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コクリコ坂から
昨日、観に行きました。
感想はジブリ映画として、可もなく不可もなくかな。
この中で描かれるストーリーは
展開的には、身も蓋もない垢が付いたもの。
誰がお父さんだとか、そういう話が語られるわけですが
ジブリとしても、その部分は脚色すべきところと思わなかったのでしょう。
淡々と描かれていきます。
(ぶっちゃけここの部分はネタばれしても別に問題ないというか、そういう話になった時点で、まー、そうなるんだろうなという話が語られます)
日常シーンを淡々と描きつつ、海と俊の純愛ストーリーが描かれるのは
いかにもジブリらしい作品といえますけど…
この淡々さは狙いでやっているのもわかるし、なにげない日常を重ねていく中で2人のキャラの心情の変化を丁寧に描いているという純愛的な要素の部分では評価できるんだけど…。
少なくとも、理事長に学園の別館ともいえる「カルチュラタン」の保存を訴えに行くところから、連れてきて、どうにかなるまでの一連のシーンは、もう少し物語的にどうにかしても良かったんじゃないかと。
あまりにものわかりよすぎでしょ、あの理事長さん。
3人が努力したって感じがあんまりみえないんだよね…
純愛話は淡々でもいいんだけれど、カルチュラタン保存の話まで、それを貫く必要性があったんだろうか?(あと同じジブリの純愛ストーリーの「おもひでぽろぽろ」と比較するとね)
あとね。
料理がうまそうじゃない。
ジブリ映画でおいしそうじゃない食事は初めてみたかも。
もしかするとこれは回想部分の母が料理しているものとの対比でやっているのかもしれませんが、すくなくとも目玉焼きはジュ―ジュ―させてください。油のあげものもジュジュさせてください。僕の見方の中では、日常アニメにとって料理要素って相当大きいところにあるので、ここも相当な減点部分でした。
(世間的な評価をみるとアリエッティより、コクリコの方がいいようですけど、僕はアリエッティの方が好きですね)
そうはいっても
水彩画で描いた背景やカルチュラタンの構図
海の心情の移り変わりとかは良かったです。
少なくとも「ゲド戦記」よりは遥かにいい作品には仕上がってるし、素人監督にしてはとかの冠はつけることなく、ジブリ映画として及第点はあげられる作品になっている。
あと僕自身は「おもひでぽろぽろ」にはノスタルジーは感じても、この作品にはノスタルジーはまったく感じられなかったですが、僕より上の世代には評価はすごく上がるかもですね。
とりあえずジブリが描いた小津安二郎映画という感じを受けました。
いい意味でも悪い意味でも。
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