9人死傷事故 遺族が本を出版
7月8日 4時20分
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5年前、埼玉県熊谷市で飲酒運転の車によって9人が死傷した事故で、運転者に加え同乗者の刑事責任が問われた一連の裁判が、この春、終わったことを受け、被害者の遺族が裁判のいきさつや思いをつづった本を出版しました。
本を出版したのは、平成20年、熊谷市の県道で飲酒運転の車に巻き込まれ、2人が死亡、7人がけがをした事故で、両親を亡くした小沢克則さん(36)と妻の樹里さん(32)です。
2人は7日、さいたま市で、同じように交通事故で家族を亡くした人たちや、支援者を前に出版の報告をしました。
この事故では、運転者に加え、車に同乗していた2人も飲酒運転を黙認したとして危険運転の「ほう助」の罪に問われ、3人の実刑がこの春までに確定したことから、5年間の裁判のいきさつや思いをまとめました。
同乗者は当初、道路交通法違反の疑いで書類送検されましたが、小沢さんたちの訴えを受け、検察がより刑が重い危険運転の「ほう助」の罪で起訴し、最高裁判所まで争われました。
小沢克則さんは「同じよう苦しんでいる交通事故の遺族に、社会への訴え方や刑事裁判の方法を伝えたいと思いました。この本を通じて事故のない社会に近づけたい」と話していました。
小沢さん夫妻が執筆した「交通犯罪」は、今月から全国で販売されています。