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本日発売のSAPIO(小学館発行)の連載記事「うつで病院に行くと殺される!?」を読みました。
第4回となる今回のサブタイトルは 製薬会社から精神医療界の大物に流れた「講演料」、「原稿監修料」 です。 記事を見て驚きました。いまだかつてここまで踏み込んでくれた大手マスコミがあったでしょうか?なにしろ、日本の大手マスコミは、米国で大きな社会問題となったあのビーダーマン博士のスキャンダルでさえニュースにしなかったのです。 今回のSAPIOは、そのビーダーマン博士のことはもちろん、日本の精神医療界のトップたちと製薬会社の不適切な関係について切り込んでいます。大手スポンサー様のお怒りを買うことを恐れ、物を言えなくなっているメディア業界の中、まだまだ気骨あるジャーナリズム精神が生き残っていました。 是非皆様もご覧になって下さい。 |
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とくダネ!の放送があり、多くの視聴者が日本の精神医療の実態を知り、驚いたことでしょう。
精神科医も驚いたことでしょう。 特にこのような人は http://www.lifehacker.jp/2011/11/111025tonarinovol14.html 「日本の精神医療は、いい意味でも悪い意味でもムラがないと思っています。ものすごい名医もいないかわりに、悪徳な医者もいない。標準的な医療がいき届いている分野だと思います・・・ 私は日本の精神科医はムラがないと思っているので、自分が行きやすい場所でいいと思いますし、あとは行ってみて先生との相性などで選ぶのがいいと思いますよ。」
どうやらこの有名精神科医の先生は、妄想の世界で生きていらっしゃるようです。無知とか現実を知らないとかそういうレベルではなく、本当にそう思い込んでいるのでしょう。早期介入が必要となるのは、こういう人かと思われます。正常な子どもたちを治療対象にするのではなく、こういう方を相手にした方がよいのではないのでしょうか?
まあ、日本の精神科医にムラがないというのは本当だと思います。ええ、もちろん悪い方向で固まっているということです。「自分が行きやすい場所」という指標だけでかかると、悪徳医師、極悪医師、無能医師、無責任医師、怠慢医師のどれかに当たるでしょう。たまに宝くじに当たる確率で良い医師に出会えるかもしれません。 精神医療関係者と話をすると、よく出てくる言葉がこれです。「いや、精神科医の先生方は何も最初から患者を薬漬けにしょうとしているわけではないと思いますよ。結果としてそうなっただけで・・・」
どうやらこの人たちは、故意犯でなければ責任が逃れられると思っているようです。しかも患者のせいにして。でも考えてみて下さい。赤信号を意図的に無視するドライバーも危険ですが、「赤信号で止まらなければならないということを知らなかった」と主張するドライバーがいたらどう思いますか?
医薬品添付文書の無視、医学・薬理学の無視とは、ドライバーが信号を守れないのと同じレベルの話です。歩行者が信号を守っても、車が交通ルールを無視して突っ込んでくるのです。当然、死人が出ます。しかし、証拠がないという理由で、被害者である歩行者の方が悪いと全て処理されてきたのです。
つまり、交通ルールを守れないようなドライバー(精神科医)に、車(薬)を持たせていることが、多発する死亡事故の一番の原因です。そもそも、このような人物に運転免許(医師免許)を与えてしまったことが誤りです。警察(厚生労働省)は交通違反の現行犯すら検挙する気がなく、落ち度なくはねられた歩行者を救済する制度はありません。被害者に対しては、お気の毒様で片付けられるならまだしも、車に気付かない自分が悪いと責められる始末。これが実態です。
とくダネ!がやったことは、暴走車がいるから歩行者は注意しようと警告を発することでした。もちろん、これだけでは変わりません。被害をなくすには、具体的な交通規制(向精神薬処方の制限)、違反ドライバーの摘発強化しかありません。
我々にできることは、議員や厚生労働省に仕事をさせるということです。毎日毎日ひき逃げ事件が起き、毎年何万人が死亡し、その原因も明白という状況で、規制や摘発を強化しないようでしたら、それは単なる怠慢ではすみません。声を上げていきましょう。
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どうやらすごい特集が放送されるようです。
またフジテレビ「とくダネ!」が精神医療問題に切り込むようです。 明日(11月4日)の特集枠だそうです。特集枠は確か朝9時過ぎ頃だと思います。 メンタルヘルス検査義務化案の浮上、厚生労働省のデータ隠蔽?など、気持ちの悪いニュースが続く一方、心あるマスコミはどんどん精神医療の本質に切り込んできています。 一昨日の厚生労働省の記者発表 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001tjq1.html について、記者レクに参加したある記者が疑問に思ったそうです。なぜ睡眠薬と抗不安薬の結果しか出さないのかと。このままでは、調査したけど多剤処方は少なかったで終了させられそうだったので、抗うつ薬や抗精神病薬はどうなんだと質問し、ようやく最後にその答えを引き出したそうです。 だから、厚生労働省の記者発表にはなかった、「このほか、09年に抗うつ薬で3種類以上処方されたのは8.9%、統合失調症患者に投与する抗精神病薬の3種類以上の処方は8.5%だった。」という情報が報道に流れたのでした。 実はこれこそが大問題ですよね。抗精神病薬は前から知られているからともかくとして、抗うつ薬3種類以上が8.9%とは衝撃的です。これは、マスコミの記者が「視点」を持っていなければ表に出てこなかった情報だといえるでしょう。 余談ですが、厚生労働省がなぜ情報を曲げて小出しにしたのか理由がわかりました。 【中医協】睡眠薬多剤投与でマイナス評価も キャリアブレイン 2011年11月2日 厚生労働省は11月2日の中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)の総会に、睡眠薬や抗不安薬を3種類以上処方した場合の報酬の在り方を論点として提示した。「多剤処方した場合に、何らかのディスインセンティブを付ける」(厚労省)ことも視野に入れた提案で、特に反対意見はなかった。 海外のガイドラインでは、抗精神病薬や抗うつ薬の単剤投与が推奨されており、厚労省は多剤投与の抑制を図りたい考え。そのため、3種類以上を医療機関が処方したり、保険薬局が調剤したりした場合の報酬について、処方料や調剤料、加算の「見直し」も含めて整理する。 現行制度では、抗精神病薬を投与する場合を評価する非定型抗精神病薬加算で、2種類以下の報酬を3種類以上の場合より高く設定しているが、これは統合失調症患者への投与に限定されている。 意見交換では、診療側、支払側の双方から多剤投与の問題点を指摘する発言が上がった。診療側の安達秀樹委員(京都府医師会副会長)は、「精神科領域の診断が難しく、多岐にわたるので、多剤投与に傾いている」と指摘した上で、「単剤で使える向精神薬が極めて高価で、患者の自己負担が高くなって使いきれない場合があるのも事実。これをどう考えるかという視点も必要」と述べた。 抗うつ薬や抗精神病薬の3種類以上処方にマイナス評価をするとなれば、反対も大きくなるでしょう。しかし、睡眠薬と抗不安薬を「分けて」カウントすればペナルティにひっかかる数が減るから反対されないだろうと考えたのでしょう。こうなれば、厚生労働省としては多剤大量処方の防止に取り組んだという形は確保でき、精神科医たちは実質4種類の睡眠薬・抗不安薬を出せるので問題なしとなりますからね。 まあ、要するに「とくダネ!」の放送でも見てから出直せコンチクショー!!! ということです。 これから起ころうとするメンタルヘルス検査義務化の恐ろしさを本当に理解している人はほとんどいません。是非、これを機会に「とくダネ!」の放送を見るように周囲の人々(特に国会議員や有識者)に知らせて下さい。以下のドキュメンタリーと一緒に見せたらなお効果的です。 http://jp.cchr.org/videos/diagnostic-statistical-manual.html |
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つい最近発行された書籍を読みました。
タイトルは「精神科医 隠された真実 なぜ心の病を治せないのか」(東洋経済新報社)です。 http://www.amazon.co.jp/dp/4492059369/ この著者である斉尾武郎氏は精神科医であり、内科医でもあり、フジ虎ノ門健康増進センター長を務める産業医でもあります。他の医師が書いた処方箋や診断書を数多く見てきたという臨床的視点から始まり、さらに論文やデータに基づき、精神医療の問題を明確に指摘しています。 もちろん書かれている内容に何から何まで同意するというわけではありませんが、きわめて常識的な視点(※精神医学的な常識ではなく、世間一般の常識です)で書かれています。当然、精神医療現場で行われていることの非常識、非科学性を指摘されたら、ごもっともと言わざるを得ないわけですが。言葉を慎重に選びながらも辛辣な視点で、面白いエピソードを色々と紹介しています。これを読めば見透かされて激怒する精神科医もいるでしょう。 著者は本書の最後で自らを「医学界のテロリスト」と呼んでいますが、彼の主張や行動が本物のテロリストのように反社会的であったり過激であったりするわけではありません。恐らく、著者は喜んで精神医学界に喧嘩を売りたいわけでも、権威の精神科医を敵に回したいのでもなく、単にこの現状を見過ごすことができないのでしょう。裏を返せば、権威主義に成り下がった精神医療業界を相手に、医学的・薬理学的根拠に基づいた良識ある意見を述べることは、自爆テロ並みに覚悟を要するものだという皮肉と捉えることもできるでしょう。 彼が司会を務め、対談形式にした別の書籍も面白いです。ここでは、精神疾患の早期介入の問題や睡眠キャンペーンの問題も指摘されています。 http://www.amazon.co.jp/dp/4535983615/ もっとも、彼は「ビッグ・ファーマ」の書籍を翻訳した人物であり、日本精神神経学会でも、処方監査というテーマでシンポジウムを開き、既に精神医療業界には一定の警鐘を鳴らしてきています。 http://jspn.or.jp/journal/symposium/jspn106/jspn106_index.html#link05 こういう動きが内部から起きてきているというのは好ましいことです。今後もこの手の書籍や報道記事、研究論文が世に出ることで、メンタルヘルスに関する人々の意識も変わってくることでしょう。 |
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つい最近まで、精神医療被害者は無力でした。精神医療従事者にどれだけひどい犯罪行為をされたとしても、どれだけひどい副作用の被害に遭おうとも、被害者は声を上げることができませんでした。
いえ、正確に表現すると声を上げる人は大勢いたでしょう。しかし、その声は周囲に届きませんでした。声を上げること自体が被害妄想であり、精神病を患っている証拠だとする、究極の言論封殺の仕組みがあったからです。 身の覚えのない罪に問われ、主張は一切聞き入れられず、一切の社会的信用も失い、不当に刑を処されるという冤罪ほどこの世の中で残酷なものはないでしょう。声を上げても誰にも理解されず、どんどん孤立していく精神医療被害者には、この冤罪被害者と同様の精神的苦痛に加え、不当な治療という肉体的苦痛まで上乗せされてきたのです。心が折れるのは時間の問題で、このようにして今まで声がかき消されてきたのです。 しかし、ネットの発達により状況は一変しました。隠されてきた情報や声が伝わるようになってきました。以前は自分の飲んでいる薬の正確な副作用情報すら調べる手段がなく、一般人には医薬品添付文書を手に入れることすら困難でした。ところが、今やネットで全て調べることができます。 そして、重要なことは情報を共有できるということです。向精神薬の副作用で苦しむ人、身近な人が治療を受けてどんどん悪化している様子を見ている人、主治医の態度に疑問を持った人・・・。かつては点に過ぎなかったそれぞれの体験が相互につながり、共有され、一つの「現実性」のコロニーが形成されるようになってきました。 そして、人々の声が集まり、その一部がマスコミや行政、議員らに伝わることで、ようやく精神医療のあり方に疑問をぶつける大きな潮流が生まれ始めました。ここまでがここ10年くらいの流れです。 ここから必要なことは、その現実性を一気に高め、「真実」へと引き上げることです。体験した当事者にとってはまぎれもない真実ですが、それだけでは大衆にとっての真実ではありません。声が多ければ多いほど、具体性があればあるほど、それは多くの人々にとっての真実となります。 しかし、個々にバラバラに声を上げても効果は薄いでしょう。また、声が上がっても適切な所に伝わらなければ意味がありません。逆に、うまくやれば歴史を動かすことも可能です。その実例を英国に見ることができます。 http://www.yakugai.gr.jp/bulletin/rep.php?id=211 日本でも、ようやくそのような動きが出てきました。精神医療被害連絡会のHPに、「精神医療被害掲示板」が作られましたが、その中で管理人がこのように呼びかけています。 http://seishiniryohigai.bbs.fc2.com/ 薬の副作用被害報告板 - 管理人 2011/07/24 (Sun) 04:08:45 薬による副作用被害の報告をお願いします。 英国では、ネットに集まる異常な数の副作用被害報告から、マスコミが動き、特集番組が組まれました。 その番組の反響の大きさから、何度も追跡番組が組まれ、薬に対する正しい認識が社会に広がりました。 薬の副作用について報告下さい。 数が集まれば、まとめて、厚生労働省に陳情に行ってきます。 素晴らしいことです。これで声が適切なところに届けられるルートは確約されました。あとは声を集めるだけです。 声が数件だけだと、特異な事例であり、単なる誤差の範囲内とされてしまうでしょう。数十件集まれば、ある程度の世間の関心を引くでしょう。数百件となれば、マスコミも食い付くでしょう。千件を超えると、国も無視できなくなるでしょう。数万件になったらやっと精神医学会も認めるかもしれません。 このブログをご覧になっている方で被害に遭われた方、是非掲示板を利用し、声を上げて下さい。そして、同様の声がどんどん集まるよう、多くの方々に呼びかけて下さい。歴史を動かしましょう。 |



