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「信じられなくて、手が震えてます」


スポーツ報知/報知新聞社

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© スポーツ報知/報知新聞社 観客の歓声に手を振る加藤美優 
 
◆卓球 T2ダイヤモンド 第3日
(20日、マレーシア・ジョホールバル)
 
女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク22位の加藤美優(20)=日本ペイントホールディングス=が、同1位の陳夢(中国)を4―2で破る大金星を挙げた。

 加藤は得意のサーブが効き、2ゲームを連取。第3ゲームは4―3からの8連続失点で落としたが、立て直して第4ゲームも11―6で奪った。ゲームカウント3―1となった時点で24分を経過し、T2ダイヤモンド特別ルールの5点先取制に突入した。第5ゲームを落とし、第6ゲームも1―4となったが、そこから執念の4連続得点。静かにガッツポーズした加藤は「一瞬信じられなくて、手が震えてます」と喜びをかみしめた。

 今大会は男女の上位3選手がいずれも初戦で敗れる中、日本の最後の砦となった。世界ランク22位は日本勢6番手だが、1回戦でも7位の伊藤美誠(スターツ)に4―3で競り勝つなど、確かな実力を証明している。「いつも自分に自信がなかった」という20歳は、これまで中国選手に対して3勝35敗。陳夢とも2戦未勝利だった。「ずっと負けてたから、まだ中国選手に勝った実感が湧かなくて。今まで爆発力があまりないと皆さんから思われていたと思うので、今日みたいに強い選手にも勝っていける実力があるというのを見せていきたい」。世界1位からの大きな1勝を、今後の糧とすることを誓った。
       



© スポーツ報知/報知新聞社 観客の歓声に手を振る加藤美優
◆卓球 T2ダイヤモンド 第3日(20日、マレーシア・ジョホールバル)
 女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク22位の加藤美優(20)=日本ペイントホールディングス=が、同1位の陳夢(中国)を4―2で破る大金星を挙げた。
 加藤は得意のサーブが効き、2ゲームを連取。第3ゲームは4―3からの8連続失点で落としたが、立て直して第4ゲームも11―6で奪った。ゲームカウント3―1となった時点で24分を経過し、T2ダイヤモンド特別ルールの5点先取制に突入した。第5ゲームを落とし、第6ゲームも1―4となったが、そこから執念の4連続得点。静かにガッツポーズした加藤は「一瞬信じられなくて、手が震えてます」と喜びをかみしめた。
 今大会は男女の上位3選手がいずれも初戦で敗れる中、日本の最後の砦となった。世界ランク22位は日本勢6番手だが、1回戦でも7位の伊藤美誠(スターツ)に4―3で競り勝つなど、確かな実力を証明している。「いつも自分に自信がなかった」という20歳は、これまで中国選手に対して3勝35敗。陳夢とも2戦未勝利だった。「ずっと負けてたから、まだ中国選手に勝った実感が湧かなくて。今まで爆発力があまりないと皆さんから思われていたと思うので、今日みたいに強い選手にも勝っていける実力があるというのを見せていきたい」。世界1位からの大きな1勝を、今後の糧とすることを誓った。

韓国不買運動「昼は反日、夜はアサヒビールで乾杯」という呆れた実態

7/19(金) 5:58配信
デイリー新潮
 国際舞台でいくら日本に袖にされようと、かの国の反日キャンペーンはやむ気配がない。日本政府が半導体材料などの輸出規制を発表すると、返礼とばかりに日本製品の不買運動が起こった。ところが、昼は反日、夜はアサヒビールで乾杯というのだから、我々がこうむる実害はというと……。
 半導体大国と言われる韓国において、今回の措置は大打撃というほかない。日本政府が半導体に必要な材料について、韓国への輸出規制に踏み切ったのは御承知の通り。

 経済部記者の解説。

「今回対象となったのは、スマホの画面に使う『フッ化ポリイミド』など3品目。今後、輸出するためには契約ごとに日本政府への申請が必要になり、審査だけで90日程度かかることになります。すると、輸出が遅れ、韓国での半導体製造のラインが滞る可能性がある。韓国経済には致命的です」

 無論、背景には元徴用工問題がある。

「政府は否定していますけども、元徴用工問題で日本企業に損害賠償判決が出たことへの事実上の対抗措置。先日のG20で日韓首脳会談が行われなかったことから分かるように、日本は韓国へ強硬姿勢で臨んでおり、その一環と見られています」

 韓国の主要紙はこの輸出規制をトップで報じている。

〈韓国産業の急所を突いた〉(朝鮮日報)

〈両国間葛藤はさらに高まる〉(中央日報)

 それに呼応するように、韓国で巻き起こっているのが、日本製品の不買運動なのである。
国会前デモ
 韓国ウォッチャーが言う。

「ネット上では“日本製品の不買運動に参加しましょう”として、ユニクロやトヨタ、ソニーなどに加えアサヒ、キリンなどの具体名を挙げています。また、5日には中小の小売店主らがソウルの日本大使館前で日本製品の販売をしないと宣言しました。さらに、日本国籍のアイドルを追い出そうと主張するネットの書き込みまで登場しています」

 感情むき出しのこれらの運動で、日本経済にどれほどの影響があるのか。

 産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘氏は、

「今回のことで韓国の文具メーカー、モナミの株価が3割近く上昇しました。もともとゼブラなど日本の文具メーカーも韓国で人気はあったのですが、今回の不買リストに含まれていたこともあり、モナミ株を買い漁る投資家が現れたのです」

 と、“実害”の一例を示すものの、

「韓国の不買運動は成功したためしがありません」

 と語るのは『悪韓論』の著者で評論家の室谷克実氏。

「2年ほど前にも旧日本軍にコンドームを提供していたとメディアが書きたて、オカモト製品の不買運動が起こりました。ところが、オカモトは韓国でシェア1位の上、韓国製のコンドームより品質が良いために長続きはしませんでした。日本から韓国へ輸出する品目の中でビールのような消費財はごくわずか。不買運動をしても影響はたかが知れています」

 日本から韓国への輸出総額は約6兆円。その中でビールは80億円程度に過ぎない。さらに、と「週刊東洋経済」元編集長の勝又壽良氏もこう指摘する。

「韓国国内で日本製品は人気があります。実際、反日運動と日本製品の人気を揶揄する笑い話として“昼は反日、夜はアサヒ(ビール)”と言われています。味も美味しく、輸入ビールの中でアサヒが一番人気があるからです。日本製品を撤去しても販売店の売り上げが下がるだけですよ」

 先の黒田氏が同調する。

「不買運動は国会前デモのようなもので、パフォーマンスに過ぎません」

 振り回されることなかれ。文在寅大統領が振り上げた拳のおかげで両国の“乾杯”にはまだまだ時間がかかるのだから――。

週刊新潮」2019年7月18日号 掲載

京都銘柄

令和で見直される「京都銘柄」とは何か

イメージ 1(画像=cozyta/Shutterstock.com)
2019年最大のトピックといえば、令和への改元です。令和命名の典拠が「万葉集」だったこともあり、ゴールデンウィーク中はゆかりの地に観光客が多数訪れました。令和でいにしえの日本に想いを馳せる機運が高まることから、株式投資を考えるなら、「京都銘柄」と呼ばれる優良企業に着目するのも一考です。

初めて国書「万葉集」が典拠となった令和

これまでの元号の選定はいずれも中国の古典を典拠(出典)にしていました。それが今回の令和では代表的な国書である「万葉集」を典拠にしたことで日本の古典が俄然注目を集めました。令和の元になった箇所とは、万葉集第5巻序文の中にある歌です。

「時に、初春の令月にして気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮(はい)後の香を薫(かおら)す」

「令月」とは、好ましい月という意味です。「気淑(よ)く風和らぎ」とは、空気が美しくやわらかな風が吹いている様子を表しています。令和が「好ましくやわらかな時代」になってほしいという願いが感じられる命名ではあります。

いにしえの日本に想いを馳せる人が増えるか

「万葉集」の様式美に則った典雅な世界観に魅了された人たちが、発表されたその日から「万葉集」を求めて書店に殺到したといいます。それだけにとどまらず、新元号の発表に重なったゴールデンウィークは、「万葉集」に触発された観光客がゆかりの地に多数押し寄せた様子がニュースでも報道されました。「いにしえの日本」に想いを馳せる良い機会になったようです。

ところで、「万葉集」の舞台の中心は奈良県です。奈良は京都とセットで「古都」と呼ばれる代表的な観光地でもあります。そこで、株式投資で良いテーマを探している方がいれば、令和への改元を機に見直される「京都」に着目してみるのも面白いかもしれません。

「京都銘柄」には好業績企業が多数存在

京都というと観光地のイメージが強く、観光が主要な産業と思われがちですが、実はハイテク産業都市の顔を持っています。「京都銘柄」とは、その京都に本社を置く企業を指し、日本を代表する好業績企業が多数存在します。その企業群をいくつかピックアップしてみましょう。

・常にゲームソフト業界をリードする、世界の「任天堂」<7974>
・セラミックコンデンサーのトップメーカー「村田製作所」<6981>
・名経営者、永守重信率いるハイテク集団「日本電産」<6594>
・カスタムLSI首位の「ローム」<6963>
・京都発祥のハイテク企業「京セラ」<6971>
・分析、計測機器大手「島津製作所」<7701>
・制御機器の雄「オムロン」<6645>
※<>内は証券コード

日本を代表する名だたる超優良企業が並んでいます。これらの企業は好業績であると同時に配当も多く、保有しているだけでも利回りの恩恵があります。つまり、万一株式市場が下落局面になった場合でも、定期預金のつもりで配当金を受け取っていれば、少ないリスクで株式投資を続けていられるわけです。

「京都銘柄」のパッケージ投資商品もある

「京都銘柄」にまとめて投資できるパッケージ商品も発売されています。株式会社FORIOが運用する「テーマ投資 京都」です。この商品では、上記で「京都銘柄」として紹介した企業がすべて含まれています。各銘柄を数株ずつ組み合わせて運用する株式投資信託で、2019年5月22日現在の価格がバランス型で12万1,010円(10銘柄21株で構成)となっています。

各銘柄を単元株(100株)で購入したら、かなりの金額になるため、少額で購入できるパッケージ商品は手軽な投資先です。他のテーマに比べてパフォーマンスはどうなのでしょうか。同じように地域をテーマにしている商品と比べてみると、3年前と比較した上昇率は以下のような数字になります。

【3年前と比較した上昇率】
京都:+43.3%
甲信越:+17.6%
東海:+17.6%
北陸:+11.1%
※株式会社FORIO運用のテーマ投資による2019年5月22日現在の数値。株価によって日々変化しますので、購入にあたっては最新の情報を確認ください

京都が群を抜いた高パフォーマンスであることがわかります。単純に年率換算すると約+14.4%ですので、一般の金融商品にはない株式投資信託ならではの高利回りといってよいでしょう。単に値上がり益を狙うだけでなく、高配当による利回り採算もとれる「京都銘柄」。令和への改元を機に投資するのも、株式投資版の「ディスカバージャパン」といえるのかもしれません。


 

(1)常に正しくあろうと思う意思を捨てる

間違いに抵抗を感じる人は多いです。このような人は、恋人と別れてでも、どんなにストレスや痛みを感じても、正しいことを選ぼうとします。でも本当はそんなことをする価値はありません。誰が正しくて誰が間違っているかを考え始めてしまったら、自分にこう問いましょう。「正しくあるべきだろうか?それとも優しくあるべきだろうか?」

...

(2)周囲をコントロールしようという意思を捨てる
周囲の全てのこと(状況、出来事、人々など)をコントロールしようという意思を捨てましょう。愛する人でも、同僚でも、道を歩いている他人でも、そのままにしておいてあげましょう。全ての人、物をそのままにしておくと、あなた自身がとても気楽になるはずです。

(3)責める意思を捨てる
あなたが問題を抱えていたり、望むものを持っていなかったりするからといって、それを他人のせいにしてはなりません。あなたが感じられることや感じられないことも、他人に要因があるわけではありません。あなたのエネルギーを周囲に放出するのではなく、自分の人生に対して責任を持ち始めましょう。

(4)自分で自分の悪口を言う心を捨てる
一体どれだけの人が自分で自分の悪口を言うことでしょう。あなたの心が言うことを全て信じることはやめましょう。ネガティブなことであればなおさら信じてはなりません。本来のあなたは、あなたの心が描写するよりもずっと素晴らしいのです。

(5)自分の力に限界があると思う気持ちを捨てる
自分に何ができて何ができないのか、そして何が可能で何が不可能なのか、ということに対して自分で限界を設けてはなりません。これからは、自分で設けた限界に左右されない心を持つこと。羽を広げて飛び立ちましょう!

(6)不満を言いたい気持ちを捨てる
あなたは数多くのこと(人々、状況、出来事など)に対して不満を言いたい気持ちを持っているかもしれませんが、その気持ちを捨てましょう。あなたが望まない限り、どんな人も、どんな状況も、あなたをを不幸にすることはできません。また、不満を言いたい気持ちを生むのは決して周囲の状況ではなく、あなた自身なのです。あなたが状況をどう見るかだけでその気持ちは変えられます。ポジティブ思考の効果は絶大なのです。

(7)批判する意思を捨てる
物事、出来事、またはあなたとは違う人々を批判することをやめましょう。私たちはそれぞれ違う一方、それぞれ同じ一面も持っています。私たちは皆、愛し愛されたく、理解されたいのです。また、皆特定のものを欲しがる中で、全ての人に欲しがられるものもあるのです。
(8)他人に良い印象を与える意思を捨てる
他人に良い印象を与えるために自分を偽ることはやめましょう。こうしてもうまくいくことはありません。自分を偽ることをやめ、仮面を取り本当の自分を受け入れることができた瞬間、努力をしないでも周囲の人はあなたに惹かれるようになるでしょう。

(9)変化に抵抗する意思を捨てる
変化はいいことです。変化はあなたをある地点から別の地点へと動かすのです。人生に改善をもたらす上に、あなたの周囲の人々の人生にも変化をもたらすことができます。自分の心に従い、変化を喜んで受け入れるのです。抵抗することはやめましょう。
(10)分類する意思を捨てる
あなたがよく知らない物事を「変なもの」とか「私とは違う人」というように分類することをやめ、少しずつ心を開いていきましょう。心の持っている力が発揮されるのは、オープンな状態にある時だけなのです。

(11)怖れを捨てる
怖れはただの錯覚に過ぎません。存在しないはずのものをあなたが作り出しているだけなのです。内面を直すことができれば、外面は自然とあるべき姿へと変わっていきます。
(12)言い訳する意思を捨てる
言い訳などもう必要ありません。様々な状況において、私たちは言い訳を作ることによって限界を設けてしまいます。成長していく過程で問題に直面することがありますが、そんな時私たちは自分に嘘をつき、言い訳を作ってきたのです。そして実際のところ、ほとんどの言い訳は現実のものでさえないのです。

(13)過去を捨てる
過去を捨てることが難しいのは事実です。過去が現在よりも輝かしくて、未来に不安を感じているのであれば、なおさら過去にすがりたい気持ちは強いことでしょう。しかしながら、あなたが実際に持っているのは今この瞬間のみなのです。あなたの持っているものの今を大切にし、人生を楽しむのです。そして結局のところ、人生とは目的地ではなく旅なのです。未来に明確なビジョンを持ちながらも、今この瞬間を生きるようにしましょう
(14)他人の期待に合う人生を歩む意思を捨てる
多くの人が、他人(親、友人、先生、政府、メディアなど)の期待する姿を追求し、自分の内の声を無視してしまいます。他人を喜ばせることや他人の期待に答えることに一生懸命で、自分が何を望んでいるのかを忘れてしまうのです。人生は一度きりです。その人生を謳歌するためには、他人の意見に惑わされていてはいけません。

やっちまったな、新国立競技場。

   
webスポルティーバ

いよいよ完成が間近に迫ってきた新国立競技場だが、五輪終了後の「後利用」問題を巡っては迷走状態が続いているようだ。2017年には「五輪終了後は球技専用に改修する」と決まっていたのだが、先日、一転して「陸上トラックを残すことになった」と報じられたのだ。

現在、世界ランク1位の松本麻佑(後)・永原和可那ペア

 しかも、その最大の理由は「陸上競技振興のため」とかでなく、「改修費がかかりすぎるから」というのだ。まったく理念のかけらも感じられない論議が続いている。

 1500億円超という巨費を投じて建設される新国立競技場。完成後は維持費だけでも毎年20億円以上がかかると言われている。

 シンプルな構造の旧国立競技場に比べて、構造が複雑な巨大スタジアムは維持費も跳ね上がるのだ。従って、採算が取れる見通しもまったく立っていないのが現状だ(もちろん、あの「ザハ・ハディド案」に比べれば建築費も維持費もかなり縮小されてはいるのだが......)。

 最大の問題は、東京五輪終了後にあの巨大なスタジアムを何のために使っていくのかが、まったく決まっていないことだ。

 スタジアムとして活用できたうえで赤字になってしまったのなら、「日本のスポーツのためのコスト」と考えて納得することもできるが、十分に活用できずに毎年巨額の維持費だけがかかるというのでは、納税者としてとうてい理解できることではない。

 まさに「負の遺産」と言わざるを得ない。

「陸上トラックを残す」というのだから、陸上競技に使うつもりなのだろうか。

 たしかに、サニブラウン・ハキームや桐生祥秀といったスター選手の登場で、陸上競技は活況を呈している。しかし、陸上競技の大会で新国立競技場の大きなスタンドが埋まるとは思えない。それなら、陸上競技連盟が高い使用料を払ってまで新国立競技場で大会を開く理由はない。

 もちろん、世界陸上でも開催すれば大観衆が集まるだろうが、それは数十年に一度のこと。しかも、サブトラックのない(東京体育館横の200mのトラックしかない)新国立競技場で世界陸上を開くことはかなり難しいことだろう。

一方、球技専用に改装したとしても採算が取れる見通しは立たない。

 明治神宮外苑には、数年後には秩父宮に代わる新ラグビー場が建設される予定になっているから、「球技」といっても新国立競技場の使用が想定されるのはサッカーということになる。

 しかし、今後、Jリーグではパナソニックスタジアム吹田のようなサッカー専用の手頃な大きさのスタジアムが主流になっていくはずだから、新国立競技場はJリーグクラブの本拠地としては使いづらい。巨大すぎるし、使用料もかさみ、しかも陸上トラックを撤去したとしても試合が見にくいことに変わりないからだ。

 陸上トラックを撤去してそこに観客席を設ければ、たしかに観客席の最前列はピッチに近くなる。だが、メインスタンドやバックスタンドからピッチまでの距離は陸上競技場の時と同じなのだから、試合が見やすくなるはずがない。

 陸上競技場からサッカー場に転用されて成功した例としては、イングランドのマンチェスターにあるエティハド・スタジアムがある。もともと、2002年のコモンウェルスゲームズ(英連邦大会)のメイン会場として建設された陸上競技場だったのだが、同大会終了後に改装されて2003年以降はプレミアリーグ王者マンチェスター・シティのホームスタジアムとなっている。

 このスタジアムの改修が成功したのは、設計段階から後利用計画(サッカー場への転用)が決まっていたからだ。

 たとえば、サイドスタンドはスタンドをサッカー用にあらかじめピッチに近いところから建設しておき、その後スタンドの下部分とピッチを埋めて、その上に陸上トラックを設けたのだ。英連邦大会終了後はトラックを撤去して埋めた分を掘り下げてサッカー場に改装したから、スタンドからはゴール前の迫力あるシーンを間近に見ることができるようになった。ピッチを掘り下げてサッカー場に改修したおかげで、英連邦大会の時(陸上競技場時代)に収容力3万8000人だったスタンドは5万5000人規模に拡大された。

新国立競技場でも、「後利用」を決めてから設計しておけば、エティハド・スタジアムのようにサッカー場に改修することもできたし、アトランタ五輪(1996年)のメインスタジアムのように野球場(アトランタ・ブレーブスの本拠地)に転用することもできた。あるいは、大会後にダウンサイジングして3万人収容程度の陸上競技専用スタジアムにして、空いたスペースにサブトラックを作ることも可能だったはずだ。

 しかし、すでに完成に近づいてしまったスタジアムを改装することは、容易なことではない。

 コンサート会場として使用すれば、採算は取れるのかもしれないが、巨大なアリーナを埋めることができるアーティストはそれほど多くないだろう。

 どうしても「後利用」のアイデアが見つからなかったら、いっそのこと「取り壊し」も視野に入れるべきだろう。もちろん取り壊すにしても数百億円の費用はかかるが、これから数十年も巨額の維持費を負担し続けるよりはマシだ。
kazz
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