脱法ハーブ使用の暴走運転手、危険運転致傷罪適用は困難か 「誰かに追われて…」と供述2012.5.24 14:26
大阪市福島区の商店街などで乗用車が暴走し、2人がけがをした事件で、大阪府警に道交法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕された塗装工、小泉武(たける)容疑者(22)に対する危険運転致傷罪の適用が難しい情勢になっている。
小泉容疑者は「(人をはねたことは)記憶にない。脱法ハーブを吸っていて普通の状態ではなく、誰かに追われているという気持ちだった」と供述。府警と大阪地検は、正常な判断ができない状態で運転していた可能性があるとみて、危険運転致傷罪の適用を視野に捜査を進めてきた。
捜査関係者によると、現在、小泉容疑者の自宅から押収した脱法ハーブとみられる植物片の成分を鑑定中だが、さまざまな薬物を合成した脱法ハーブは薬効を特定しにくく、人体に及ぼす影響を客観点に立証するのが難しいという。
また、事故の様子が映った防犯カメラの映像では、小泉容疑者の車が蛇行せずまっすぐに走行する様子が映っており、錯乱状態だったかは疑わしい上、事故当時の精神状態を証言できる第三者も見つかっていない。
捜査関係者は「睡眠薬などであれば、成分や効能を理解した上で服用していたと判断できるが、脱法ハーブは成分などを理解せずに吸引しているケースがある」と指摘。「意識障害をもたらす脱法ハーブを吸引して運転していたことは許せないが、危険運転の立証のハードルは高い」と話している。 |
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