ラグビーW杯代表リーチ、姫野、福岡、松島ら31人日本ラグビー協会は29日、都内で会見を開き、9月20日開幕のW杯日本大会に臨む日本代表の最終登録メンバー31人を発表した。
【写真】メンバー発表のため、登壇するジェイミー・ヘッドコーチ ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチはメンバー発表を前に「世界と戦えるメンタリティー、チームカルチャーをつくった。そして今、我々はワンチーム(一致団結)になった」「トップ8へ、難しいチャレンジになるけど前へ進みたいなどと自信を口にした。 登録メンバーは以下の通り。 【FW=18人】 〈プロップ〉 稲垣啓太(29=パナソニック)、中島イシレリ(30=神戸製鋼)、具智元(25=ホンダ)、バル・アサエリ愛(30=パナソニック)、木津悠輔(23=トヨタ自動車) 〈フッカー〉 堀江翔太(33=パナソニック)、坂手淳史(26=パナソニック)、北出卓也(26=サントリー) 〈ロック〉 トンプソン・ルーク(38=近鉄)、ビンピー・ファンデルバルト(30=NTTドコモ)、ヘル・ウベ(29=ヤマハ発動機)、ジェームス・ムーア(26=サニックス) 〈フランカー〉 リーチ・マイケル(30=東芝)、姫野和樹(25=トヨタ自動車)、ピーター・ラブスカフニ(30=クボタ)、徳永祥尭(27=東芝)、ツイ・ヘンドリック(31=サントリー) 〈NO8〉 アマナキ・レレイ・マフィ(29=NTTコミュニケーションズ) 【BK=13人】 〈SH〉 田中史朗(34=キヤノン)、茂野海人(28=トヨタ自動車)、流大(26=サントリー) 〈SO〉 田村優(30=キヤノン)、松田力也(25=パナソニック) 〈CTB〉 中村亮土(28=サントリー)、ラファエレ・ティモシー(28=神戸製鋼)、ウィリアム・トゥポウ(29=コカ・コーラ) 〈WTB〉 福岡堅樹(26=パナソニック)、レメキ・ロマノラバ(30=ホンダ)、アタアタ・モエアキオラ(23=神戸製鋼) 〈FB〉 松島幸太朗(26=サントリー)、山中亮平(31=神戸製鋼) |
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ラグビー日本代表、新ルール対策の“団ケツスクラム”報道陣へ下半身撮影禁止令 ラグビー日本代表は22日、北海道・網走合宿で、トップリーグ屈指の力を誇るヤマハ発動機FW陣と、W杯1次リーグ突破へのカギとなるFWのセットプレーの特訓を行った。スクラムとラインアウトのガチンコ対決を計35本敢行。新ルールの導入後に改良を重ねてきたスクラムでは、FW第1列が尻と尻をピタリとつけて8人一塊になって押す“団ケツスクラム”の手応えをつかんだ。 午前8時半から、日本代表FW陣が「ウォ〜!」という叫び声をグラウンドに響かせた。約70分休みなしのぶっ通しでスクラム&ラインアウトを特訓。パシフィックネーションズ杯(PNC)で得た改善点の一つとして、自陣22メートルに攻め込まれてからの防御練習を行った。7月から導入された新ルールに対応するために練習を重ねてきたスクラムでは、W杯アシスタントレフェリーの久保修平氏が立ち会い、ラインアウトも奮闘した。 【スクラム】ヤマハ発とバチバチの17本。4本目に第1列が押されてめくり上げられたが、尻上がりに調子を上げ、8割近い成功率で終え、「デキは75点」とプロップの具。担当の長谷川慎コーチも、「以前より全然、いい。押されても修正する早さがあった」と評価した。 新ルールは体格が大きい外国選手に有利に働くと見られる。日本代表は8人が一塊となり、固く強く前方に押すことを理想とする。「新ルールで距離が空いた分、当たった瞬間の衝撃でプロップとフッカーのお尻とお尻の間がパッと開いてしまうと塊でなくなってしまう」と、プロップの木津。側面につくフランカーもこれまでの45度から真っすぐに近い角度に変えてプロップの尻を猛プッシュし、改善した“団ケツ”スクラムをヤマハ発に試した。 新ルール導入後のPNCを経て改良し、故意に崩す反則を取られないように得意にしてきた低いスクラムを改め、“低すぎないスクラム”を練習。有利に運ぶために試行錯誤したスクラムを組む前の足の置く位置は“企業秘密”で、報道陣の動画撮影は禁止、撮影も上半身限定と厳しく取り締まった。 【ラインアウト】自陣のゴール前5メートルと22メートルライン内でヤマハ発と計18本。PNCのフィジー戦で2トライされたラインアウトモールや、ラック攻撃の防御を実践した。ヤマハ発に序盤に3トライされたが、回数を重ねるごとに精度を上げ、ロックのトンプソンは「悪くない」と強調した。23日もヤマハ発FW陣と合同練習を行う。(小河原 俊哉) ◆スクラムの新ルール スクラムを組む準備段階でFW第1列の頭が相手の首や肩に触れてはいけなくなった。これまでは触れた状態から組み合っていたが、互いの第1列の間に空間が生まれたため、瞬発力をつけた激しいぶつかり合いが可能になった。 |
豪代表より迷わず日本CTBトゥポウ「楽しく充実」<外国出身選手の物語(2)ウィリアム・トゥポウ> 日本代表の外国出身選手を特集する第2回は、CTBウィリアム・トゥポウ(29=コカ・コーラ)。身長188センチの長身を生かし、FBでも存在感を発揮している。ニュージーランド生まれ、オーストラリア育ちの男は、ワールドカップ(W杯)日本大会で両親に恩返しする。 【写真】日本代表宮崎合宿の午前練習後に思いを語ったCTBウィリアム・トゥポウ 日本から南へ約7000キロ。オーストラリア・ブリスベーンに住む両親を、トゥポウは片時も忘れたことがない。両腕には父カプネティさん、母ソシアナさんのタトゥー。プロになった18歳で刻むと、すぐに両親から「体を傷つけやがって」と怒られた。それでも4人きょうだいの長男は「両親が僕に投資をしてくれた。『いい選手になれるように』という愛情を感じていた」と常に感謝を口にする。 ニュージーランドのオークランドで生まれ、2歳からはブリスベーン。父はトンガ出身で、2度の移住を経験している。カプネティさんはオークランドの州代表だったが、用具にかかる経費をまかなえず、22歳でプロの夢を諦めた。幼少期、トゥポウは父の友人から「すごいハードタックラーで、いい選手だった」と聞いたことがある。オーストラリアの菓子「ティムタム」を製造する会社の倉庫で、フォークリフトの指導員をする父の思いを背負い、10歳からラグビーを始めた。 楕円(だえん)球を追い、友達ができると自然にのめり込んだ。高校卒業から4年間は13人制のラグビーリーグでプレー。体をぶつけ合う際の技術や、タックルされながらのパスを磨いた。12年からは当時スーパーラグビーの「フォース」で活躍。日野自動車(現日野)からの誘いを受けると「いろいろな世界を見てみたい」と決断し、14年に初めて日本の地を踏んだ。 来日当初は代表への意識はなかった。日野は首脳陣からの縛りが少なく「解放感にやりがいを感じていた」。16年には福岡が本拠地のコカ・コーラへ移り、すしと相撲の印象だった日本がどんどん好きになった。 来日から3年。代表資格を取得し、17年に日本代表から声がかかった。一方でフォースに在籍した13年には、強豪オーストラリア代表に招集された過去があった。その際は合宿2週間前のケガで断念。オーストラリア代表を目指す道もあったが、その可能性を絶ち、迷わず日本代表を選んだ。 「すごく興奮し、光栄だった。もし(両国代表を)選べる立場だったとしても、日本でやっているラグビーが楽しく、充実しているので、日本を選ぶと思う」 19歳でオーストラリア人のジャズミンさんと結婚し、今は2人の息子と日本で暮らす。代表活動中は朝、昼、晩と3度の連絡を欠かさず「自分を常にポジティブにさせるために、彼女が必要」と妻への感謝も尽きない。プロ入りした18歳から4年間の貯金で、ブリスベーンに住む両親には家を贈った。大切な父が「すごいチャンス」と期待を寄せる舞台まで、残すは1カ月。 「W杯に出られたら、ぜひ見にきてほしい。『これだけ日本代表が強くなったんだ』ということを、世界に知らせたいと思う」。家族、そして日本中を喜ばせたい。周囲の情熱が原動力に変わる。【松本航】 ◆ウィリアム・トゥポウ 1990年7月20日、ニュージーランド・オークランド生まれ。2歳でオーストラリアに移住し、10歳でラグビーを始める。ブリスベーンステート高を卒業し、13人制のカウボーイズに4年間在籍。15人制のフォースを経て、14年から日野。16年にコカ・コーラへ移籍し、17年6月のアイルランド戦で日本代表デビュー。家族は夫人と2男。188センチ、101キロ。 |
ラグビー日本代表、米国に快勝し8年ぶりV<ラグビーパシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本代表34−20米国代表>◇10日◇フィジー・ANAスタジアム 【写真】突破を図るフランカー・リーチ 2連勝同士の対決を制して、日本が8年ぶりの優勝を果たした。 前半3分にラインアウトからモールを組んで、押し込んで先制トライ。同9分には米国の倒れ込みの反則から得たペナルティーから、SO田村がPGを決めた。同12分には、自陣10メートルライン付近から右に展開し、大外でボールを受け取ったWTB松島が、内側にサポートに来たWTB福岡にパス。米国選手と1対1となった福岡が、巧みなステップと自慢のスピードで抜き去ってトライを奪った。前半の序盤で17−0と米国を突き放した。 しかしその後は、ノックオンなどのミスを連発。ボールを保持するのに苦しみ、米国の反撃を受けた。前半18分に初トライを許すと、同31分にPGを献上。同39分にSO田村がPGを決めたが、同40分にも自陣で反則を犯しPGを決められた。前半は20−13で折り返した。 流れを作りたい日本は後半4分に、敵陣でのラインアウトから連続攻撃を仕掛けた。何度も密集を作りFWでトライを取り切れなかったが、敵陣5メートルライン中央の密集から左に展開。SH流からパスを受けたSO田村が、内側に走り込んできたFB山中にパスしてトライ。同15分には自陣22メートルラインからWTB福岡、FB山中、SH流、フッカーの堀江、フランカーのリーチと、約70メートルをつなぎきってトライ。後半序盤で34−13と突き放すのに成功した。その後は米国に1トライを奪われたが守りきった。 |
34歳SH田中“おっさん”の「経験」で勝つ アメリカ戦先発「ラグビー・パシフィックネーションズ杯、日本−アメリカ」(10日、スバ) “おっさんずパワー”を見せつける。ラグビーのパシフィックネーションズ杯(PNC)・アメリカ戦(10日、フィジー・スバ)に臨む日本は9日、前日練習を行った。先発する34歳のSH田中史朗(キヤノン)は「日本が勝てることを第一に考えていきたい」と勝たせるプレーを誓った。 【写真】最終調整する田中史朗 W杯代表発表前の最後の日本代表戦。PNCの過去2戦でSHは茂野(トヨタ自動車)、流(サントリー)が先発して結果を残した。田中は「僕には経験がある。スピードとフィットネスでは2人にはかなわない。戦術、スペースを見る力で戦っていきたい」と話す。 7月下旬の盛岡合宿で右太もも裏に肉離れを発症した。「おっさんなんで心に余裕というか。焦って、もう一回一緒のこと(再発)になっても(復帰が)遅くなる」。慌てず騒がず完治。アピールの場に戻ってきた。 ライバル2人の存在を「闘争心というものは彼らのおかげでずっとあります」と言う。激戦区SHで3度目のW杯へ。まずはアメリカ戦で“おっさん”が勝利に導くベテランの味を魅せる。 |







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