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2009年2月7日(土)
命の大切さ訴える 犯罪被害者支援推進協 さいたまで特別講演会
命の大切さを訴える鈴木共子さん=さいたま市浦和区
犯罪被害者や遺族の立場を広く県民に理解してもらおうと、県犯罪被害者支援推進協議会などは六日、さいたま市浦和区で特別講演会を開催し、約四百五十人が参加した。
講演会では、危険運転致死傷罪新設のきっかけをつくった「生命(いのち)のメッセージ展」代表の鈴木共子さんが「生きていることは当たり前のことではない」と命の大切さを訴えた。
鈴木さんは「夢は二つある。一つ目は、廃校を利用してミュージアムを造ること。二つ目は、(ニューヨークの)グラウンド・ゼロでメッセージ展を開催すること」と語った。
講演に駆け付けた川口園児死傷事故遺族の福地禎明さん(39)は、「メッセージが伝わり感動した。今後、講演をする機会があれば生かしたい」と話した。熊谷九人死傷事故遺族の小沢克則さん(32)と妻樹里さん(28)は、「飲酒運転のような犯罪が早くなくなってほしいとあらためて感じた」と鈴木さんの思いを受け止めた。
鈴木さんは講演後、県内の被害者らと交流し「(時間が悲しみを和らげる)時薬(ときぐすり)があるし、一緒に生きていこう」と、先輩として声を掛けた。
鈴木さんをモデルにした映画の上映や、犯罪などによる犠牲者の遺品、等身大パネルを展示した「生命のメッセージ展」も開催され、多くの参加者が足を止めていた。
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