう。
とっても面白い。
掛け値なしに、これだけ面白い漫画に巡り合う機会が少なくなっている。
この作品を、理論的に語ろうとすれば
ジャンプ黄金期のセオリーの友情・努力・勝利を持ち込んだ百人一首物。
登場してくるキャラクターたちはよくありがちな、いじめられっ子に、男勝りのヒロイン、果ては肉まんくん、という1世代前のキャラで構成される。
となり、ありふれた漫画に聴こえてしまうことだろう。
でも、そうしたありがちな作りを、吹き飛ばすくらいの作者の漫画に対する想いが伝わってくる。
盗作騒動のなかで、正義というにはほど遠いいじめに近い境遇に会い、漫画から遠ざかり、そこからカムバックしてきたときに味わってきた、そのときどきの気持ちでさえ、作品に盛り込める素直さもある。
プロでありながら、読者にひしひしと伝わる、熱い気持ちを投入できる
いい意味での青臭さが、この漫画の特徴。
作者の気持ちに応えるように、ありがちのはずのキャラも激しい一途な感情を持った生身の人間性を保っている。
※読んでいると思うのですが、メガネの新という登場人物に対し、作者は自分自身を投入しているんじゃないか、と邪推してしまうシーンがいくつもみられます。
とりあえず
「ちはやふる」は連載作品です。
連載でまんがを描けることが
どれくらい楽しくて幸せなことか、
文章ではうまく伝えられそうにありません。
まんがで伝わることを願っています。
さぁ、スタートです。
そう書かれた作者の気持ちが漫画を読んで、嘘偽りなく、凄く伝わりました。
|