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●熊谷の飲酒死傷事故:初公判で検察「先輩として制止義務」 同乗2被告は否認
/埼玉
2011年1月18日 毎日新聞
熊谷市で08年、男が飲酒運転で8人を死傷させた事故で、この車に同乗して飲酒
運転を黙認したなどとして危険運転致死傷ほう助の罪に問われた大島巧(48)と関
口淳一(45)の両被告=いずれも同市の無職=に対する裁判員裁判の初公判が17
日、さいたま地裁(田村真裁判長)であった。検察側は、両被告が玉川清受刑者(3
5)=危険運転致死傷罪で懲役16年が確定=の仕事上の先輩だったことを指摘し、
「止める義務があった」と主張した。両被告は起訴内容を否認している。
検察側は冒頭陳述で、「運転席の玉川受刑者が『一回りしてきましょうか』と提
案、両被告が『うん』『そうしようか』と了解した」と指摘。両被告が玉川受刑者の
仕事上の先輩だったとし、「止めれば従うと分かっていた」とほう助罪の成立を主張
した。
一方、弁護人は両被告について「酒に酔い、車で出発したのも覚えてない」「後部
座席でうつらうつら眠っていた」と説明。「玉川受刑者が飲酒のため運転が困難だと
は認識していなかった」と無罪を主張した。
検察側の証人として玉川受刑者が出廷し、「(関口被告に)『流しに行くべ』と言
われて発車した。(制止は)無かった」と述べた。
起訴状によると、両被告は08年2月17日夜、飲酒した玉川受刑者が正常な運転
ができないと知りながら、同乗して走行を了解・黙認したなどとしている。さいたま
地検は09年8月、同乗者には極めて異例の危険運転致死傷ほう助罪で在宅起訴し
た。【平川昌範】
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同乗者 裁判員裁判
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