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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」感想(完全ネタばれ3) |
エヴァ
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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」感想(完全ネタばれ2) |
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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」感想
ということで、以下は完全ネタばれです。未鑑賞の人は観ちゃだめです。
まずエヴァシリーズはあちこちに散りばめられた謎がどうなのかというのを詮索するのは野暮。
どうせ最終作を観たところで、何がなんだかわからないうちに終わってしまうんだろう。
僕は「エヴァ」は主人公の碇シンジが駄目人間のままでいるのか、それとも成長するのか、
あるいは徹底的に駄目になってしまうのか。
シンジくんがどうなるのか、それを観ていくエンタメ作品だと思う。
TV版についてはアスカの心情などもそれなりに描いていたとは思うけど…
少なくとも旧劇・新劇については、確かにキャラの心情は描かれてはいるけど
すべてのキャラがシンジがどうなるのかのために
配置されているだけの存在な気がする。
さて前作「破」が駄目シンジが、やる気を起こして、それなりの達成感を得て終わったのに対し
今作「Q」はシンジを徹底的に落とす展開になっている。
それをどうみるかで肯定的にみるか、否定的にみるか変わってくるんだろうけど
僕は「エヴァ」としては全然ありというか
たとえば3作目で頑張り続けるシンジくんを観てもありきたりすぎて
退屈だと思うんですよね。
突き詰めればシンジの心理描写が全てである「エヴァ」にとって
ジェットコースターのようにシンジの心理が急降下するのは
芸術作を求めたからではなく
「エヴァ」の中ではエンターティメントだと思うんだよね。
綾波レイを助けようとして「ニアサードインパクト」を起こし
たくさんの人を殺したことで、ミサトさん以下の人たちに疎まれ
元通りの世界に戻すためにやったら今度はフォースインパクトが起こって
「何をやっても駄目なんだ」と絶望して終わる
そうした展開をとったのは
東日本大震災やら変革を望みながら混迷し続ける日本の現状が絡んでいるのかどうかは知らない。
たぶん、庵野監督の頭の中には、そんな日本の現状なんて関係ないし
芸術思考路線なんてものも関係なく
「少年が少女のために立ち上がったら世界がすべて良くなった」みたいな形式の物語に
違和感を持ったということで、こんな展開にしたんでしょう。
その庵野流の物語術はそれなりに面白かったし、僕は楽しめた。
さて3作目がこうなって4作目はどうなるのか?
旧劇のEOEと同じでシンジくんは絶望はしてはいるけど
今回は周りにシンジくんをバックアップしてくれるキャラが健在。
さらに3作目はやろうと思えばTV版の最終2話や旧劇EOEのようにシンジの内面描写(狂的)を
延々と描くこともできたのに、あえてあっさりさせ
最終的には立ち直れるみたいな希望も残らせている。
個人的には新劇は最終的には立ち直ったシンジくんがみたいけど…
さらに突き落としそうで怖いな。
4作目でさらに突き落とすと、さすがにどうかみたいな感想をするかもしれないけど…
とりあえず「Q」は楽しめました。
「破」よりは劣るけど、ほぼTV版をなぞった「序」よりも評価は高いですかね。
(カヲルくんなどのキャラ評については別途する) |
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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」22日木曜夜に観ました。 |
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