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●悪質運転に新罰則検討
懲役10年超 飲酒や発作、対象
悪質な運転による死傷事故の厳罰化を議論している法制審議会
(法相の諮問機関)の刑事法部会は1月から、飲酒や薬物、
発作を伴う病気が原因の事故について、新たに罰則を設ける方向で
検討を始める。上限が懲役20年の危険運転致死傷罪と、同7年の
自動車運転過失致死傷罪の中間の罪を作り、二つの罪の量刑
格差を埋める狙いがある。
法務省が1月の部会で、新たな罰則を盛り込んだ法改正の
原案を示す。ただ、厳罰化への反対意見も根強く、今後の議論に
よっては修正される可能性がある。
現行の危険運転致死傷罪は量刑が重いため、要件が厳しい。
「アルコールや薬物の影響で正常な運転が困難な場合」は適用
できるが、正常な運転が困難だったことの立証が難しかった。
また、てんかんなど発作を伴う病気についての要件はなく、
事故の被害者遺族から不満が出ていた。
原案では、アルコールや薬物を摂取していたり、病気で発作を
起こす可能性が高いと認識していたりした場合を「危険運転致死
傷罪には当たらないものの、なお危険性が高い運転」と位置
づける。自動車運転過失致死傷罪と道路交通法違反(酒酔い
運転など)を合わせて適用した場合の上限である懲役10年
6カ月より、重い量刑にする方向だ。
原案には、危険運転致死傷罪の対象拡大も盛り込む見通し。
一方通行の道路や高速道路を逆走した場合を追加するよう
提案する。
無免許運転については遺族らが危険運転の要件に加えるよう
求めたが、「無免許が事故の直接の原因とは言えない」として
見送る。だが、危険運転致死傷罪▽自動車運転過失致死傷罪
▽新設する中間の罪のいずれでも、無免許の場合は刑を重く
できる規定を設けられないか検討する見通しだ。
ただ、てんかんなどの患者団体から「薬で発作をコントロール
できる場合が多く、病気を理由に厳罰化すると差別が助長され
かねない」という反対論がある。部会でも弁護士の委員らが
「罰則規定は現行法で十分だ」と反対している。
部会は1月以降、法務省の原案をもとに議論を進め、法制審と
して法相に答申する。法案の提出は早ければ来年の通常国会
になる見通し。
(田村剛)
たくさんの遺族の想いが、本当に込められています。
この法案が早期に見直しになることを願っています。
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