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あなたも裁判員:遺族らが法廷で量刑に対し発言 /埼玉
11月7日13時1分配信 毎日新聞
熊谷9人死傷事故裁判では、12月に始まる被害者参加制度を見据え、被害者や遺族に量刑に対する意見を述べる機会が与えられた。
両親を亡くした長男小沢克則さん(32)は10月30日の公判で、「(玉川被告が)奪ったすべての人の幸せな時間を総合すれば、(最高刑の)懲役20年では短い」と述べ厳罰を望んだ。
同乗していた長女恵生(えみ)さん(22)も、事故で顔の骨がガラスが割れたように砕け、再手術が必要なことを明かし、「もう元の顔には戻らない。あなたが生きている限り恨み続けます」と涙ながらに胸の内を語り、「一日でも長く刑に服してもらうことが(犠牲になった)両親への親孝行」と懲役20年を求めた。
検察側は論告で「遺族のしゅん烈な処罰感情に応えるのも司法の重要な使命」と配慮を裁判所に求めた。一方、弁護側は最終弁論で「司法が憎悪や怒りに基づく私刑の場と化してはならない」と慎重な判断を訴えた。
裁判員制度が始まれば、裁判員は、被害者の思いを量刑にどう反映すべきか、難しい判断を迫られることになる。【飼手勇介】
11月7日朝刊
最終更新:11月7日13時1分
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