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【埼玉】
『被告、最高刑に』 熊谷9人死傷事故 被害者ら意見陳述
2008年10月31日
二月に熊谷市で起きた九人死傷の飲酒運転事故で危険運転致死傷罪に問われている玉川清被告(32)の第六回公判が三十日、さいたま地裁(若園敦雄裁判長)で開かれ、両親を失った小沢克則さん(32)ら四人が意見陳述などした。四人は「玉川被告を(同罪で)最高の懲役二十年に」と求めた。
陳述したのは、克則さんと事故で重傷を負った弟恵司さん(22)、妹恵生さん(22)。
事故で顔の骨がばらばらに折れた恵生さんは、主治医から元に戻らないかもしれないと告げられたと明かし「心にも体にも一生残る傷を付けた玉川被告を一生許さない」と涙ぐんだ。玉川被告側を向いて立ち上がり「なぜ飲酒運転したのか。大好きな家族を返して」と訴えた。
腰の骨を折った恵司さんは車いすで入廷。玉川被告に、前回公判の被告人質問で「もう少し、罪を認めてほしかった」と失望と怒りを語った。克則さんは「遺族の気持ちをしっかり聞き、本来の人の心を取り戻し、心から反省してほしい」と望んだ。
妻樹里さん(27)は証人尋問で、仲の良かった一家の様子と、一変した生活を語った。
弁護側からも質問され「私(弁護人)も父を飲酒運転事故で亡くした。その私が弁護することをどう思うか」と尋ねられた。しばらく沈黙し「(私たちの)苦しい、つらい(気持ちを)感じましたか。逆に問いたい。同じ遺族とは思えない」と怒気を込めて答えた。
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