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サンウルブズW杯へ弾み過去最速3戦目敵地で初勝利

   
日刊スポーツ

スーパーラグビーサンウルブズ30−15チーフス>◇第3節◇2日◇ニュージーランド・ワイカトスタジアム

【写真】今季初勝利に抱き合って喜ぶサンウルブズの山下とトンプソン・ルーク

スーパーラグビー(SR)日本チームのサンウルブズが、チーフス(ニュージーランド)を30−15で破って今季初勝利(2敗)を挙げた。勝ち点は5。前半2分にフランカーの松橋周平(25=リコー)が先制トライ。その後も着々と得点を積み重ね完勝した。SR参戦4季目で、アウェーでの初白星。9月20日開幕のワールドカップ(W杯)日本大会に向けても、弾みのつく勝利となった。次戦は9日、敵地でブルース(ニュージーランド)と対戦する。

前半から強豪チーフスを慌てさせた。キックオフで相手のダイレクトタッチで得たセンタースクラムからボールをつないで松橋が先制トライ。その後も、SOパーカーが2本のGKと3本のPGを全て決めるなど、得点を積み重ねた。攻め急ぐ相手を、鋭い出足のタックルで何度も防ぎ、トライを許さずに前半を折り返した。

後半に入っても勢いは止まらなかった。同6分に初トライを許したが、同17分にWTBファンデンヒーファーが密集から抜け出してトライ。終始、チーム一丸となった粘りのディフェンスで、追い上げるチーフスを振り切った。SR参戦4季目にして初めて、敵地で勝利の試合終了のホイッスルを聞いた。シーズン3戦目での初勝利も、4季目で最速だった。

9月開幕のW杯に向け、弾みもつけた。リーチ、松島ら日本代表の主力が、国内の候補合宿で調整を続けている。そんな中でも、フッカー坂手やSO松田ら複数の候補選手がサンウルブズで戦い、結果を残した。15失点もSR通算49試合目で、最少失点とディフェンスも奮闘した。3月末ごろには、代表の主力も合流予定。ひと足先に世界トップクラスの舞台で結果を出したチームが、W杯で初の決勝トーナメント進出を目指す日本代表の主力を迎える準備を整えた。
   
ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)
 世界最高峰リーグともいわれるスーパーラグビーに参戦して4年目。ついに、日本チームのサンウルブズがアウェイ初勝利を果たした。しかも相手は、優勝2回を誇るニュージーランドの強豪、チーフスだ。今季第3節の3月2日、ハミルトンのFMGスタジアム・ワイカトで挑み、30−15で制した。

 勇敢な狼軍団は序盤から主導権を握った。
 前半1分すぎ、今季初先発となったLOヘル ウヴェがピック&ゴーから中央突破で敵陣深くに入り、アドバンテージをもらって攻め、CTBマイケル・リトル主将、PRパウリアシ・マヌなどが巧みなハンドリングでつなぎ、右外にいたFL松橋周平がインゴール隅にフィニッシュし先制した。スーパーラグビー屈指の優秀なプレースキッカーであるSOヘイデン・パーカーが厳しい角度からのコンバージョンを決め、6分と26分にはPGで加点した。

 CTBシェーン・ゲイツとSH茂野海人が前半途中で負傷交代というアクシデントがあったが、かつて在籍したチーム相手に燃えるPR山下裕史が果敢なボールセービングやタックル、力強い走りなどで仲間を鼓舞する。

 32分にはWTBゲラード・ファンデンヒーファーの好走からチャンスとなり、テンポよく連続攻撃、そしてLOヘルがパワフルな突進でゴールラインを越え、トライが認められた。ヘルは34分にはブレイクダウンで絡んでショットチャンスを作り、SOパーカーが確実に決め、23−3で折り返した。

 チーフスは前半、ラインアウトが安定せず、ミスを連発し、波に乗れなかった。ワールドカップを控えるオールブラックスの3人(PRネポ・ラウララ、HOネイサン・ハリス、CTBアントン・レイナートブラウン)は休養が義務付けられ、大黒柱のLOブロディー・レタリックもプレー時間を管理されて前半で交代しなければならず、苦しい戦いとなった。

 だが、地元ファンの前で今季3敗目を喫するわけにはいかないチーフスは46分(後半6分)、SOダミアン・マッケンジーが敵陣22メートルライン付近からディフェンス裏にキックし、ボールを確保したCTBアレックス・ナンキヴェルがトライを決めた。

 しかしサンウルブズは57分、NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコが右外をゲインしてねばり、空中に浮いたボールをWTBファンデンヒーファーが確保してゴールへ走り切り、再び流れを引き戻した。

 20点を追うチーフスは64分にゴール前のスクラムからの攻撃でトライを取り切り、点差を詰めたが、サンウルブズはディフェンスでも奮闘し、歴史を作った。

 1勝2敗となりサンウルブズは次週、ノースハーバーのQBEスタジアムでブルーズと対戦し、ニュージーランド遠征2勝目を狙う。

国際ラグビー選手会(IRP)

   
共同通信
 【ロンドン共同】ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビーの国際大会新設を巡り、9月開幕のワールドカップ(W杯)日本大会に出場するサモア、フィジー、トンガの一部選手が所属する選手会(PRPW)が参加拒否を検討している問題で2日、国際ラグビー選手会(IRP)に属する太平洋地区の選手会はツイッターで「選手は楽しみにしている。ボイコットの恐れは現時点ではない」とコメントした。

 海外メディアによると、新設大会はワールドラグビーが来年から12カ国・地域で計画。太平洋地区出身の約600人が加入するPRPWは、同地区のチームが含まれていないことに抗議している。
炎のタックル良かったねぇ

サンウルブズ・山下、スクラム納得/SR

前半、タックルするサンウルブズ・山下(右)=秩父宮ラグビー場(撮影・佐藤雄彦)
前半、タックルするサンウルブズ・山下(右)=秩父宮ラグビー場(撮影・佐藤雄彦)【拡大】

 スーパーラグビー第2節第2日(23日、サンウルブズ30−31ワラタス、秩父宮)ワラタスのスクラムを押し込んだPR山下は「スタートで使ってもらって、最低限の仕事はしたかな」と満足げ。サンウルブズではルーキーだが日本代表51キャップを持つベテランは、試合前日の練習後にFW第1列勢を連れて宿舎近くのコーヒー店で2時間リラックス。グラウンド外でも一体感を培い、強豪とわたり合った。

右プロップで先発した山下がスクラムで強さを発揮した。ワラタスに組み勝ち、相手の反則を何度も誘発。「こちらから先に仕掛けて組めた」。持ち前の低いタックルでも存在感を見せた。
 2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会に出場した後、昨秋に約3年ぶりに日本代表へ復帰。昨季のトップリーグでは神戸製鋼のFWを支えて15季ぶりの優勝に尽力し、充実期を迎えた感がある。
 9月開幕のW杯出場に向けて大いにアピールしたが、大舞台を知る33歳は冷静。「まだ先は長い。まずはサンウルブズで活躍してから」と自らに言い聞かせるようだった。(

サンウルブズ 1点届かず国内開幕戦黒星

   
スポニチアネックス

 ◇スーパーラグビー第2節 サンウルブズ 30―31 ワラタス(2019年2月23日 東京・秩父宮ラグビー場)

 今季の国内開幕戦となった参入4年目のサンウルブズは、ワラタス(オーストラリア)に30―31で惜敗。開幕2連敗となったものの、今季初の勝ち点1を獲得した。

 20―17で折り返した前半は7分にCTB中村(サントリー)がインターセプトで相手陣へと大きくゲインし、フォローしたWTBファンデンヒーファー(クボタ)へとつないでトライ。すぐさま1トライを返されたが、同17分にSOパーカー(神戸製鋼)のPGで勝ち越し。その後、相手FBフォラウの連続トライで逆転されたが、4点差で迎えた37分にロックのロウのトライで逆転に成功した。

 後半も一時逆転を許したものの、29分にスクラムからのサインプレーでファンデンヒーファーがインゴールを陥れ、ゴールも決まって1点差に。終了間際にはSOパーカーのドロップゴールが惜しくも左に外れて逆転ならず。その後はボールをキープされ、ノーサイドとなった。

 ワラタスはサンウルブズと同じオーストラリア・カンファレンスの属し、昨季は同カンファレンス1位の強豪。現オーストラリア代表主将のフランカーのフーパー、SOフォーリー、FBフォラウら多くの現代表選手が所属しており、今季も優勝候補の一角に挙げられている。戦前の予想を覆す善戦で、チームは大きな手応えを得た。

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