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熊谷の死傷事故:17日から同乗者裁判 遺族「2人が止めていれば…」 /埼玉
毎日新聞 1月14日(金)12時12分配信
◇思い語る
熊谷市で08年2月、飲酒運転で9人が死傷した事故。危険運転致死傷ほう助の罪に問われた同乗の男2人に対する裁判員裁判が17日にさいたま地裁で始まるのを前に、事故の遺族が13日、裁判への思いを語った。
事故では行田市の自営業、小沢義政さん(当時56歳)と妻の雅江さん(同)が亡くなった。長男の小沢克則さん(34)と妻の樹里さん(30)は同日、東松山市内の自宅前で弁護士とともに会見し、「同乗者の罪が認められることで、飲酒運転の無い社会になってほしい」と訴えた。
小沢さん夫妻は昨年末、毎日新聞の取材に応じていた。
両親の遺影を前に、小沢さんは「(被告の)2人が飲酒運転を止めていれば、こんなことにはならなかったのに」と話し「同じような事故がくり返されないためにも、同乗者の責任を示してくれれば」と裁判への思いを語った。
樹里さんは「事故の前までは、正月に親族で集まる習慣でした」と振り返る。「母は煮物を作り、父も本当に楽しそうでした。なぜ2人がいないのか」とうつむいた。【平川昌範】
1月14日朝刊
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