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【新元号】「令和」のアクセントは? 放送各社で対応分かれる
© 産経新聞 提供 【新元号】「令和」のアクセントは? 放送各社で対応分かれる
新元号に決まった「令和(れいわ)」の発音方法をめぐり、インターネットのSNS(会員制交流サイト)上などで議論が広がっている。
アクセントをどこに置くかで、聞こえ方が異なるからだ。テレビ・ラジオの放送局も社によって発音方法はさまざまで、明確なルールを定めないケースも。どの発音が正しいのだろうか
「令和●(=曲がり矢印上がる)なの? 令和●(=曲がり矢印下がる)なの?」
「『平和』と同じ発音でいいの?」
1日に新元号が発表された直後から、SNSのツイッターなどでは、令和の発音について戸惑う書き込みが相次いだ。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は発表時、「れ」にアクセントを置く「頭高型(あたまだかがた)」で発音。引き続き会見を開いた安倍晋三首相も同様だった。
NHKは1日、アナウンサーが令和を読み上げる際には頭高型の発音に統一することを暫定的に決定。ラジオ局の文化放送(東京)も「特別にルールづけはしていないが、新元号発表時の菅官房長官の発音に合わせてアナウンスしている」(広報担当者)という。
一方、TBS(東京)は「平和」などと同様にアクセントのない「平板型(へいばんがた)」の発音を採用。すでに系列局にも通達した。
朝日放送(大阪市)は「方針は決めておらず、新元号が世の中に広がっていく中で決めていきたい」(広報担当者)と説明。ただ、一人のアナウンサーが出演時に複数の発音をすることがないよう配慮するという。
どう発音するのが正しいのか。内閣府の担当者は「新元号に関する内閣告示は、あくまでも漢字と読みを定めたもの。発音に正解はなく、個人の自由と考えている」とする。
日本語のアクセントに詳しい神戸大の田中真一教授によると、一般的に、日本語の発音は長音や撥音(はつおん)などの単語の持つリズムと文字の組み合わせに起因する傾向にある。例えば、「明治」「神戸」のように令和と同じリズムの単語の場合は多くが頭高型アクセントになる。一方で「和」で終わる2字の漢語の場合は、「平和」や「飽和」などのように平板型になることが多い。
田中教授は「そのため令和は、どちらの発音でも違和感がない」と指摘する。
ただ、アクセントのある単語は声帯に負荷がかかりやすいため、普遍的に使われるようになると、従来は「か」にアクセントがあった「世界史」などのようにアクセントが取れていくケースが多いという。田中教授は「令和もなじむにつれ、時代とともに平板型の読み方が定着していくのではないか」とみている。
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