サントリー快勝 2位以内が確定 紅組 ラグビーのトップリーグは9日、東京・秩父宮ラグビー場などで第11節の6試合が行われ、レッド・カンファレンス(紅組)首位のサントリーがNECに28−13で勝って10勝1敗、勝ち点47とし、あと2節を残して同組2位以内が確定。決勝トーナメントを兼ねた日本選手権への出場を決めた。 紅組はトヨタ自動車が同38、神戸製鋼が同36で続く。ホワイト・カンファレンス(白組)はヤマハ発動機がコカ・コーラを圧倒して同41で2位とし、リコーが同39の3位。同49で首位のパナソニックは10日にサニックスと対戦する。 ○…日本選手権に一番乗りを果たしたサントリーだが、主将のSH流は「質が低いラグビーをしてしまった。修正できずに試合が終わった」と顔をしかめた。20−3でリードした前半もFW西川が危険なタックルでシンビン(一時退場)になり、パスも乱れてNECに攻め込まれた。後半は流、FW畠山、真壁ら主力を投入しながら密集で相手の圧力に対処できず、一時は7点差に迫られた。沢木監督は「同じミスを繰り返している。意図的にボールを運べるようにしたい」と厳しい口調で言った。 ○…神戸製鋼が5試合ぶりの白星を挙げ、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。前半3分を皮切りに、計6トライ。後半16分には左サイドで相手パスをインターセプトしたCTB山中が約60メートルを斜めに独走してトライを奪うなど、出足良い防御から得点につなげた。ゲーム主将の山中は「前に出ることを意識し、ボールを取れた。FWとバックスが連係し、いい攻撃ができた」と手応えを口にした。 |
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3年ぶり「大阪ダービー」はNTTドコモが初勝利 31−21で近鉄を降す
日本ラグビー協会のトップリーグ部門長、太田治は言った。 「今日はフィルヨーンさまさまだよね。パスもそう。キックもよかった」 リーグ運営のトップは、9月24日、万博記念競技場にいた。運営サポートをしたレッドカンファレンスの「大阪ダービー」は、本拠地が南港のNTTドコモが、花園の近鉄に31−21で競り勝つ。 【ラグリパWest!】 初ものづくしが勝利を呼ぶ。NTTコミュニケーションズ SH湯本睦 太田の言葉通り、FBリアン・フィルヨーンは、キッカーとして得点の半分以上にあたる16点(2G、4PG)を記録。今季初のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選ばれる。トライ数は同じ3だっただけに、ゲームキャプテンもつとめた34歳の存在は際立った。 その勝利は単なる1勝ではない。 今年度からリーグに再昇格したNTTドコモにとって、リーグ戦6対戦目にして、近鉄からの初白星になった。 ハイライトは11−14の後半7分だった。 10次のアタックを経て、ボールは右サイドのフィルヨーンに出る。瞬間、攻めの方向を20メートル以上のロングパスで変える。 薄暮ゲームの照明で輝く白いボールは、逆の左サイドにいた赤いジャージーのCTBパエア ミフィポセチの胸に収まる。 パエアは自慢のぶちかましを見せることなく、近鉄ディフェンスの割れ目を突き、インゴール中央に駆け込んだ。コンバージョンも決まり、18−14。 試合の主導権を握る。 トライシーンを振り返り、フィルヨーンが使った英単語は「Trust」だった。 「あの時は、外からミフィポセチのコールがありました。彼が声を上げたということは、前が空いた、ということでしょう。私はメンバーのコールを信頼しています。だからパスを出しました」 金色の短髪がまぶしい34歳は、背番号15をつけながら、司令塔の役割をも果たす。 28−21と追い上げられた後半37分にはPGを決める。トライでは同点にできない安全圏にチームを引き入れた。 犯したペナルティーは近鉄の9に対して、NTTドコモは7。大きな差はない。 ただ、フィルヨーンはその半分近くの4つを点数に変えた。さらに、後半19分には約60メートルのPGにもチャレンジする。 「あの距離はいつも練習しています。普段なら50%の確率で入っていますから」 失敗はしたものの、自陣での反則ができなくなる心理的恐怖を近鉄に与えた。 トップリーグにおける「大阪ダービー」は、NTTドコモが昇格した2011年度に始まり、今回で6回目だった。これまで5回は近鉄が勝っている。 ●2011年度 25−39(最終成績はNTTドコモ12位、近鉄5位) ●2012年度 7−59(13位と7位) ●2013年度 20−21(セカンドステージで対戦。15位と10位) ●2014年度 17−21、27−30(ファースト、セカンドステージで対戦。11位と12位) 2年目ヘッドコーチのダヴィー・セロンは声を上げる。 「Really? I did not know」(本当ですか? 知らなかった) フィルヨーンは笑みを浮かべ、「Great」(素晴らしい)とコメントした。 近鉄は初黒星とはいえ意地を見せた。 後半34分、副将のWTB森田尚希が右コーナーでトライを奪う。SO重光泰昌が角度のないゴールキックを成功させ、21−28とトライで同点になる7点差に詰め寄った。 森田は上下2人にタックルを受け、コーナーフラッグを倒した。それでも、内側になる左ひじでボールをグラウンディングする。テレビ判定の結果、得点は認められた。 「ドコモは常に優劣をつけておかないといけない相手です。負けたくはありません」 所属8年目の執念は技ありの5点を生む。 近鉄監督・坪井章は視線を彼方に向ける。 「言い訳になりますけど、前田と田淵が前半にケガで退場して、こちらのプラン通りのゲームができませんでした」 右PR前田龍佑は16分、FL田淵慎理は27分にグラウンドを去った。スクラムでプレシャーをかけ、フィジカルで上回る作戦は、要の2選手を失い水泡に帰した。 NTTドコモはコカ・コーラ、サニックス戦に続き3連勝。通算成績を3勝2敗とし、勝ち点を12に伸ばした。クボタに代わってレッドカンファレンス5位に浮上。勝ち点で、3位・トヨタ自動車に3、4位・NTTコミュニケーションズに2差に迫った。 2勝3敗となった近鉄の勝ち点は8。前節と変わらぬ7位に沈んだままだ。 地元同士の戦いの観衆は4,975人。万博記念競技場の収容人数は21,000である。 内容の割には寂しい数字だった。 観客動員を増やす一番の手立ては、両チームがリーグ戦の上位にいて、なおかつ熱戦を繰り広げるしかない。 一般のラグビーファンは、お金を払っても見る価値のあるゲームをよく知っている。 |
トップリーグ通算100試合出場も黒星 昨季1、2位の対決となったラグビー・トップリーグのサントリーVSヤマハ発動機は2日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、サントリーが27―24で勝ち、開幕3連勝とした。ヤマハ発動機は今季初黒星で2勝1敗。 ヤマハ発動機のFB五郎丸歩は先発出場。日本復帰後初めての秩父宮でのゲームで、トップリーグ通算100試合出場を達成した。風下の前半は陣地を稼ぐロングタッチキックや安定したハイパントキャッチなどでチームに貢献。シンビン(10分間退場)で味方が1人少ない前半38分にはマイボールスクラムでフランカーの位置に入って押すシーンもあり、観客席は驚きでどよめいた。 試合はサントリーが前半12分にWTB江見のトライで先制したが、スクラムで優位に立ったヤマハ発動機が五郎丸のPGとSH矢冨のトライで10―7と逆転。しかしサントリーは34分、相手ハイタックルの反則からSO小野がPGを決めて追いつくと、前半終了間際にはWTB中鶴のインターセプトからCTB村田が独走トライを挙げて17―10とリードした。 後半10分にはヤマハ発動機がWTBファンデンヒーファーの快走からWTB伊東が右隅へトライを決め、五郎丸が難しい角度からのコンバージョンを成功させて17―17の同点。21分にはサントリーがホールディングの反則を誘い、小野のPGで20―17と再びリードした。だが、ヤマハ発動機も30分にナンバー8堀江がポスト左へ飛び込み、ビデオ判定でトライが認められて24―20と再逆転。残り3分からはサントリーがボールを動かしてつなぎまくり、ヤマハ発動機が必死に止める死闘が繰り広げられ、最後はPKからの速攻で小野が左中間に飛び込む“サヨナラ・トライ”でサントリーが逆転勝ちした。五郎丸は3ゴール1PGを全て成功させ、9得点だった。 |
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大善戦だったトップリーグ第1節の集客数
【ノーサイドの精神】
ラグビーのトップリーグ(TL)は18−20日に第1節を終了。真夏の開催、リーグ参画企業の夏季休暇などの条件のもとで、観客総数は全8試合で、7万9169人。1会場平均は9521人と、過去のTL観客数と比べると大善戦といえる集客だった。 Jリーグ、プロ野球には及ばないものの、昨季のTL開幕節は総数で4万2213人、1試合平均5276人。2倍近い観衆を集めたことになる。 18日にトヨタ自動車−ヤマハ発動機が行われた豊田スタジアムでは、トヨタ本社と豊田市が積極的な動員を行うなど“企業努力”した結果、TL最多観衆を塗り替える2万7871人が集まった。もちろん2季ぶりにヤマハに復帰したFB五郎丸歩の先発出場も追い風となった。5000人以上が集まった試合は、昨季の4から7試合に跳ね上がった。 この結果を現在精査している日本協会の第1節集客分析も注目だが、“大入り”の要因の一つは、2年後に迫るW杯だろう。会場となる豊田スタジアムなどはもちろん、それ以外の競技場でもW杯開幕まで2年という機運が、客足に反映されている。 この集客増には協会、TL参画チーム、そして一人一人の選手の地道なサービスも貢献している。グリーティングタイムというイベントでは、試合後の選手がグラウンドを一周してスタンドのファンと握手、ハイタッチをしたり、記念撮影を実施。貸し出し料金100円でわかりやすい解説が聞ける場内FMラジオ、ベビーカー預り所やキッズルーム(託児サービス)も、いまや定番のサービス化している。 われわれ報道陣に対しても試合後に原稿を書く十分な時間がないまま追い出される会場も一部にはあるが、秩父宮や最多観衆を集めた豊田スタジアムは深夜帯まで仕事を続けることができた。試合後の取材に対応しない選手がほとんどいないことも、チームやラグビー選手自身が報道されることの重要さを認識しているからだ。 この熱意が、最終的には2年後のW杯の成功を鍵を握ることになる。W杯各会場を満席近くに埋めるには、数万人という規模の集客がノルマだ。もちろんW杯とTLを同じ土俵で語るのは暴論だが、1試合平均9521人をはるかに上回る必要がある。 ラグビーファンと関係者をどうやってスタジアムに集めるのか。そして、ファン以外でも「見に行きたい」と思わせるような魅力を、どう発信していくのか。2年間で、知恵と熱意と努力が問われることになる。 |
TL初の女性審判に ARとして登場へラグビー・トップリーグ(TL)が“女人禁制”を破る!? 25日に秩父宮で行われる東芝−NTTコムで、女子A級の高橋真弓レフェリー(30)=横浜TKM所属=がアシスタントレフェリー(AR=線審)を務めることが22日、分かった。女性がピッチに立つのはリーグ創設15シーズン目で初めて。歴史的な一戦になる。 女性で初めてTLのARとして登場する高橋さんが、目を輝かせて思いを語った。 「多くの方々のおかげで担当させていただく。感謝の気持ちを持って臨みたい」 ラグビーでグラウンドに立つのは、医務要員やボール係を除けば選手とレフェリー、ARの計33人のみ。TLで14シーズンに渡って男子が独占してきた舞台に、女性が第一歩を踏む。 高橋さんは7人制、15人制の日本代表でも活躍。2010年に“笛”を吹き始めた。これまで女子レフェリーは現役を引退した選手らが独自にレフェリングを学んでいたが、7人制の五輪種目入りなどで女子ラグビーが活気づく中、日本協会は昨年8月に初めて公認の審判ライセンスを創設。高橋さんら2人がA級に任命され、今回の歴史的な大役を任された。 同協会の岸川剛之レフェリー部門長(53)は「女子W杯を目指してほしい。そのためには、スピードと激しさのあるTLでの経験も必要」と起用を決めた。高橋さんも「女子だからと思われないように、レフェリーを支えたい」とキックオフを待つ。 |






今後もチェックよろしく。笑


