集団登校事故2年、現場で法要 京都・亀岡の遺族ら
京都府亀岡市で集団登校中の児童らに軽乗用車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故は23日、発生から2年を迎えた。事故現場や登校先の安詳小では、遺族や児童が犠牲者を思い、事故のない安全な社会を願った。
同市篠町篠の現場では、事故のあった午前8時ごろ、遺族が法要を営み、被害児童や同小関係者が祈りをささげた。別の交通事故の遺族も訪れ、手を合わせた。妹の小谷真緒さん=当時(7)=を失い、自身も負傷した同小5年の愛奈さん(10)は献花した後「今も一緒にいる気がするけど、実際に真緒ちゃんと会いたい」とつぶやいた。
亡くなった松村幸姫さん=当時(26)=の兄、中江龍生さん(30)は「来月、悪質な運転を厳罰化した新法が施行されるが、適切に運用されるか見守っていく」と強い口調で語った。
法要の後、遺族は安詳小で、松村さんのおなかの赤ちゃんを含めた犠牲者を追悼するため4本の苗を植樹した。事故発生日の誕生花とされ、「私の思いを受けてください」との花言葉があるハナミズキを選んだ。松村さんの父、中江美則さん(50)は植樹後、「胸が熱くなった。苗の成長を皆で見守ってください」と声を詰まらせた。
同小では、全校集会があり、児童全員が黙とうした。児童は「花でいっぱいの学校に」という願いを込め、運動場でベゴニアなどの苗を植えた。
事故では、真緒さんと松村さんのほか、横山奈緒さん=当時(8)=も亡くなった。京都府警は無免許で車を居眠り運転していた少年や同乗者ら6人を逮捕、昨年10月に運転少年の懲役5年以上9年以下の不定期刑が確定した。遺族らは悪質運転への厳罰化を求めて署名活動などを行い、無免許運転への罰則を強化する道交法改正や無謀な運転の厳罰化を盛り込んだ新法成立に結びつけた。
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