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精神科や精神障害者に対する差別・偏見をなくしていくために、世間の認識を変えていこうと主張する精神科医がいる。いわゆる「アンチスティグマ」キャンペーン(※世界精神医学会が、1996年にスタートさせた、統合失調症に対する偏見と差別と闘う世界プログラム)である。
私は、精神科医が中心となってこのキャンペーンを展開することに違和感を感じている。いかにも人道的なキャンペーンであるが、「精神障害者に対する偏見は、世間の人々の認識不足からくるものです。ですから私たちが皆さんを教育しましょう。」と言わんばかりで、非常におこがましく、白々しい印象を受ける。なぜならば、精神障害に対する差別・偏見を生み出してきた張本人こそが精神科医だからである。
日本は世界に類を見ない精神病院大国である。人口あたりの精神病床の多さや平均入院日数の長さは先進国の中でも桁違いである。つまり、やたらと精神病院が多く、しかも患者は異常に長い期間入院しているということである。日本に精神病院が乱立し、精神障害者(あるいは根拠無く精神障害と診断された人々)が隔離収容されてきたのは、「精神障害者=犯罪者」といった、根拠の無い精神科医の理論を政府が鵜呑みにした結果なのである。
政府に積極的に働きかけ、私立精神病院の画期的増加と精神障害者の隔離収容政策を実現させた中心人物が、社団法人日本精神病院協会の創設者、金子準二である。金子は、社団法人日本精神病院協会設立趣意書でこのように述べている。「国際的に転落した日本が、平和的の文化国として国際的に再興するには、常に平和と文化との妨害者である精神障害者に対する文化的施設の一環である精神病院...の公共的重大使命を完遂するが緊急時であるのが社団法人日本精神病院協会の設立をする趣旨である。」つまり、平和と文化を妨害する精神障害者を収容する場として精神病院が必要ということである。金子は、「精神病と犯罪は同胞」「精神病者が社会的危険の根源である」とも別のところで述べている。
このようにして、犯罪者というレッテルを貼られて精神障害者は偏見の目で見られ、単に収容の場でしかない精神病院で非人道的に扱われることになったのである。この誤った歴史は決して過去のものではなく、その悪影響は現在に及ぶ。精神医療従事者がこの歴史を振り返り、同様の誤った隔離収容政策の犠牲になったハンセン病患者に対して行われたような謝罪・補償が、精神障害者になされない限り、決して差別や偏見はなくなることはない。
今のアンチスティグマキャンペーンのやっていることと言えば、病名や施設の呼称を変更し、精神科に対する敷居を低くすることだけである。これでは、単に自分たちに来る患者を増やすだけのキャンペーンである。患者を増やすことよりも、謝罪と補償が先に来るべきである。
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金子氏の発言は「座敷牢」の発想でしかないと感じます。盛りの付いた動物ならいざ知らず… 烙印反対キャンペーン、カタカナにすれば聞こえはいいのでしょうが。では誰が最初に烙印を押すのでしょう?
2006/6/2(金) 午後 11:04 [ 森羅・bang-show ]
金子氏の発言、常に平和と文化との妨害者である精神障害者...。
認識不足もよいところですね。
こんなの精神病院協会の創設者であってはならないと思います。
また、他のサイトでも趣旨がハッキリせずに
ただ、怪しい事件=精神障害者の犯行というような
それにまた群がる偏見者のたまり場になっているのは
とても残念な事です。
このサイトの主さんの様に、しっかりとした趣旨を打ち出して
誤解を生まないサイトを応援します。
これからもご活躍を期待しています。
2008/2/16(土) 午前 9:40 [ - ]
なるほどついこの間名称が変更されましたね。「精神分裂病」→「統合失調症」と・・・。この時はこれは一体何だろうかと思いました。これでは偏見もなくならないし、名前を変えた意味がないではないかと。統合機能が失調しているというのは分裂しているのと同じですよね。なにか他に良い名称に変更すべきと考えます。どんな名前が良いでしょうか?
「精神病院」→「精神科病院」。この変更は敷居を低くするためだったのですね・・・(汗)
精神病院を廃止した国で、うまくいっているところは、どんなところがありますでしょうか?そして実際どのように対応しているのか?
薬を減らすと良くなるのでしょうか?さらに全く薬を使わないでうまくいっているところはあるのでしょうか?このような根本的な解決法の紹介をお願いいたします!
2011/7/27(水) 午前 0:47 [ あっ ]
精神の疾患を患う人が犯罪を犯す確率は、それ以外の「一般人」に比べてかなり低いのです。 世間をさわがすような犯罪が起きたとき、「受診暦がある」などの理由で精神疾患と結び付けられて報道されるので誤解を生んでいるだけです。 ホワイトカラーの犯罪は特に、一度も精神科を受診していない人によるものがほとんどです。 今は犯罪白書に載っているでしょうか。 人を平気で傷つける人の代表が精神科医だと私は思っています。
2011/7/27(水) 午後 1:22 [ - ]
犯罪については、
特別編:暴力を引き起こす精神医学の処方薬
http://jp.cchr.org/videos/psychiatrys-prescription-for-violence.html
解決策については
心の病を売り込む 私たちはみな精神病なのか? 各章リンク
http://blogs.yahoo.co.jp/satoshi_3210/27813307.html
ここの最終章を見るとわかります。
2011/7/27(水) 午後 3:27 [ satoshi_3210 ]
あっさん、こんにちは。
あたしは専門家じゃないのですが、精神医学の書物に
「重篤な副作用が出た場合、投薬を早急に中止、または減量することが最善の対処法といえます。とはいえ、薬の中止や減薬が、かえって症状を悪化させる危険性もあるので、慎重に対処することが大切です。」と書かれていました。 慎重に対処するってどういうことなのか、よくわかりませんでした。
2011/7/27(水) 午後 5:10 [ - ]
satoshiさん、こんばんは。
最終章『第13章:不正に立ち向かうために何ができるか』を見ました。
米国国立衛生研究所でモッシャーという方がどのような方法が一番効果的かをソテリア計画で既に証明、実証していたのですね。すごいです。この事実は日本では全く報道されていませんね。報道されない理由はやはり利権が関係しているからなのでしょうね。
ぼくはビデオの中でキャシー・ペニー看護師の言葉で涙がとまりませんでした。「ソテリアハウスが提供したのは、支えになってくれ、不安定になっているときに、そばにいてくれる人たちがいる場所でした。薬物治療ではなく、一緒にいてあげることで援助したのです」
2011/7/27(水) 午後 10:14 [ あっ ]
奈津子さん、こんばんは。
薬についてはぼくもどう対処したらよいのかわかりません。
漫然と処方すべきではない薬を、いつまでも処方してよいものなのでしょうか?副作用は時が経つほど深刻になるような気がしています。ソテリア計画では全く薬を使わなかったのでしょうか?一緒にそばにいてあげることや理解と思いやりが一番の薬であろうことは理解できますが、減薬したり、全く薬を止めることは大丈夫なのかはわかりません。よく、再発するから薬は一生飲み続けなければいけないと言われていますよね。でも副作用を考えたら止めるべきではないかと考えたり・・・。
2011/7/27(水) 午後 10:26 [ あっ ]
見る人は少数です。理解する人はさらに少数で、気がつける人、気がついた上で、何をすべきかを考え、まわりに伝えようと行動する人は、極々わずかです。
CCHRの動画、全部みてください。
お腹いっぱい、胸いっぱい、になり、見れなくなると思います。ですが、時間をかけて全部みてください。
なぜならば。
日本だけで、もう、何万人、何十万人、か、精神医療の薬物で死にました。
今年も何万人か、死に、これからも何十万人、死ぬでしょう。
最初は健康な罪のない人が、薬物で、亡くなっています。
みんなが、それぞれ他の人に伝えれば死ぬ事のなかった人達です。
気がついた方は、
CCHR動画を見て、伝えてください。
将来の何百万の人生を助けるために。
2011/7/28(木) 午前 0:08 [ satoshi_3210 ]
精神医療に葬られた人びと (光文社新書2011年7月)
医者にうつは治せない(光文社新書 2005年)
共に織田淳太郎というノンフクション作家が著者です。
2005年の光文社新書は読みました。今月の刊行書は読んでいません。新聞に広告が掲載されていました。非常に共感できるタイトルだなと感じました。ここのブログに掲載されている内容は当たっていると思います。
2011/7/28(木) 午後 4:34 [ tw*iligh*t ]
あっさん はじめまして
薬を減らそうとした場合、理解のある人による手厚い支援が欠かせないのだろうと思います。薬には、とても強い副作用も離脱症状もありますので、減薬は慎重にする必要があると思います。私も強い症状の中、ゆっくり減薬中の人間です。
イギリスやイタリアがとても進んでいるようですね。イタリアにはバザーリアさんというとても素晴らしい方がいらっしゃいました。
「人生、ここにあり!」お勧めです。
http://jinsei-koko.com/
http://ameblo.jp/fumi-2011-05/entry-10964989582.html
2011/7/28(木) 午後 10:28 [ fum*ki*aito ]
fum*ki*aito さん、こんばんは。
減薬、断薬しても副作用が出てしまうのですね。ショックです。情報いろいろとありがとうございました。
映画の紹介ありがとうございます。今度、みてみますね。
サイトの紹介もありがとうございます。いろいろクリックしてみても勉強になります。
http://ameblo.jp/ethicsandrescue/entry-10208231493.html
http://heartland.geocities.jp/bz_drug_inform/
また、読んでみたい本も出てきました。
精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 大熊一夫
向精神薬の減薬・断薬メンタルサポートハンドブック 常葉まり子
など。
2011/8/1(月) 午後 11:57 [ あっ ]
転載させて下さい。
精神障害者=犯罪者のレッテルを貼っていたのが金子準二という精神科の医師だという事を知り、今とても腹が立っています。
私も精神障害者ではありますが、どうにか善良な市民として生きてゆけないか?という課題を「人生、ここにあり!」で見出した矢先の記事で、今とても歯がゆいです。
私のブログを見に来てくれる精神疾患にかかった人達への啓発にも良いと判断したので、掲載させて下さい。
誠に勝手ながら、返答を待たずに掲載させてもらいます。
すみません。ありがとうございます。
2011/9/17(土) 午後 8:39 [ たけし ]