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2015年10月31日 ハロウィンの開催となったあいの会
今回は東名高速道路事件遺族の井上保孝さん郁美さんご夫妻に来ていただきました。
これまで私個人はサポートをたくさんしていただいていたのですが
講演を聞くのは初めてできた。
どうしても聞きたいと言う思いを伝え、講師依頼を出し快諾いただきました。
「あと一か月で16年がたちます」
保孝さんの言葉は文章ごとに区切られ、命の重さを感じるスタートでした。
事故当時3か月半の入院をされ、いまだに病院に通っている
良くなることを目的にした通院ではなく、悪くならないことを目的にした通院をしている事
体の25パーセントを熱傷したと言う身体は、汗もかかない、体温の調整も出来ない、重い甲羅がのっかったような
違和感のある皮膚が背中についているとお話しをされていました。
当時加害者は実刑4年それでも「実刑は重い」と言われたそうです。いまでは考えられない事です。
2人の子供の命を奪い、一生消えない傷を作り・・・身勝手な飲酒運転による事件をお越したった4年。
「殺人には無期懲役や死刑もあるのに、交通事件には最高刑が5年」
このことから、有名な話ではありますが、他のご遺族とともに署名活動をして
危険運転致死傷罪や刑法の改正が行われることになっていきます。
2001年11月28日 「悪質交通犯罪」の見出しが残る新聞がスライドには大きく流されたとき
私は、心が張り裂けそうでした。
大切な我が子を無くした代わりにできた法律をどんな思いで作ったのだろう
避難やバッシングもあったと思う、そんななか、多くのご遺族の力があったから井上夫妻の想いがあったからこそ、いま私たちの様な、事件遺族は「危険運転」で処罰してもらうことができた
決して納得できる結果ではなくとも。。。その差は大きい
その後「危険運転致死傷罪」から免れるようにひき逃げが急増
その穴を埋めるべく、さらに2005年7月に発足した飲酒ひき逃げ事犯に厳罰を求める協議会を
日本全国各地にいる遺族の方々とともに立ち上げ、
さらに、2013年11月20日「自動車運転死傷行為処罰法」ができたことにより、
発覚免脱罪が作られ
ひき逃げをした際には、より重い刑をかすことができるようになったとの事
郁美さんは当時をこう語っていました
「子供達はルールを守った 大人が命を守っていない」重い言葉でした。
それは車が焼け残った後からでたシートベルトのバックルに、しっかりとチャイルドシートをしていたからでした。
子供達はルールを守ったのに・・・
飲酒運転という悪質で身勝手な行為を大人が守れなかった
つづけて、飲酒は個人の責任だけでは止められない
周りの罪も重い、お酒は「心のブレーキを取る」
会社でも止める事、理解すること、知る事が必要だった
子供達にも、お酒の教育をしてもらいたい
アルコール依存症についてもお話しいただきました
「とてもまじめな人ほどなる病気」なのですと・・・
「アルコール依存症」男女関係なく、病気になります
早期発見が大切な事
家族だけでも、専門医に相談する事
偏見もあるけど、「病気」と言う事を周りが理解していくことが大切だと言う事でした。
私は井上さんに講演を頼む際に、「活動がどうしてこれだけ勢力的に続けることができるのかを教えてほしいと頼んでいました。
「きっかけは自分自身だったけど、「私」の事から、「公」の事に変換していった」
そして、メッセージを伝えていく中で
誰にでも、子供でも分かりやすいメッセージが必要
根本の原因はどんなことなのかを追求すること
一般社会につなげていくこと
楽しむこと
同じ遺族でも違いを理解すること
などを聞き。やはりすごい活動をされてきたのだと思いました。
そして失敗談も話してくれたのですが、これは胸にぐさりと刺さりました
事件事故にあい「親が機能不全」になってしまっている
・家事・育児・外出そして両親の不仲
行政の手続きや裁判の準備、心身ともに疲れているのだと
そうすると
事件事故前の家庭ではなくなってしまっている
子供達には、生々しい写真を見せてしまい、辛い思いをさせてしまった
なくなった子供を神格化しない、生きている子どもと比べない
今を生きる子供達の話を利害関係のない大人に聞いてもらい、親自身には伝えないようにする
改めて、私も考えなくてはいけないと思いました。
続けるための秘策
無理はしない・・・非常に難しいことでした
出会いを喜ぶ・・・本当にこれが一番大切、ともに話す事あいの会があるとホッとします。
最後に保孝さんがマイクを持ち、
心の傷は、人には見えない
同じ事件があることが辛い
そんな話を伺い、ご夫妻の活動が、それぞれのところで、人を結び
事件事故、被害者にも加害者にもならない社会が作れることを切に願いたいと思いました。
また、自分たち自身が、受け止め方は違ったと思いますが
同じ遺族の話を聞くことで、自分に必要な支援を見つけていくことができればよいなと思いました。
長くなりましたが、とてもよい時間を共有させていただきました
井上さんご夫妻本当にありがとうございました。
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