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懸命に突破を図る浦和の選手
ラグビーの第10回全国高校選抜大会(毎日新聞社など後援)は1日、埼玉・熊谷ラグビー場で開幕し、初めて導入された予選リーグの計16試合が行われた。
チャレンジ枠の2校は、浦和(埼玉)が近畿4位の報徳学園(兵庫)に、同志社香里(大阪)は前回4強の春日丘(愛知)にそれぞれ惜敗し、初陣を飾れなかった。初の2連覇を狙う常翔啓光学園(大阪)は札幌山の手(北海道)を7トライで圧倒し、昨年1月からの公式戦の連勝を33に伸ばした。
今大会は、10回の節目を記念して前回より6校増の過去最多32校が出場。4チームずつ8組に分かれて総当たりの予選リーグを行う。第2日の2日は、予選リーグ(前後半20分ハーフ)の残り32試合があり、各組1位は4日からの決勝トーナメントへ進む。5日に準決勝、7日に決勝が行われる。
◇ラインアウトでミス、勝機逃す…浦和
浦和は自信を持つラインアウトで、皮肉にもリズムを狂わせた。小林監督が「いつもはマイボールのキープは当たり前。相手ボールをどう取るかというレベルなのに」と悔やんだのは前半10分ごろの場面だった。
相手陣22メートル付近でのマイボールラインアウト。先制の好機だったが、花園出場37回の古豪、報徳学園は187センチの油谷、185センチの小山の両ロックを並べて圧力をかけてきた。タイミングがずれ、失敗。主将でNO8の粕谷は「ボールが低くて合わなかった。あそこでいけていれば……」。このミスから流れが一変。前半13分に先制PGを許すと、その後はズルズルと時間が過ぎていった。
東大の合格者数は国公立高校で全国一、二を争う進学校だが、昨秋の花園予選は決勝に進むなど地力をつけた。先月24〜30日には英国遠征も実施するなど強化に熱がこもる。
試合後の円陣。小林監督は「お前ら、善戦で満足か!」と声を張り上げた。1959年度の冬の全国大会以来となる大舞台。全国クラスの相手と戦える自信を手にしただけに、歯がゆさも残った。【井沢真】
◆高校選抜ラグビー記録
▽A組
国学院久我山(東京)50−0青森北(青森)、
御所実(奈良)24−7延岡星雲(宮崎)
▽B組
常翔啓光学園(大阪)41−0札幌山の手(北海道)、
長崎南山(長崎)54−0清真学園(茨城)
▽C組
桐蔭学園(神奈川)40−0北見北斗(北海道)、
春日丘(愛知)14−12同志社香里(大阪)
▽D組
東福岡(福岡)21−3新潟工(新潟)、
伏見工(京都)22−0国学院栃木(栃木)
▽E組 尾道(広島)24−7仙台三(宮城)、
報徳学園(兵庫)8−0浦和(埼玉)
▽F組
常翔学園(大阪)15−7正智深谷(埼玉)、
秋田工(秋田)15−0朝明(三重)
▽G組 東海大仰星(大阪)48−5飯田(長野)、
茗渓学園(茨城)24−14鹿児島工(鹿児島)
▽H組 流通経大柏(千葉)5−0仙台育英(宮城)、
大分舞鶴(大分)15−0貞光工(徳島)
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