ラグビーW杯 ビールが売り切れる? “強豪国”が続々来日へ9月20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)まで1カ月。試合会場となる12都市を中心に準備が進むが、意外にも備えが欠かせないのがビールだ。1人当たりの消費量が日本の倍以上のアイルランドなど、ラグビーが盛んな国ではビールを片手に試合を楽しむのが一般的。過去には開催地でビールの売り切れが続出した例もあり、大会組織委員会は周辺の飲食店に多めの仕入れを呼びかけるなど、入念な準備が進められている。(鈴木俊輔) 「ラグビーにビールはつきものなんですよ」 日本代表として世界を遠征し、日本人初の国際ラグビー殿堂入りを果たした「レジェンド」の坂田好弘さん(76)は笑う。国際試合ではビールを手にするファンの姿が多く、「代表の試合でも地元の小さなクラブの試合でも、試合前から試合後までビールを飲みながら楽しむ。それが文化です」。 因果関係は不明だが、ラグビーが盛んな国は、ビールの消費量が多い。キリンホールディングスの調査では、2017年の1人あたりのビール消費量は、日本が40・1リットルなのに対し、今大会で対戦するアイルランド(ラグビー世界ランキング3位)は倍以上の94・9リットル。ニュージーランド(同1位)が65・4リットル、オーストラリア(同6位)が71・2リットルなど、ラグビー強豪国は日本を大きく上回る。15年のイングランド大会では期間中、一般的な中ジョッキで400万杯以上にあたる計190万リットルのビールが飲まれた。 試合会場のビールは、スポンサーのビール大手「ハイネケン」が独占販売。売り上げを同会場で比較すると、サッカーの試合の6倍以上になるというデータもあり、国内でハイネケンを製造・販売するキリンビールは、大会期間中のハイネケンの販売目標を前年比の7割増に設定。6月から缶や瓶のデザインをW杯仕様に変え、盛り上げにも一役買う。 会場周辺では、ハイネケン以外のビールも含めて大きな商機となるが、組織委が懸念するのが品切れだ。過去の大会では、会場周辺の飲食店で次々とビールが飲み尽くされたこともあり、組織委は「品切れは最悪な事態」として、通常の4〜5倍の消費を見越してビールを確保することを呼びかけている。 アサヒやサントリーなど国内大手も開催都市などで積極的な営業を展開しており、あるメーカーの担当者は「海外のファンにとっては日本のビールも大きな楽しみだと思う。品切れになればがっかりさせてしまうし、大きなチャンスを逃すことにもなる」と話す。 大会期間中は、会場周辺の飲食店が多くのラグビーファンでにぎわうだろう。坂田さんは「外国人の輪に入ってビールを酌み交わすのも一つの楽しみ方では」と話している。 |
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