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運転手 裁判

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熊谷の9人死傷事故:飲酒も「運転に支障なし」 被告、過失致死傷を主張 /埼玉
10月3日13時3分配信 毎日新聞


 ◇地裁初公判
 熊谷市で今年2月、酒に酔って乗用車を運転し9人が死傷する事故を起こしたとして危険運転致死傷の罪に問われた同市赤城町1、元トラック運転手、玉川清被告(32)の初公判が2日、さいたま地裁(若園敦雄裁判長)であった。玉川被告は「正常な運転ができないほどは酔っていなかった」と起訴事実の一部を否認した。
 冒頭陳述によると、玉川被告は08年2月17日午後1時半ごろから約5時間、市内の飲食店でビール1杯と焼酎のウーロン茶割り8杯を飲酒。同日午後7時25分ごろ、同市佐谷田の県道で、同乗者に車の性能を見せようと急加速して時速100〜130キロでカーブに進入したが曲がりきれず、行田市埼玉(さきたま)、大学3年、小沢恵司さん(当時21歳)の軽乗用車と正面衝突。小沢さんの車に乗っていた父義政さん(当時56歳)と母雅江さん(当時56歳)を死亡させ、小沢さんら6人に重軽傷を負わせた。玉川被告も一時、重体となった。
 検察側は、「血中のアルコール濃度は、血液1ミリリットルあたり2・2ミリグラムと高い。被告も足元がおぼつかず、運転中は目がかすみ前の車のテールランプが見えにくかったことを自覚している」と指摘。一方、弁護側は「焼酎は4、5杯しか飲んでおらず、正常な運転に支障を来すほど飲酒ではなかった」として自動車運転過失致死傷罪が相当と主張した。【飼手勇介】
 ◇改めて悔しさこみ上げてきた−−亡くなった夫妻の長男ら
 事故で亡くなった小沢さん夫妻の長男克則さん(31)と妻樹里さん(27)が公判後、県庁で会見し、胸の内を語った。
 克則さんは「玉川被告に両親を奪われ、弟と妹も重傷を負わされた。玉川被告を初めて見て、改めて悔しさがこみ上げた。危険運転致死傷罪は立証が難しい罪だが、これだけ悪質な事故で成立しなければ何のための法律か分からない。有罪になると信じている」と語気を強めた。
 今年6月には、玉川被告に酒を提供した飲食店の男性(45)に、道交法違反(酒類提供)の罪で懲役2年執行猶予5年の判決が言い渡され、確定している。

10月3日朝刊


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