川本かんとく陸上日記

川本監督@福島大学は、一体どんな生活をしているのか

06アジア大会

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9:30全体ミーティング。

池田が昨日から発熱。
痛めていたノドから熱が出たようです(ちょっと適切な表現ではありませんが、まあそんなところです)
原因は、歌いすぎ?
じゃなくて、誰かの風邪が移ったのでしょう。

帯同の佐々木ドクターには、本当にお世話になりました。
ミーティング終了後、池田、ドクターと一緒に村内の病院へ。
診察が終わって、咽頭周りが腫れているだけ、ということで一安心。
まあ、風邪の症状です。

診察が終わって、患者がゴールドメダリストとわかると、みんな集まってきて、記念撮影。
やっぱり、金メダルのご威光はすごい!
獲得して初めてわかります。

診察室で、淹れたての「アラビアコーヒー」をごちそうになりました。
濃くて、コクがあり、独特の香りでした。
癖になりそうな、味。

一旦、宿舎に戻り、JOCのメディカルルームで、点滴。
90分ほどかかりました。
点滴が終わって、池田も元気を取り戻したようです。

午後は、読書をして時間をつぶしました。
毎晩、本を開いていたのですが、数ページで、睡眠。
ほとんど進みませんでした。

夕食を済ませて、パッキング。
19時に1階に集合し、バスで空港へ。
空港は、アジア大会専用の建物。
というわけで、ショップがありません。
免税店もなし。
ということで、今回は1リアルも使わないで終わりました。
というより、両替もしていません。
記念に米倉さん@ニシスポーツから1リアル札をいただきました。

フライトは、23時15分。
20時前には、空港に着いていましたから、本当に時間をもてあましました。

今回は、金・銀・銅メダルを獲得することができ、実りあるアジア大会でした。
また、女子短距離も全員入賞を果たすことができ、大満足です。

リレー:12月12日(水)

午前中は、各自で1次アップ。
午後からメイン競技場へ。

まずは、400R。
1走の石田さんは、気合十分。
いい感じで動けていました。
2走の高橋さんは、スピード感十分です。
3走の中村さんは、スタートのタイミングが少し取れていませんでした。
二人に対処方を確認して、送り出しました。
4走信岡さんは、いい加速をしていました。

レースは、44秒87かかってしまい銀メダル。
残念なレースでした。
ただ、タイムよりは、アジアでの競走なので、アジアで2位ということ評価しましょう。
何せ久しぶりのメダルですから・・・・・

マイルRは、木田、久保倉、竹内、丹野でメダル狙い。
でしたが、3分35秒08もかかってしまい4位。
木田、竹内が予定タイムで走れませんでした。
原因はこれから考えます。
それにしても、学生と大して変わらないタイムですから、OLたちには、大いに反省してもらいましょう。
リレーを走らなかった吉田も、後輩達のふがいない走りを見て、残念だったと思います。
吉田は、年齢を考えると、たぶんこれが最後のアジア大会になると思います。
(あと4年間元気で現役を続けられることを期待はしますが・・・・・)
そういう意味では、ほんとうに心残りなドーハ大会だったでしょう。
やはり、ここはメダルを獲得してドーハ大会を終わりたかったところです。
川本としても非常に残念です。

マイルチームは、もう少し、全体的にレベルアップする必要があります。
仲間内のレースだけなので緊張感が薄らいでいるのかもしれません。
ここ数年、タイムがあがらないのも、そのあたりに原因があるような気がします。
国内だけに目を向けないで、アジアのライバル達と戦う気持ちを常に持っていないと、向上していくのは難しいと思います。

この冬は、違う視点でトレーニングをやってみようと考えています。
本格的な始動は1月からです。
世界選手権では、日本記録くらいは楽に破って、3分30秒をきりたいですね。

午前中は、時間がありました。
ゆっくり起きて、身の回りの整理など。
その後、日記のアップ。

メイン競技場に13時すぎに到着。
筒井先生にデイパスを渡しに観客ゲートまで。

今日は200の決勝。
信岡さんは、23秒98と実力を発揮できずに6着。
中村さんは、スタートは出遅れたものの、後半しっかり立て直して23秒89の5位。
高校生ということを考えると実に立派です。

海外に行って実力を発揮するというのは、難しいことです。
今回のチーム福島大みたいに大勢で来ていると、いつもの生活が出来ますが、高校生が一人でチームに入って、生活を共にしてやっていくのは、大変だと思います。
そのために合宿などもやるのですが、中村さんは、ジュニアなので、一緒に合宿をしたのは、11月の沖縄だけ。
それも入試のために後半だけの参加でした。
大変だったと思います。
高橋さんも同じで、高校生にとって、お母さんのいない生活って不便で、大変だったでしょう。
大学生からは、自活していくので比較的、大丈夫です。
北風さんも自宅生なので、大学生とはいえ、大変だったかな?
自宅は、吉田もですが、当然これは問題なし。
充分自立しています。たぶん・・・・・

みんなで楽しく普段通りの生活が出来ると、海外でも力が発揮できるものです。
そのためには、まずたくましさが必要。
で、福島大はアジアだろうが、どこだろうが出かけて、たくましさを養成します。
池田などもどこでも、どうやっても暮らしていけます。

夕食の時は、カツカレーが食べたいとか、カツ丼が食べたいと川本と言い合っていましたが・・・・・
でも、選手村の食堂で楽しく食べています。
食の帝王吉田は、どの列の何がおいしいとか、今日のおすすめはこれ!というように食堂をエンジョイしています。
やはりたくましさが海外では一番の武器です。

夜の女子短距離ミーティングで、これまでの総括と、明日のリレーのオーダーを発表しました。
最後の締めくくりです。
400Rはカザフスタンが不出場なので、金メダルのチャンスです。
1600Rは、手堅く銅メダルねらい。
頑張ります。

今日も5時起きです。
9:20、200予選
日本から筒井先生@浜松西高が来てくれています。
今日は申請が遅れたので、筒井先生のデイパスがありません。
しかたないので、チケットで入場してもらうことに。
アップは7時30分頃に開始ですが、筒井先生はいっこうに顔を現しません。
携帯も故障?して、使えません。
このエリアのドコモはダメみたいです。
高橋さんも、川本のもダメです。
症状としては、圏外になり、あっという間にバッテリーを消費して、使えなくなるというものです。
筒井先生も連絡が取れないまま、時間が過ぎていきます。
越川先生が「こんな状況でひとりでいたら、俺なら耐えられないので、探しに行ってくるよ」と筒井先生捜索に行ってくれました。
この人に対する優しさが、たくさんの名選手を育てる理由の一つですね。

実は、チケット対応のゲートが開くのが、8時。
筒井先生は、1時間前から入り口で、「入れてくれ!!」とお願いしたそうですが、ダメ。
こちらは、ダメなものは、ダメというのは、経験済み。
ただ筒井先生は、初体験なので、更に粘ると、こっちに来い!と連行されそうになり、あげくにボディーチェックまで!
危なく、変なおじさん扱いされるところでした。

入り口で困っている筒井先生を、チームミズノが発見。
ミズノパスで入場することが出来ました。
その後、越川先生がピックアップ。
めでたく、サブグランドに到着。
中村さんの最終チェックをお願いしました。

予選は、2組3着+2。信岡さんは楽に走って2着通過。
中村さんは23秒86のタイムで2着通過。
この記録は、本人のセカンド記録です。
こういう大会で、実力を発揮できるとは・・・・素晴らしい高校生です。
本人は、久々の200のレースだったので、前半を少し押さえ気味に入ったといっていました。
なんて、冷静な!

今日は、お昼に選手村に戻れました。
時々日記をアップして、昼食。
そのまま、吉田、池田と競技場へ。
選手村の滞在時間は2時間ほどでしたが、少し心が安まりました。
競技場にずっといると、気がはっているので疲れます。

まずは400決勝。
昨日のスタートリストでは、女子400、男子400の順だったのですが、コールルームの表示は男子から先になっていました。
ここで、確認すれば良かったのですが、変更を素直に受け入れて、アップ開始。
アジアでは、直前の変更はよくあることですから・・・・・

アップの途中で、電光掲示板に当初の予定通り、女子、男子の順でコールの知らせが・・・・・
確認すると、コールルームの表示が間違っていることが判明。
担当は「ミステイク」というだけ。
アップの途中で、招集時間が20分早くなるという事態に・・・・・・
とにかくやれるだけのアップをきちんとやらせて、送り出しました。
木田、丹野とも冷静に対処して、十分な状態でスタートラインに立ったと思います。

丹野は、スタートがやや出遅れ、最初の50mでスピードに乗れませんでした。
これは、丹野の失敗レースのパターンです。
そのまま、バックでスピードを上げます。
200の通過は、24秒台ですが、バックでスピードを上げると、後半ののびが出ません。
今日もそれにはまってしまいました。
後半がダメでした。
最後は、インドの選手に競り勝って3位。
53秒04は、まったくの想定外。
丹野には珍しい失敗レースでした。
でも、最低ラインのメダルは獲得。これは、さすが。
川本が女子短距離を担当してアジア大会では、初めてのメダルです。
アジア選手権では、吉田が獲得していますが、アジア大会となると力の差を感じていました。
やっと、アジアの背中が見えたかな?

木田は、54秒かかり7位。
やや周りの速さについていけなかった感があります。
目標は52秒台突入だっただけに残念。

ダッシュで、サブに戻り、400Hの最終チェック。
吉田、久保倉共にいい状態です。

レースは、久保倉がいい感じで中国のシャオシャオ(我々はこう呼んでいます)と対等に走っています。
5台目以降内側から抜かれましたが、いい感じで4レーンのマレーシアと勝負。
ラストうまく抜け出して、56秒49の好タイムで、2着、銀メダル。

吉田は、うまく走れずに58秒90と7着に沈んでしまいました。
前半の力みが後半のスタミナを奪ってしまいました。
うまくスピードに乗れなかったのが原因。

吉田、久保倉それぞれに今回は、不安を抱えてのアジア大会でした。どの段階でアクシデントにあうかが、明暗を分けた原因です。
吉田は練習の最終段階、久保倉は調整の最終段階でした。
川本としても、勉強になりました。
コンディショニングのどのポイントで、刺激が必要なのかということが、今回の2人の例で分かったような気がします。
失敗を繰り返しながら、新しいことが分かっていくんですね。

丹野の銅に続いて久保倉の銀メダル。
感激しました。
思い起こせば4年前の釜山大会。
100mは2人とも予選落ち、200は新井ちゃんが6位、400は木田が6位、400Hで吉田が4位。
リレーはそれぞれ4位でしたが、全然戦えない4位でした。
なんとか通用したのは吉田だけ。こてんぱんに負けた感じがしました。

今回は、全員が決勝進出を果たしました。
これだけでも大きな進歩です。
また、メダルにも手が届きました。
丹野の首にメダルが掛かったときは、うれしさがこみ上げてきました。
続けて、久保倉の首には銀メダル。いい感じ。
明日の200決勝も期待しましょう。

400Hのスタート前に池田がピットにでてきました。
レース終了後、ダッシュでバックスタンドへ。
何とか助走あわせに間に合いました。

1本目は6m38でいただけないジャンプ。
スピードが上がりませんでした。
跳び急ぎの感がありました。
ただ、ライバルの状況をみると今日は、どの選手も50止まりの雰囲気でしたから、ゆっくり組み立てていくことにしました。
このくらいの余裕で、世界選手権が迎えられればいいのですが・・・・・

2跳目は、助走の最終局面のスピード感を指示。
6m68で勝負あり。
3跳目は、最近のテーマを指示したのですが、うまくいかずに6m58、記録を伸ばせませんでした。

4跳目は、抜群の出来。
今シーズン一番の跳躍でした。
が、わずかにファール。
90を超える実感がわきました。
この跳躍で、7mの可能性が見えてきました。

4跳目の感じを残して跳べた5跳目は6m81。
セカンドタイです。
最終跳躍は、少し力みが出てしまい、ダメ。
ここが反省点です。

池田は、実に落ち着いて競技ができました。
跳躍後には、スタンドに手を振る余裕もありました。
今回の目標は、90以上で金メダル。

その点では、最低ラインの合格でした。
惜しかったのは、4跳目。
また、1.最初の3本でベスト8に入るだけの記録を残す。
2.ベスト8後は、記録を伸ばして勝負する。
世界選手権に向けて2つの課題はクリアできました。

ただ、1跳目の入りが悪かったので、助走の立て直しに2跳目を使ってしまい、試合の展開が遅れました。
これは反省点です。
ファールしてもかまわないので、1跳目にいい跳躍をすることが、次への課題です。
浜松RC、アジア大会と、このことができていません。

表彰式では、念願の金メダルが池田に!
銅で感激して、銀で感激して、金で感激!
いい一日でした。

選手村に戻り、池田と夕食。
来期の夢を語り合いました。
「東洋の真珠」池田は、パールのピアスが輝いていました。
「ミキモト」でちゃんと購入した本物です。

朝は5時起き。
国体みたいですね。
そう、400の予選は9時スタートです。
6時前にバスに乗って・・・・のはずが、バスがいません。
時間通りにバスが到着せず、運転手もどこかに・・・・
係の人に言っても、この国はラチがあきません。
このことは、エントリー問題、そして、やりの検定問題で経験済み。

やりの検定は、昨日から尾県先生が、頭を悩ませた問題です。
やりの検定にいくと、そこに秤をはじめ必要なものは揃っているにもかかわらず、「自分は責任がないのでできない。ボスが来るまで待ってくれ」の一点張りで、朝から何度行っても、ボスはいなくて、このことの繰り返し。
最後は、等々力さんに頼んで、選手村に川本と一緒に帰りました。
が、結局、8時間待っても、検定は受けられず。

ここは、窓口の人は、一切権限がなく、全て、責任者が決定する仕組みです。
それだけ、身分(ちょっと古い言い方です)?がはっきりしているんですかね。

で、バス乗り場の担当も、何時にこのバスが出るかが、わかりません。
知っているのは、どこ行きか?ぐらい。
それは、案内板にも、バスにも書いてあるので、人はいりません。
やっと、マネージャー登場。
交渉して、すぐにバスを出してくれることに。
ただし、ドライバーがトイレから帰ったら・・・・のおちつき。

400予選1組は木田。風は、バックも向かい、ホームも向かいの最悪の風状況。54秒59の4着、プラスで通過。
丹野は2組。軽く走って53秒94で1着通過。

ダウンが終わってひと息ついているところに400Hチームと池田が練習に。
竹内は400のトライアル。
サブは、スタンドも何もないところなので、風がもろに当たります。
バックで4m以上の向かい風。
かわいそうな状況ですが、仕方なし。
55秒かかってしまいました。

吉田は、スタートからの入りをやりたかったのですが、2台目を抜けたところで強風。
そのため、あまりいい練習になりませんでした。
久保倉は、様子見の練習。
池田は、いつものように助走の流れのチェック。

練習が終わって、100チームを待っている間に米倉コーチが、ホットドックを買ってきてくれました。
久々に西洋風のものを食べました。

北風さん、高橋さんもいい動きです。
そこそこ期待できそうです。
レースは、北風さんのスタートダッシュ、高橋さんの後半の追い込みと、それぞれ特徴は出せたのですが、タイム、順位とも満足できるものではありませんでした。

シニア代表で走るのは、初めてなので仕方ないかとも思います。
アジアで勝負できる力を早くつけて欲しいものです。
彼女たちの成長を期待しましょう。

最後の10000を応援して、選手村に。
やっと、らしい食事を口にしましたが、今日も5分で終了。

宿舎に戻り、みんなと明日の打ち合わせをして、風呂、日記、そして読書をしながら就寝。
23:30です。

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