精神科医の犯罪を問う

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TBSで毎週水曜日深夜(正確には木曜日未明)、CBSドキュメントが放送されています。前回放送(2008年3月12日)は、精神医療産業に毒されたアメリカの末期的症状を伝えるドキュメンタリーでした。わずか2、3歳の子どもがかんしゃくを起こすなどの理由で精神科に連れて行かれ、双極性障害と診断されて抗精神病薬を処方されている異様な光景が映っていました。

一昔前まで、アメリカでは子どもをADHDと診断し、メチルフェニデートを処方することが大流行でした。色々と批判されてきたせいか、今はADHDに取って代わるように、双極性障害がブームとなってきています。CBSドキュメントの映像はショックでした。思わず、夜を徹してその内容をテキストにして打ち込んでしまいました。とりあえず以下をご覧下さい。
What killed Rebecca Riley?(誰がレベッカを殺したのか?)

司会者(ピーター・バラカン氏)「最近、アメリカでは、落ち着きがなく、親の言うことを聞かない子どもが、双極性障害、つまりこれまでは躁うつ病と呼ばれていたものですが、そういう風に診断されるケースが増えています。その場合は、量は違いますが、処方される薬は大人と同じです。」

別の司会者(吉川美代子アナ)「一昨年12月、マサチューセッツ州で、双極性障害と診断された4歳の女の子が死亡しました。警察は母親を殺人罪で逮捕。決められた用量以上の薬を与えたことが死に繋がったと判断したのです。」

ナレーター「ボストンの刑務所で裁判を待つキャロリン・ライリー被告。彼女は今、うつ病の治療を受けています。娘のレベッカちゃんに異常が見られるようになったのは2歳の頃。落ち着きがなく、寝つきが悪い娘を連れて、彼女は精神科医を尋ねました。」

キャロリン「あの子はじっとしていることができずに、いつもそわそわして走り回っていました。」

記者「こうは思いませんでした?"terrible two"つまり、魔の二歳児と言われるほどだから、大半の娘なら、それが普通だと。」

キャロリン「ええ。でも、医師からはこれはちょっと普通でないと言われました。」

ナレーター「まだまともに話せない、幼いレベッカちゃんは、8ヶ月に及んだ検査の末、双極性障害と診断されました。3歳になった直後のことです。レベッカちゃんだけではありません。ライリー家では、10歳の兄も、4歳の姉も同じ障害と診断され、タフツ・ニューイングランド医療センターの、やはり同じ医師から治療を受けていたのです。医師は、レベッカちゃんに対して、3種類の薬を処方しました。向精神薬セロクエル、抗発作薬デパコート、血圧安定剤クロニジン、いずれも、2006年12月13日に、命に関わる危険な薬であることが証明されたものです。」

キャロリン「ちょっとした風邪だろうと。」

記者「どんな薬を飲ませたんです?」

キャロリン「咳と鼻水を止める鎮痛剤を。」

記者「するとその後は?」

キャロリン「眠りたくないと言うので、私たち夫婦の寝室に連れて来たのです。その内…私は床で寝てしまいました。」

記者「眠る前に、あなたはもう一度娘さんにクロニジンを?」

キャロリン「飲ませました。」

記者「どうして?」

キャロリン「夕方6時からずっと眠れずにいたので。」

記者「そうしたら?」

キャロリン「朝、目覚ましの音で目が覚めると、私はひざまずいて声を掛けました。でも…起きなかったんです。」

記者「息絶えていた?」

キャロリン「ええ。」

ナレーター「キャロリンは、夫のマイケルと共に、第二級殺人罪で起訴されました。検察側は、去年2月の公判で、二人が娘に繰り返し、医師から処方された以上の薬を与えていたと主張したのです。」

検察「被告が3人の子どもに薬を飲ませた理由はただひとつ、元気を奪い眠らせるためでした。」

ナレーター「一方、ライリー夫妻側は、医師の指示に従っただけと主張。担当医の木藤香代子医師は私たちの取材を拒否。代わりに、病院側が文書で回答して来ました。いわく、治療は適切で、専門的基準の範囲内にあったと。私たちは、レベッカちゃんのカルテのコピーを入手しました。そこには、家系的な要因の可能性が極めて強いと記されています。診断が下されたのは、母親が娘のせいでおかしくなりそうだ、あの子は気分がコロコロ変わると訴えた後のこと。そして、就学前にもかかわらず、1日10錠もの薬が処方されたのです。」

記者「正直、疑問に思いませんでした?娘はまだこんなに小さいのに、多すぎるんじゃないかと?」

キャロリン「ええ。」

記者「それでも薬を飲ませ続けた?」

キャロリン「医師を信じてね。」

ナレーター「木藤医師は、州の医師会から業務停止処分を受けていますが、弁護士は、彼女はごく一般的な治療を行ったに過ぎないとしています。レベッカちゃんのように、双極性障害と診断され、治療を受けている児童の数は、現在100万人近くに上ります。医師たちの中には、早期の診断により、多くの命が救われてきたという意見もありますが、一方でちょっとしたことで双極性障害と診断されがちだという声も。そこで、私たちは児童の双極性障害の第一人者、ジョセフ・ビーダーマン博士を訪れました。博士は、ハーバード医科大学の教授で、マサチューセッツ総合病院の、小児精神薬理学部長を務めています。」

記者「70年代、80年代に行われた調査では、児童の双極性障害患者はごくまれな存在とされていました。それが、ここに来て100万人に達する勢いだとおっしゃるのです?」

博士「そうです。」

記者「急増した理由は?」

博士「厳密に言えば、児童の双極性障害というのは、今でもまれなケースです。しかし、定義の範囲を少し広げて考えれば、双極性障害と診断される児童の数は増える。これまで人々が思っていたほど珍しいケースではないんです。」

CBS放送クーリック記者「大人の場合の双極性障害とは、従来、気分の浮き沈みが極めて激しく、それが何週間も、あるいは何ヶ月も続いている状態を指します。一方、ビーダーマン博士による児童の双極性障害の定義は、極端な興奮症はもちろん、無謀行動、不眠、活動過多を含む、4つの症状が該当します。しかし、児童でも双極性障害になると信じる医師が多い中、それを決定付ける検査方法は今のところありません。児童の双極性障害は、今や書籍や雑誌などで広く取り上げられ、インターネット上には自己診断サイトも。しかし、専門家たちでさえ、児童の双極性障害を正確に見極めることは難しく、何歳で診断を下すべきかは定かではないと言います。」

博士「4歳くらいが妥当でしょうね。」

記者「4歳?」

博士「ええ。就学前の段階です。」

記者「でも、就学前の児童は、誰しも情緒不安定で、双極性障害であるかそうでないかの区別は難しいのでは?」

博士「いや、だからこそ診断基準を極めて厳しく設定しているんです。」

記者「あなたの見解が拡大解釈された結果、あまりに多くの子どもたちが双極性障害と診断されてしまうことに不安は?」

博士「いいえ。医師たちが症状をきちんと見極めた上で診断を下している限り、そのような心配はありません。」

ナレーター「リース・ハンプトン君が暴力的になり始めたのは、3歳の頃。1年間の治療の後、母親のダイアナさんは、医師から双極性障害の可能性を告げられました。」

記者「息子さんの行動が、今後の彼の人生に悪影響を与えるほど、異常で危険なレベルだと感じました?」

ダイアナ「ええ。将来を案じましたね。」

記者「双極性障害にはうつの症状がつきものですが、息子さんも落ち込むことが?」

ダイアナ「こう言っていました。ママは僕が嫌いでしょ。僕も自分が大嫌い。僕は馬鹿だから誰にも好かれない。もう死にたいって。4歳の子どもがですよ。」

ナレーター「医師はさらなる治療を提案しましたが、両親はそれを断り、息子をシアトル小児病院に連れていきました。すると、双極性障害ではなく、活動過多と睡眠障害と診断されたのです。リース君は今、行動矯正プログラムを通じて、かんしゃくを起こさない方法を学んでいます。」

ナレーター「ジョン・マクレラン医師が運営する、ワシントン州の小児精神病院は、リース君と同じように、双極性障害と誤診された子どもたちで溢れかえっていると言います。双極性障害は、今や問題児の代名詞となっていると医師は言います。」

ジョン「3歳や5歳の子どもたちに安易に精神障害とレッテルを貼るのは問題です。」

記者「つまり、双極性障害の症状が、成長してから現れるのであるとすれば、幼児の時点で双極性障害であるかどうかの議論は成り立たなくなりますよね?」

ジョン「そういうわけではありません。中には、生まれつきというケースもあります。しかし、私が申し上げたいのは、その一人のために、その他大勢の児童が双極性障害と診断され、薬で治療されるべきではないということです。」

医師が親子に問いかけるシーン
医師「今までどんな薬を服用してきましたか?」
子ども「リチウム、リタリン、コンサータ、セロクエル、クロニジン」

ジョン「私の病院でも薬は処方しますが、転院してきた子どもたちは、数で平均して4種類もの薬を処方されていました。中には、12種類という子もいたんです。ある程度まで来たら、薬を使うのではなく、別の方法を考えるべきなんです。」

ナレーター「薬が発達段階の子どもの脳にどんな影響を与えるかは定かではありません。というのも、ほとんどがFDA、連邦食品医薬品局から小児用としての認可を得てはいないものだからです。」

記者「不安はありませんか?治療に使われている薬の多くは、未認可で、子どもを対象とした臨床試験を経ていませんよね?」

博士(先に登場したビーダーマン博士)「それは事実ですが、双極性障害の症状に悩まされ、藁にもすがる思いで尋ねてきた患者やその家族に対して、10年経てば全てのデータがそろうから、10年後に出直しなさいなどとは、私にはとても言えません。大人に効く薬なら、適切に取り扱いさえすれば、子どもにも効くはず。私はそう信じています。」

続く
続きは後日アップします。体力次第ですが。

レベッカちゃんの主治医の精神科医は、なんと日本人でした。Kayoko Kifujiと検索すると、彼女に関する記事が色々と出てきます。彼女は、1981年に東京女子医大を卒業していると書かれていました。
http://www.boston.com/yourlife/health/blog/2007/02/psychiatrist.html
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php

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ビーダーマン博士ですか。この人はすごいですね。
この人の薬物信仰には日本の精神科医もドン引きしたそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/kikaku/007/15.htm 削除

2008/3/21(金) 午後 1:08 [ おぉ ] 返信する

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ここにもビーダーマンが出現
http://www.ugoslink.com/original/add_adhd/statement.html

>>ビーダーマンの研究はドラッグを飲んでいないADHD被験者を19人だけ含んでおり、こう結論づけた。---「決して確認できない」"病気" ADHD は("治療"を放置すると) ドラッグ乱用癖に陥る副作用を持っているが、これに対しリタリンや他のスケジュールII型刺激剤は、もしそれが一貫して与えられたならば、続いて起こるドラッグ乱用癖に陥る危険性を85%減少できると。---

なるほど。リタリンでは薬物乱用につながることはないとリタリン信奉者がソースにしていた研究とはこれだったんですね。 削除

2008/3/21(金) 午後 1:19 [ おぉ ] 返信する

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この番組。再放送とかしないのでしょうか。
このホームページと読売新聞盛岡支局のページと見比べると
いかに、ビーダーマンという人物が真から恐ろしい人物かというのがわかります。

> 「児童精神科」という診療科目さえない日本とは比較にならない充実ぶりだ。

ADHDの定義を拡大解釈しまくることで
(曖昧な定義が勝手に拡大解釈されまくるから発生率が著しくいい加減)

米国に「児童精神科」という診療科目を作りだし多くの子供をADHDだと"認定"して薬漬けにして、
今、まさに、日々、子供の人生が薬物で破壊されている。
番組で紹介される子のように、どう考えても薬害で死んでいく子もいる。
それが米国でもバレてきている。
日本でもこういう講演をしたくさんの薬をばらまこうとしていた。

し、実際にばらまかれている。と思う。


この番組の女性アナウンサーの真実を求める姿勢。
もしかしたら大きな薬害かもしれない問題を暴こうとする姿勢。
かっこいいです。 削除

2008/3/22(土) 午前 0:01 [ satoshi ] 返信する

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「世界まる見え!」でときどきやっている「ナニー911」のナニー(プロのベビーシッター)たちには、いつも感心させられます。
子供が大暴れして手に付けられない状況なのを、ナニーが家族の問題点を見つけ出し、一つずつ、解決していきます。
ほとんどは親に問題があり、親が変われば、子供も変わります。
コミュニケーションの方法を変えるだけで、状況は一変します。当然、薬物は使いません。

この親が、ナニーに助けを求めず、精神科だったらと思うとゾッとします。

私たちの親の世代からすでにそうですが、核家族化が進み、明らかに未熟な親が自分勝手な子育てをしています。それに注意を促す第三者もいません。今は、経験のない保育士や保健師までも、ADHDの専門書なんかを読み、薬物療法の重要性などを親に説いているのかもしれません。

子育てのプロは、子供がアスペルガーだろうが、ADHDだろうが、その子供の特性を見抜き、うまくコミュニケーションを取る方法を見つけられます。
薬で、どうこうする問題では決してありません。
ADHDやアスペルガーなどの児童精神医療ブームが、早く収束することを願います。 削除

2008/3/22(土) 午前 0:38 [ しいたけ ] 返信する

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こんにちは。この事件の続報が出ていたので、記事にしました。
TBを試みたのですが、最近YahooブログのTBの方法が変わったのか、どうもうまくいかないので、勝手ながら記事の中にリンクさせていただきました。よろしくお願いいたします。

http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/58928714.html

2010/2/22(月) 午前 9:48 [ spi*zi*ar* ] 返信する

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キフジカヨコの件ですね。。

どこかで顔を見た気がしますが、CBSドキュメントだったか、巨利むさか、心の病を売込むDVDだったかな。

施設の中ではもっとひどいことが行われるから、その前に薬を処方するしかないというのは、いったいどれだけの悲劇が背後にあるのか、想像を絶します。

最近人づてに、某病院で被害にあった若者からそこの悪評を聞きました。

被害者は後を絶ちません。

2010/2/23(火) 午後 0:46 [ satoshi_3210 ] 返信する

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某病院にこの日本人医師が帰国し小児精神に携わっています。
病院の広報で顔を確認したので、間違いないと思います。
恐ろしいです・・・。

2013/5/29(水) 午前 9:42 [ - ] 返信する

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貴重な情報ありがとうございます

2013/5/29(水) 午前 10:19 [ kebichan55 ] 返信する

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死亡まで行かなくても 子どもを精神科へつなげた時点で、たとえば入院させた時点で、その子に明るい未来はないと思っていいでしょうね。4歳で受診すれば、その後一生精神科の患者になります。
過去を誤魔化しながら、平気なふりをしながら、寿命まで何とか食いつないでいくのが精一杯でしょう。

2013/5/29(水) 午前 11:01 [ - ] 返信する

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