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熊谷の死傷事故:事故から1年 「悲しみを忘れることはない」飲酒運転撲滅を /埼玉
◇熊谷駅できょう、県警など呼びかけ
酒酔い運転が原因で9人が死傷した熊谷市の事故から17日で1年。遺族の悲しみは今も深く、心の傷は消えないままだ。痛ましい事故を風化させまいと、県や県警などは17日、事故発生時間帯の午後7時から、JR熊谷駅コンコースで飲酒運転撲滅を呼びかける。事故の遺族も参加する予定だ。
事故は午後7時25分ごろ発生。飲酒運転の男(33)の乗用車が対向車2台と衝突し、行田市の共に56歳の夫婦が死亡、男を含む7人が重軽傷を負った。男は昨年11月、1審のさいたま地裁で懲役16年の判決を受けた。また、男に酒を提供した飲食店経営の男性(45)も道交法違反(酒類提供)の罪に問われ、全国で初めて有罪判決を受けている。
遺族は今月11日、一周忌の法要を済ませた。両親を亡くした小沢克則さん(32)と妻樹里さん(28)は「みんなが涙を流していた。1年たっても悲しみを忘れることはない」と話す。事故後、飲酒運転の撲滅を訴えてきたものの「今でも酒を飲んで平気で運転する人がいることに、やりきれなさを感じる」という。
今回の啓発活動は県交通安全課や市、県警などが企画し、小沢さんにも参加を依頼した。黙とうをささげた後、飲酒運転撲滅を訴えるチラシやキーホルダーなどを配る。小沢さんも「悲しい事件はもう二度と起こさないで」と呼びかけるという。【町田結子】
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