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集団登校に暴走車 重体の妊婦・松村さん「赤ちゃん会えるの待ちわびてたのに」
産経新聞 4月23日(月)14時2分配信
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集団登校の児童の列に車が突っ込んだ現場に残されたランドセルや帽子=23日午前、京都府亀岡市(安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
23日午前7時55分ごろ、京都府亀岡市篠町の府道で、集団登校中だった市立安詳小学校の児童ら約10人の列に軽乗用車が突っ込んだ。このうち児童3人が意識不明の重体、保護者とみられる妊娠中の松村幸姫さん(26)を含む4人が重傷、3人が軽傷を負った。
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事故で重体となった松村さんは妊娠7カ月を迎えており、今夏出産予定だった。しかし事故のため、おなかの子供は死亡。近所の住民らは「赤ちゃんに会えるのをあんなに待ちわびていたのに…」と悲しみに暮れた。
近所の主婦(35)は今月に入って、松村さんの自宅で、家族全員が楽しそうにバーベキューをしているのを見たという。「子煩悩な方で、よく子供を公園に連れて行き、ボール遊びなどをしてあげていた」。
また、パート従業員の女性(32)も今月、松村さんのおなかの膨らみに気付き、「順調なん?」と声をかけた。松村さんは「はい」と笑顔で答えたという。この女性は「幸せそうだった。二度と赤ちゃんに会えないなんて同じ母親としてつらい」と嘆いた。
一方、重体となった小3の横山奈緒さん(8)を知る主婦(40)は「面倒見がよくて、小さな子供たちと一緒に鬼ごっこをしてくれた。何とか持ち直して、また元気な姿を見せてほしい」と涙ぐんだ。
重体の被害者を含め4人が搬送された京都府南丹市の南丹病院の辰巳哲也副院長は、記者会見で「被害者が危険な状態の子供と妊婦さんだったので、スタッフ総出で懸命な処置を施した。回復を祈りたい」と緊張した表情で語った。
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