|
かがり火が揺らめき幻想的な雰囲気に包まれた能舞台
幻想舞台、闇に浮かび 平安神宮で京都薪能
初夏の京都の宵を彩る「京都薪能」(京都市、京都能楽会主催)が1日、京都市左京区の平安神宮で始まった。愛好者や観光客ら約1600人(主催者発表)が、朱塗りの社殿を借景に、かがり火が照らし出す幽玄の世界を楽しんだ。 今回は「能にして能にあらず」とされる神聖な曲「翁(おきな)」で厳かに幕を開け、金剛流宗家の金剛永謹(ひさのり)さんが、天下泰平と国土安穏を祈る荘重な舞を舞った。天の岩戸開きを描く「絵馬」や、狂言「福の神」が続いた。
夕闇が迫る午後7時過ぎ、たいまつに火が入ると、特設の能舞台が幻想的に浮かび上がり、在原業平の歌に取材した「杜若(かきつばた)」と、龍神が豪快に舞う「春日龍神」が繰り広げられた。
「杜若」の上演中、笛方の帆足正規さんが舞台上で倒れ、救急搬送される間、公演が一時中断した。
2日は、観世流の井上裕久さんによる「翁」や、酒に目のない神獣が大勢で舞い踊る「大瓶猩々(たいへいしょうじょう)」などが上演される。午後5時半開演。有料。
|
きょうの散歩道





