|
2008年10月9日(木)
「普段より酔っていた」 同乗の同僚が証言 熊谷飲酒運転9人死傷事故
熊谷市で二月、飲酒運転で九人が死傷した事故で、危険運転致死傷罪に問われた元トラック運転手玉川清被告(32)の第二回公判が八日、さいたま地裁(若園敦雄裁判長)であり、飲酒運転の車に同乗し道交法違反(飲酒運転同乗)で書類送検された同僚で元トラック運転手二人の証人尋問が行われた。二人は被害者や遺族らから危険運転致死傷罪の共同正犯で告訴されている。
後部座席にいた元運転手(43)は、最初の飲食店での玉川被告の様子について、「グラスビールを一杯、ウーロンハイを六、七杯くらい飲んでいた。普段より量は若干多く、いつもはおとなしいのに声を荒げて同僚の先輩とけんかになったので、普段より酔っていた」と証言した。
二件目の飲食店では、「開店前にオーナーから『うちは酔っている客は入れない』と言われたが、開店を待つことになった」と述べ、「外は寒いので玉川君が『自分の車に乗ってください』と提案した。車内で数分雑談した後、玉川君が『ひと回りしましょうか』と言ったので、わたしたちは賛同した」と証言した。
その後同僚の元運転手は、酔いも手伝い半分寝ていた状態になり、次に記憶があるのは車が急加速した時。「シートに引っ張られる感じだった。百二十―三十キロは出ていたと思う。数秒後、体に大きい衝撃を感じた」と事故時の様子を述べた。同乗者が玉川被告をあおったのではとの質問には、「言っていない」と答えた。
玉川被告の運転を止めなかったことには「わたしも酔っていた。正常な判断ができなかった」と述べた。
もう一人、助手席に同乗した元運転手(45)は、「酔っていたので、覚えていない」と繰り返した。ただ、車が急加速した際、「『よせ、よせ』と言ったら、玉川君は『せや(世話)ないですよ』と薄ら笑いで言った」と証言。以前から飲酒運転を繰り返したことには「認識が甘かった」と述べた。
|