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優勝マジック「20」が点灯…延長11回に石川慎吾が代打サヨナラ2ラン
   
スポーツ報知

 巨人が劇的なサヨナラ勝ちで優勝マジック20を点灯させた。

 巨人は丸佳浩外野手(30)の2打席連続弾などで一時3点をリードしながら、8回に5番手の中川皓太がつかまり逆転され、1点を追う9回2死一、二塁で坂本勇人内野手(30)が、DeNA守護神・山崎のツーシームを左前に運び、同点打とし、延長戦に突入。

 延長11回に先頭の重信慎之介が右前打から二盗を決め、代打・石川慎吾(26)がサヨナラ2ランを決めた。

 高校野球、こんなカードを見てみたい!

   
FRIDAY


夏の甲子園たけなわ、である。かつて甲子園では智弁学園対智弁和歌山の対決など、なかなか「ややこしい」試合もあった。ただ、全国はまだまだ広い。それ以外にもこんな対決が期待できるのだ。今年の夏は叶わなかったが、いつかこんな「ややこしい」試合を見てみたい。

◆「東京学館」の不思議

東京学館という高校がある。校名に「東京」を冠してはいるが、1979年に千葉県印旛郡酒々井(しすい)町に開校した学校だ。この東京学館には姉妹校がある。東京学館浦安(千葉県)、東京学館新潟(新潟県)、東京学館船橋(開校時の名称は東京学館総合技術・千葉県)の3校で、いずれも同一の学校法人が運営している。なんか、あれ? っと思わないだろうか。この4校、東京と名が付いていながら、いずれも東京以外の地域にあるのだ。東京学館は石井弘寿(元ヤクルト)、相川亮二(元横浜など)、島崎毅(元日本ハムなど)、東京学館浦安は石井一久(元ヤクルトなど)とプロ野球選手も輩出しているが、残念ながら4校ともまだ甲子園の土は踏んでいない。しかし、今年の新潟県大会では東京学館新潟が決勝戦までコマを進めた(日本文理に敗退)。東京学館浦安も2011年と2018年に千葉県大会(2018年は西千葉大会)で決勝に進出した実績がある。そう遠くない将来に、東西東京の代表でない東京学館同士が、甲子園で対戦することがあるかもしれないのだ。かなり見てみたい気がする。

◆アナウンサー、大混乱必至

日本文理高校は新潟県にある。今年で夏の甲子園は10回目の出場となる。多くの高校野球ファンに記憶されているのは10年前、第91回大会の決勝戦だろう。中京大中京に8回まで10対4とリードを許しながら9回に猛反撃。一挙5点を挙げ10対9まで迫るもあと一歩で優勝を逃した、あの高校だ。

一方、大分県には日本文理大附属という高校がある。同じく大分県にある日本文理大学の附属高校で、2011年の大分県大会では決勝に進んだこともあるが、まだ甲子園出場ははたしていない。ちなみにこの2校は異なる学校法人の運営で、姉妹校でもなんでもない。そしてこの2校、字面は似ているが、読み方が異なるのだ。新潟の高校は「にほんぶんり」、大分の高校は「にっぽんぶんりだいふぞく」と読む。

この2校が同時に甲子園に出場し、対戦したら・・・。アナウンサーは一体どうなってしまうのだろうか? そこはプロ、全然間違わずに学校名を発語できるのか、はたまた噛み噛みのグダグダになってしまうのか。個人的には1回ぐらいは間違うような気がするが、さて。

◆甲子園で「東都大学野球」?

甲子園のスコアボードや新聞の表記では慣例として「高」の字を付けない。花巻東、星稜、履正社などのように表記される。今年の北北海道の代表校は旭川大学高校なので、旭川大となるわけだ。

西東京に駒澤大学高校という高校がある。第71回の選抜大会で甲子園に出場はしているが、夏の大会ではまだ出場がない(決勝戦には進出したことがあるが、国立、城東といずれも都立高校に敗れている)。表記は駒澤大、あるいは駒大となる。

また、神奈川県には日本大学高校が存在する。日大と表記される高校だ。こちらも甲子園には未出場だが、過去には神奈川県大会で決勝に進出した実績がある。この2校が甲子園に出場し、対戦したら・・・。スコアボードには「駒大」と「日大」と出るはずだ。高校生同士が戦う甲子園の大会なのに、東都大学野球の試合みたいになってしまうのだ。とっても見てみたい。

夏の甲子園出場高、「外人部隊率」を調査、1位は元中日ドラゴンズ名選手の出身校

   
デイリー新潮
 3730校が参加した第101回全国高校野球選手権大会

8月6日に開幕するが、自分の地元からどんな高校が出場するか、誰しも気になるはずである。もっとも、将来プロ野球を目指しているので名門校に行きたい、何としても甲子園に出場したいので、東京や大阪などを避けて参加校の少ない地域の強豪高に進みたい…といった理由から地元を離れて“越境入学”する生徒がいる。いわゆる「外人部隊」である。そのため、過去にはベンチ入りした選手が全員地元の子ではなくなってしまったなんていうケースもあった。当然、オラが街の代表なんて言えないんじゃないの、との声も聞こえてくる。それはさておき、毎回、甲子園大会が開催されると、このテーマは必ずと言っていいほど話題に上る。そこで、昨年に続き、独自に外人部隊率を調査。ベスト5を紹介する。
 週刊朝日増刊(8月15日)『甲子園2019 代表49校完全戦力データ』を参考に、ベンチ入りする20人の選手の出身中学校を調査した。(※編集部注:甲子園大会でメンバーが替わることもある)

●第5位:山形代表 鶴岡東高校:80%(外人部隊16名)

 1968年創立の私立高校。夏の甲子園は3年ぶり、6回出場の山形の鶴岡東は、大阪勢が集まった“外人部隊”だ。大阪出身は7人を占めた。地元山形は4人。あとは長野、埼玉、栃木、兵庫、滋賀、千葉である。山形大会では、5試合で63安打5本塁打50得点。チーム打率は3割8分9厘。5番丸山蓮選手が3戦連続本塁打を放った。チーム最多の8打点を挙げた竹花裕人選手、7打点を挙げた宝田健太選手と、打線に切れ目がない。

●同率第2位:青森代表 八戸学院光星高校:90%(外人部隊18名)

 1956年創立の私立高校(13年に光星学院から校名を変更)。夏の甲子園2年連続、10回出場。ベンチ入りした20人の選手の中で、青森出身はわずか2人だった。内訳は、最多の大阪の5人、奈良が4人、東京3人、あとは京都、静岡、長野、宮城、徳島、沖縄からそれぞれ1名という混成部隊。

 地元紙の記者が解説する。

「97年に夏の甲子園に初出場した八戸学院光星は、外人部隊チームとして地元では有名でした。当時の金沢成奉監督は大阪出身で関西に人脈があったので、大阪のボーイズ・リーグで活躍した中学生を野球留学させたのです。だから野球部だけ、関西弁で喋っていた」
 それ以降も野球留学を続け、夏の甲子園ではベスト8以上が6回、11年の夏の大会から12年の春の選抜と夏、と甲子園では史上初の3大会連続準優勝になった強豪チームだ。
「主将で遊撃手の武岡龍世選手(徳島出身)は、同高校出身で巨人の坂本勇人2世と呼ばれてプロから注目されています。ファーストの近藤遼一選手(奈良出身)は青森大会では6本塁打、20打点と打ちまくっています」(同)

●同率第2位:大分代表 藤蔭高校:80%(外人部隊18名)

 1950年に日田高等経理学校として開校した私立高校(85年より藤蔭に)。2年連続3回出場。ほとんど福岡出身者で固めた“外人部隊”だ。ベンチ入り20人の選手のうち、地元大分は2人で、福岡勢は17人、佐賀1人である。打線は4番で2本塁打で打率5割超の塚本修平選手を軸に、上位から下位まで切れ目がない。長打15本を含む65安打。チーム打率は3割5分1厘。28年ぶりの夏の甲子園出場となった昨年は、開幕試合で星陵(石川)と対戦して敗退。甲子園初勝利はお預けとなった。今年は1勝を目指す。

●同率第2位:鹿児島代表 神村学園高校:80%(外人部隊18名)

 1956年に串木野経理専門学校として開校した私立高校(90年に神村学園に)。2年ぶり5回出場。春の選抜も合わせると計9回出場の甲子園常連校。鹿児島大会では、初戦(2回戦)の薩南工戦こそ11安打を放ちながら残塁10と攻撃に粗さが目立ったが、3回戦の隼人工戦、4回戦の川内戦をいずれもコールドで勝利を収めた。チーム打率は6試合で3割2分2厘。OBに巨人の野上亮磨がいる。

●第1位:島根代表 石見智翠館高校:95%(外人部隊19名)

 1907年創立の私立高校。09年に校名「江の川」から改称。甲子園には4年ぶりとなるが、これまで10回出場している。元中日ドラゴンズの捕手で監督も務めた、谷繁元信氏がOBだ。ベンチ入りした20人の選手のうち、島根出身は1人だけ。その内訳は、大阪出身が13人と大半を占め、あとは兵庫、広島、神奈川出身という構成になっている。セカンドの関山愛瑠斗選手(大阪出身)とセンターの河本響選手(広島出身)の1、2番コンビが光っているという。

 大阪のスポーツ紙記者がこう解説する。

「大阪では、ボーイズ・リーグが盛んで、トップクラスの選手はPL学園か近大付属、上宮に野球留学し、その他の選手は野球の強豪校に行ってもレギュラーになれないので、地方の高校に行って甲子園を目指すのです。だから、野球留学は全国的に広まっているのです」

 そんな中、49校で唯一、本当の“外人”が籍をおく高校がある。沖縄の沖縄尚学だ。ベンチ入り20人のうち、19人は地元出身者だが、1人は台湾出身の崔哲瑋選手だ。ポジションはレフト。台湾からの留学生はもう1人いるが、ベンチ入りしていない。

 崔選手については、地元の琉球新報が7月27日付でこう報じている。

〈甲子園出場を夢見て海を渡った2人が、念願をかなえた。全国高校野球選手権大会に5年ぶり8度目の出場を決めた沖縄尚学高の2年生で、台湾出身の崔哲瑋(さいてつい)さん(17)と張博瀚(ちょうはくかん)さん(17)だ。夏の甲子園は小学生の頃からテレビの向こう側にある憧れの舞台だった。(中略)小学生の頃から同じ野球チームで、台湾新竹市立成徳高級中でも学校代表チームで共に汗を流した2人。甲子園は毎年台湾でも放映され、幼い頃から身近にあった〉

 台湾は秋が学年の替わり目なため、中学卒業後に半年間、県内の日本語学校に通った後、昨春に沖縄尚学に入学した。

〈学生寮では仲間と積極的にコミュニケーションを取り、今は言葉の壁も苦にならない。崔さんは沖縄大会で全試合スタメン出場し中軸を任され、初戦と2回戦は4番を務めた。毎試合安打を放ち、成績は3割8分9厘、5打点。「初級から打ちにいった」と積極性が生きた。張さんも毎試合スタンドで声を枯らした。優勝を決めた瞬間は「とてもうれしかった」と頬を緩める2人。(中略)崔さんは「チームが勝つために自分の力を出し切りたい」と決意〉

 49校のうち、ベンチ入りメンバーの中で、“外人”が10人以上の高校は17校に及んだ。逆に、純粋に地元出身者だけの高校は、北北海道の旭川大、秋田の秋田中央、栃木の作新学院、富山の高岡商、広島の広島商、鳥取の米子東、香川の高松商、愛媛の宇和島東、佐賀の佐賀北、宮崎の富島の10校だった。

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