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とちぎ子ども新聞:鹿沼・クレーン事故まもなく1年 危険運転再発防止へ取り組み 保護者ら署名活動 /栃木

 鹿沼市立北押原小(かぬましりつきたおしはらしょう)の児童6人がクレーン車(しゃ)にはねられなくなった事故(じこ)からまもなく1年がたちます。21日には、再発防止(さいはつぼうし)のための話し合いがありました。25日には、犠牲(ぎせい)になった子どもの親たちが、法律(ほうりつ)や車の運転免許(うんてんめんきょ)の制度(せいど)をきびしくして危険(きけん)な運転を防ぐための署名活動(しょめいかつどう)をしました。みんな、二度と同じような事故を起こさないよう、悲しみをこらえて努力(どりょく)しています。【松本晃】
 事故は、昨年4月18日の朝に起こりました。クレーン車の運転手は「てんかん」という病気(びょうき)でした。病気の発作(ほっさ)で意識(いしき)がなくなり、車をコントロールできなくなり、集団登校(しゅうだんとうこう)の列(れつ)に突(つ)っ込(こ)んだのです。薬(くすり)をきちんと飲(の)んでいれば発作は起きないはずだったのに、事故の前の日、薬を飲んでいなかったことが分かりました。
 事故現場(げんば)の周辺(しゅうへん)では昨年8月から、学校の先生や地域(ちいき)の人たち、市役所(しやくしょ)や警察署(けいさつしょ)から約30人が集まり、再発防止のための話し合いを続け、さまざまな対策(たいさく)を取りました。
 まず、道の内側に2本の点線を引きました。ドライバーは「道路が狭(せま)い」と感じ、スピードを出さないようになりました。さらに、人が歩く専用(せんよう)の道路に車が入らないよう、高さ80センチの柵(さく)(ガードパイプ)をつけました。このほか、通学路の中でも危険(きけん)だと思われるところに印(しるし)を付けた安全(あんぜん)マップを作りました。話し合いはいったん終わり、今後(こんご)は地元の人たちを中心に、交通安全(こうつうあんぜん)をアピールしていく予定(よてい)です。
 また、なくなった子どもの親たちは25日、「道の駅もてぎ」で事故再発防止のための署名活動をしました。危(あぶ)ない運転ができないよう、法律や制度を見直してほしいとよびかけ、同じ意見(いけん)の人たちに名前を書いてもらう活動です。これが8回目で、計10万人以上の署名が集(あつ)まったそうです。事故から1年を迎える4月に、法務大臣(ほうむだいじん)らに署名を提出(ていしゅつ)するのを目標(もくひょう)にしています。
 事故でなくなった伊原大芽(いはらたいが)くん(当時9歳)の父高弘(たかひろ)さん(40)は「最初(さいしょ)はどれくらい自分のこととして感じてもらえるか不安(ふあん)でしたが、多くの人が今の法律を問題(もんだい)だと思っていくれている」と感謝(かんしゃ)していました。

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