Art・芸術

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イタリア映画・「ボローニャの夕暮れ」(邦題)を観に行ってきました。
随分前に目にしたプレビューで「心温まるヒューマンドラマ」といった前ふりから、関心を寄せ、期待に胸を膨らませ、鑑賞を楽しみに迎えた当日。

ところがこの映画、全く予想外の展開と内容でびっくりしました。
思春期の特徴的なナイーブさを抱えた少女、娘を案じ、先回りし過干渉気味の父、自分とあまりに違う娘への接し方に戸惑い、愛することの難しさを抱える母を中心に、様々な人間模様と感情が描かれていきます。そこに横たわるのは、国や時代を超えて普遍的なテーマ、家族、友達、夫婦、恋人、といった関係性を求めながらも、それらに傷つく、それぞれの愛の形とそのはかなさ。

相手を愛している、といいながら「自己愛」のような独りよがりだったり、自ら愛するだけでは満たされず、相手からの愛を期待してギクシャクしたり。双方が満たされる関係を持つことの難しさが浮き彫りになっていきます。やはり「自然とそうなる」ことは人間関係においては難しく、「意識的に働きかけること」が不可欠なのかもしれない。たとえそれが家族でも。いや、家族だからこそ、働きかけがより必要なのかもしれない。片方だけでは難しく、双方が働きかけていくことによって、関係を築き、またそれを維持していくことが可能になるのかな。

ゆったりと遅めのランチと映画を楽しむという休日の予定が、思いのほかいろいろと考えさせられました。映画の後に思ったり感じたことを食事しながらシェア出来る時間も、心を豊かにしてくれます。


Il papà di Giovanna=原題・イタリア語(2009)

六本木にある国立新美術館で開催中のルーシー・リー展(Lucie Rie)に行ってきました。
250点からなる展示は見ごたえがありました。絶妙な色彩感覚と、繊細かつユニークなデザインとフォルムが独特。一度みたら「あ、これは彼女の作品かな?」と印象付ける程に力強いものがあります。
当時の陶芸家の巨匠である、バーナード・リーチに作品が全体に薄く装飾的なところを批判されたそうですが、私はそんな彼女の繊細なデザインが素敵だと思いました。
柔らかなフォルムは、遊び心があって魅力的です。こんな器が家にあったら、とっておきの場所を用意して、飾りたい、そしてゆったりと鑑賞する時間を持ちたい、そんな気にさせてくれるのです。
驚いたのは、素焼きをせずに釉薬を直接つける技法。
急ぎの作品を頼まれて、時間が間に合わず、やっつけでやった結果うまくいったという、そんなアクシデントから生み出されたそうです。
戦争を経験したり、表現したいものが作れなかった時を経て、逆境さえもチャンスに変え、全てを糧として作品に反映させながら、意欲的に製作を続けていた彼女の生き方にも感銘を受けました。
また陶芸を始めたいなぁ。

ルーシー・リー展:公式サイトはこちら→http://www.lucie-rie.jp/

昨夜、誕生日祝いを兼ねて、マシュー・ボーン演出の話題作、「白鳥の湖」を観てきました。
クラシックバレエの代名詞ともいえる「白鳥の湖」を、なんと男性バレエダンサーが踊るという、新しい発想のバレエ。枠のはずし方がなんとも斬新で刺激的です。
実際に観てみると、チャイコフスキーのエネルギー溢れる楽曲に、力強い群舞の振り付けや、切ない感情の表現法がぴったりと合っていて、息をのむ程の迫力でした。
力強さとはかなさ、可憐な女性的イメージから脱却した異なる繊細さ。
こうしたギャップが生み出す魅力がありました。

台詞といった言葉を一切使わずに体の動きでもって、心の機微を細やかに表現する。
その動きに心を打たれました。踊りは本当に官能的。
時には人の言葉に感動する一方でこうして言葉以外の表現で伝わってくるもの、感じるものがあります。
ハッピーエンドに終わらない話にも、静かに心を重ねることができるようになった私。
型にとらわれることなく、歳を重ねる毎に自分を解き放していきたいな。
感性を豊かにしてくれる、素敵な誕生日プレゼントでした。
この場を借りて・・・・ありがとう!!

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初めてのヨーロッパ、そして憧れの国、イタリア訪問。
美しい建築物から彫刻等の芸術、全てにおいてスケールの大きさに、そして文化の深さと豊かさに圧倒されました。建物の装飾・内装が豪華かつ優美なヴァチカン博物館は、目に入ってくるものすべてが芸術品です。大理石の足元には、細やかなモザイクがほどこされ、高い天井を見上げれば、美しいアーチに装飾が、壁は鮮やかな色彩のフレスコ画で隙間がない程に埋め尽くせられていて、感嘆のため息がこぼれます。有名なシスティーナ礼拝堂にミケランジェロによって描かれたフレスコ画も特筆するに値しますが、博物館全体が芸術品という、実に見ごたえのあるところです。ゆっくりのんびり一日かけて見ても足りない程のスケールです。

ローマに到着して、フィレンツェ、ボローニャ、トリノ、ダマヌール、ミラノと周りましたが、地域によって文化や言語(方言)したがって、建物の様式や料理も随分と異なることがわかりました。
都市国家といわれるだけあって、一言で「イタリアは・・・・」なんて、とても語れません。

新緑の美しさ、鮮やかな色の花達、高くどこまでも広がる澄み切った青空・・・どれも色濃く目に焼きついています。住んでいるイタリア人からは「ラッキーだね!ずーっと雨が続いていたんだよ」といわれる程、天候にも恵まれました。

青空の下、石畳の道をたくさん歩く旅を通して出逢った親切な人達。私の片言のイタリア語でも、一生懸命に聞き取ってくれて、わかるようにと、身振り手振りのジェスチャー付きの「イタリア語」で説明してくれました。道の端で地図と睨めっこしていると「どこに行きたいの?」「どうしたの?」と、こちらから聞く前に声をかけてくれる人も!
説明が難しい場合は、「近くまで行くから、そこまで一緒に歩きましょう」と言ってくれたり。
疲れたらカフェでひと休み。そのカプチーノの美味しさといったら!それはもう表現する言葉が見つからないくらいに美味でした。
テーブルで隣になった人達とのちょっとした挨拶や会話も笑顔や笑いに溢れ、思い出になる素敵なひと時に。旅を振り返ってみて、人の温かさに触れる場面が実に多かった。
そして五感が刺激され、感性と心が豊かになる素晴らしい旅でした。


写真:コロッセオ(ローマ)
地下鉄「コロッセオ」駅を降りると、目の前にどーんと現れました!
その大きさに圧巻!とても写真では収まらないものがありました。

「ZED」・ゼッド

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念願のシルク・ドゥ・ソレイユの日本初・常設ショー「ZED」を観てきました。
1984年にストリートパフォーマーから始まり、今や世界から集まる元・オリンピック選手を含むトップ・アスリート達、才能溢れる豊富な人材と資金を持ち、世界中でショーを成功させています。

初めてシルク・ドゥ・ソレイユのショー・「KA」を観たのはラスベガス。
他に比較するものがない程のスケール、ダイナミックさ、奇想天外な舞台装置、息を呑むパフォーマンスに、とにかく圧倒されました。
そして味わった感動と共に「これからの人生、特別な楽しみとして、シルク・ドゥ・ソレイユのショーをひとつずつ観て行きたい」、とその想いを心に留めました。

「孤独な主人公ZEDが、成長と冒険の旅に出る」という設定の「ZED」、その舞台は天と地の狭間である宇宙です。「天と地」、このふたつの異なる世界に重ねて描かれるのは、一見対極的な「人間が持つあらゆる側面」です。
叡智と愚かさ、勇敢さと弱さといった、対極する性質や特性は、まるで自分の内面を見せられるかのよう。ふたつの世界が融合していくプロセスは、言葉に例えようがない程に幻想的で、引寄せらせます。
分離・分断ではなく、今世界が必要としている「ハーモニー」。
多様性を尊重し、共生していく道や術を見出していくことで、新たに広がる世界があるということを示唆するストーリー。
ショーを通して感じる、溢れる躍動感と強い生命力。
そして込められた熱いメッセージに心が震えました。

この感動を胸に、「ZED」の作・演出者・フランソワ・ジラールが言う
「最も洗練された文化をもつ国・イタリア」へ旅立ちます。

「ZED」公式ウェブサイト:www.zed.co.jp
(チケット購入等、詳細はこちらをご参照ください)

写真:「ZED」常設会場(舞浜)のエントランス

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