精神科医の犯罪を問う

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精神科の治療と凶悪犯罪

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ついに国が動き始めました。SSRIが日本で販売され始めてから10年目にして、販売開始当初から指摘されていたはずの危険性について、ようやく調査されることになりました。
抗鬱薬服用で攻撃的反応 厚労省が副作用調査へ
2009.3.7産経新聞
 鬱病(うつびょう)治療のため、「パキシル」といった抗鬱薬を服用した患者の中に、服用後に暴力をふるうなど人を傷つける恐れのある他害行為の症状が表れたという報告が平成16〜20年にかけて計42件、厚生労働省に寄せられていたことが6日、分かった。殺人事件を起こしたケースもあり、投与にかかわった医師らからは薬の副作用の可能性を指摘する声が出ている。厚労省は近く、専門家から意見を求めるなど因果関係の調査に乗り出す。

 厚労省によると、他害行為の報告が把握されている抗鬱薬は「パキシル」のほか、「ジェイゾロフト」「デプロメール」「ルボックス」の4種。

 主な報告は「バイクをけったり、車を殴る」「男子高校生が『このままでは人を殺してしまう。刑務所に入れてくれ』と要望した」など。鬱病を併発した認知症の70代の男が、パキシル投与後に妻を殺害したり、45歳の男が妻の頭を金属類で殴り重傷を負わせたりするなど、刑事事件に発展したケースもあった。

 42件のうち、もっとも広く流通している「パキシル」に関する報告は28件あり、製造販売元のグラクソ・スミスクラインによると、処方した医師は5件で薬剤との因果関係を「確実」とし、18件で「疑われる・否定できない・関連あり」と判断した。

 そのため、厚労省では専門家から意見を求めるとともに、他の抗鬱薬でも同様の報告が寄せられていないか、薬の安全情報をとりまとめる医薬品医療機器総合機構を通じて把握を急いでいる。因果関係が強く疑われれば、添付文書の注意書きや副作用に「攻撃的反応」などと明記する。

 ただ、鬱病以外の患者への誤投与や、別の薬との飲み合わせにより他害行動が誘引されたケースも考えられ、精査が必要となる。

 厚労省医薬食品局安全対策課は「他害行為が薬の影響によるものか、慎重に調べている。ただ副作用を過剰に恐れて急に薬の服用をやめると、使用者の命にかかわる副作用が発生する場合もある。個人で判断せず、担当医と相談してほしい」としている。
◇
 抗鬱薬

 国内では30種類以上が承認されている。鬱病患者数の統計はないが、躁(そう)と鬱の状態を繰り返す躁鬱病を含む気分障害患者は約92万人前後といわれる。鬱病患者のほとんどが薬の処方を受けている。鬱病を自覚していない潜在患者も多いとみられる。躁鬱病の患者が、医療現場で「鬱病のみ」と診断され、投与された抗鬱薬を躁状態の時に服用し、異常な興奮状態に陥るケースも報告されている。
もう少し詳しい経緯は、RISFAXの記事にあります。
その記事を貼り付けていたHP:
http://ameblo.jp/iryounews/entry-10219072128.html
http://ameblo.jp/iryounews/entry-10219668898.html

この問題を長年指摘し続け、厚生労働省にも散々要望してきた私にとっては、何をいまさらという思いが強いのですが、第一歩を踏み出したことに素直に喜びたいと思います。

副作用の報告件数が無視できないレベルに達したので、ようやく動き出すということなのでしょう。裏を返せば、(海外では既に問題が指摘されているにもかかわらず)十分な被害者が出ないと国は動かないということです。副作用の報告に関しては以下を参照して下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/44750026.html

しかし、その副作用報告のシステムが曲者です。副作用と思われる症例については、医師に報告が義務付けられていないのです。こういった副作用を律儀に報告する医師は、患者を観察し、副作用を冷静に評価できる能力があり、誠実さもあります。こんな稀少な精神科医は何%くらいだと思いますか?

実際に被害に遭っているのは、副作用を評価できない、認めない、報告しない大半の精神科医から治療を受けている患者なのです。被害の実数は2桁以上異なるでしょう。

アメリカでは、患者が副作用について自らFDA(日本の厚生労働省に該当する機関)に直接報告することができます。日本では、患者からの自己申告であると、それが正しいかどうか評価できないという理由で、報告者は医療関係者と薬局関係者に限定されています。
http://www.info.pmda.go.jp/info/houkoku.html

おそらく、患者から副作用の報告を受け付けようものなら、とんでもない量の報告が寄せられ、とても手が回らなくなるでしょう。とはいえ、患者に非があるわけではありませんし、報告が禁じられているわけでもありません。ここまでSSRIの問題を放置していたわけですから、もっと厚生労働省に仕事をさせ、責任をとらせないといけません。SSRIをはじめとする向精神薬の副作用についての報告や要望があれば、是非以下の連絡先に手紙やFAXを送って下さい。
〒100−8916 東京都千代田区霞が関1−2−2
厚生労働省医薬食品局安全対策課
FAX:03−3508−4364
また薬事法により、製薬企業には、副作用によるものと疑われる症例等を知ったときには厚生労働省や医薬品医療機器総合機構に報告が義務づけられています。ですから、製薬企業に副作用について報告するのも一つの手段です。

SSRIが日本で市場に出回った頃、「副作用がほとんどない」「安全な薬」「画期的な新薬」「魔法の薬」「飲めばうつ病は治る」などと騒がれてきたのは一体何だったのでしょうか?お決まりの精神科医は、何を根拠にして、テレビや雑誌、新聞、ネットなどで「薬で性格が変わることはない」と言い続けてきたのでしょうか?

海外の教訓(銃乱射事件など)も、日本の教訓も全く生かされてきませんでした。日本の教訓とは、全日空機ハイジャック機長殺害事件のことです。これは、SSRIを魔法の薬として普及していた精神科医
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=4576970364
の治療によって引き起こされた事件です。その精神科医は、当時まだ認可されていなかったSSRIを個人輸入して使っていました。SSRIを投与された青年は性格が激変し、最終的に凶行に及びました。その精神科医は法廷で自分の治療のミスを認めましたが、何らの処罰もありませんでした。

大阪児童殺傷事件を引き起こした宅間元死刑囚が、犯行前にパキシルを処方されていたのは有名な事実です。口封じをされるかのように早々に死刑に処され、真相は闇に葬られてしまいましたが、その当時に十分な警告があれば、この悲劇は起きなかったかもしれません。

厚生労働省は、SNRIなどの他の抗うつ剤についても調査を始めるようです。SNRIと言えば、3月中にも認可される予定の小児向ADHD治療薬「ストラテラ」もSNRIです。この薬は、攻撃性や自殺念慮を引き起こす危険性について、既に海外では問題となっています。市場に出回り、相当数の被害者が出てからようやく対処するのでは遅いのです。子どもが犠牲にならないよう、安易な早期認可を防がないといけません。

抗うつ剤やストラテラの被害について報告して下さい。
kebichan55@yahoo.co.jp
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php

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15人が死亡し、結果として過去最大級の無差別大量殺人となった個室ビデオ店放火殺人事件に関して新たな情報が出てきました。
「睡眠薬飲めず不安定」  捜査当局、精神鑑定を検討
 15人が死亡した大阪市浪速区の個室ビデオ店放火殺人事件で、無職小川和弘容疑者(46)が「いつも飲んでいた睡眠薬を飲めなかったため犯行時は精神的に不安定だった」と供述していることが5日、捜査関係者の話で分かった。

 浪速署捜査本部の調べに「個室で死のうと決意した」と話すなど、衝動的な犯行とみられることが既に分かっており、捜査当局は刑事責任能力を確認するため精神鑑定を検討。供述や証拠を精査し、本鑑定するか簡易鑑定するかを判断する。

 小川容疑者がことし1−2月ごろ「戸籍を売って金をつくった」と周辺に話していることも判明。捜査本部は動機の背景にある経済的困窮を示す事実とみている。5日、小川容疑者の大阪府東大阪市の自宅マンションを家宅捜索した。

 供述によると、精神的に不安定で日常的に睡眠薬を飲んでいたが、事件の数日前から個室ビデオ店などを転々として自宅に戻らなかったため薬が飲めず、いつもより不安定だったという。

 これまでの調べなどでは、小川容疑者は事件の約1週間前、自宅前を下着姿で歩く様子が目撃され、約1カ月前にも同じ格好で他人の家に上がり込むなど不可解な行動があった。
2008/10/06 02:06   【共同通信】
ちょうど前回向精神薬の副作用に関して取り上げたところでしたが、睡眠導入剤にも「異常行動」「自殺企図」「殺人」「錯乱状態」「譫妄」などの副作用が報告されていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/44750026.html

実は、日本は睡眠薬や抗不安薬の処方量が異常に多いことで知られています(世界でも突出しています)。中でもベンゾジアゼピン系の薬が安易に処方されていますが、これは常用量でも依存症になり、急な断薬で離脱症状を引き起こすという危険性が以前から指摘されています。その危険性や、処方のされ方の問題については以下をご覧下さい。
http://www.npojip.org/newspaper/asahi/20010616.htm
http://www.npojip.org/newspaper/asahi/20010623.htm

おそらく、本人は自分で何をしたかよくわかっていないでしょう。そして、容疑者のそのような様子が報道されるにつれ、被害者や遺族はますますどこに怒りをぶつけてよいか分からないと思います。当然ですが、たとえ睡眠薬の副作用の影響下にあったとしても、今後精神科医が責任能力がないと判断しようとも、これを直接引き起こした本人に一番の責任があり、その責任をとるべきであるのは間違いありません。しかし、ここまで事件が大きくなった背景を解明しないといけません。今後は個室ビデオ店側の防火体制の不備についての捜査が中心となるとは思いますが、容疑者に施されていた治療の実態も調べ、その治療の責任を問う必要があります。実際、同様の事件が他にも起きているため、根本的な原因が究明されない限り悲劇の連鎖は止まらないでしょう。
神奈川・綾瀬の障害者施設放火:所有の女を起訴 「殺人」は見送り
 神奈川県綾瀬市の知的障害者施設「ハイムひまわり」が全焼し入居者3人が死亡した火災で横浜地検は3日、施設建物の所有者で近くに住む志村桂子容疑者(64)を現住建造物等放火罪で横浜地裁へ起訴した。志村被告は殺人容疑でも逮捕・送検されたが、地検は「殺意を裏付ける証拠が不十分」などとして、殺人罪での起訴を見送った。

 殺人罪について地検は▽動機に殺意があったか疑問▽事件直後に自ら119番している−−ことを重視、不起訴処分とした。志村被告は精神科に通院歴があり「軽度のうつ」と診断されていたため鑑定留置していたが、刑事責任は問えると判断した。【池田知広】

毎日新聞 2008年10月4日 東京朝刊
こんな事件もあります。
神奈川・相模原の息子殺害:2人殺害容疑、母きょうにも起訴−−横浜地検
 神奈川県相模原市の自宅で1月、長男(当時29歳)と次男(同24歳)を殺害したとして、母親の同市上鶴間7、無職、吉本やす子容疑者(57)が殺人容疑で逮捕された事件で、横浜地検は3日にも吉本容疑者を殺人罪で起訴する方針を固めた。吉本容疑者は約8カ月間、精神鑑定のため鑑定留置されていた。地検は刑事責任能力を問えると判断したとみられる。

 調べでは、吉本容疑者は1月17日午後、自宅近くの交番に「息子2人を殺しました」と自首。県警相模原南署員が自宅で遺体を確認し殺人容疑で緊急逮捕した。引きこもりの長男の首を包丁で刺し、知的障害のある次男も首を絞めて殺害した疑いが持たれている。

 吉本容疑者は05年3月、東京都品川区の保育園副園長を「家族の介護のため」と退職。事件の約1カ月前から計9回、保健所や交番に息子の相談を持ちかけていた。事件20日前には「不眠が続き具合が悪くなった」と精神科で投薬治療を受けたという。逮捕直後は「長男が意味不明なことを言いだし、他人に危害を加えると思った。自分が逮捕されれば次男は独りになり、ふびんに思い殺害した」などと供述していた。【池田知広】

毎日新聞 2008年10月3日 東京朝刊
こんな不安定な世の中ですから、人生に困難を抱えて不安になることは当たり前の話です。その不安を解消する解決策は、不安をもたらしている問題を解決できるよう、個人の能力を高めたり社会を改善したりすることです。精神科を受診すれば問題が解決すると思い込んでいる人が多いのですが、それは幻想に過ぎません。

多くの場合、精神科医のできることは、その不安に対してレッテルを貼り、それをごまかす薬を出すだけです。例えば、悪臭を放つ汚物が近所にあって苦しんでいる場合、本当の解決策は単にその汚物に直面して処理することですが、精神医療的解決策は「とりあえず臭覚を麻痺させる薬を出しておきますので様子をみてみましょう」というものです。問題に直面させず、それを認識させないようにします。これではむしろ別の問題が発生するのは明らかです。

善意で他人に精神科受診を勧める人がいますが、そのような人々は精神科の治療の実態を知っておくべきでしょう。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php

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何の罪もない幼い命まで奪われた事件がありました。
逮捕の77歳「家族を殺せば楽に…」 千葉・柏の一家殺害 
6月24日21時47分配信 産経新聞
 
 24日午前7時5分ごろ、千葉県柏市鷲野谷の民家から、男の声で「家族全員を殺した」と110番通報があった。柏署員が駆け付けたところ、この家の一家4人が頭から血を流して死亡しているのを発見。県警は、同居する無職の夫(77)が「ハンマーで(家族の)頭をたたいた」と認めたため、殺人容疑で逮捕した。

 亡くなったのは、夫の妻(75)▽中学校教諭の長男(49)▽看護師の長男の妻(44)▽夫の孫で、この夫妻の長女(4)。夫は不眠症のため投薬治療を受けており、病院で「鬱病(うつびよう)の疑い」と診断されていたが、県警は責任能力に問題はないと判断した。

 調べでは、夫は24日午前6時ごろ、自宅物置から持ち出したハンマーで4人の頭を殴り殺害した疑い。調べに対し、「自分の健康のことで家族とトラブルがあった。妻に邪魔だといわれ、以前から殺そうと思っていた。家族全員を殺せば楽になると思った」と供述しているという。

 夫は母屋の電話付近で、返り血を浴びた状態で気を失って倒れており、いったん病院に運ばれた。台所付近で血の付いたハンマーが見つかった。

 殺害された4人は頭を複数回殴られ、妻が台所、長男夫婦は居間、孫は離れの2階で倒れていた。妻がかっぽう着姿、ほかの3人はジャージーやパジャマ姿だったという。

 現場は手賀沼の近くで、民家や畑が混在している。近所の女性は「(孫は)幼稚園に上がって、ピアノ教室にも通い始めていた。かわいそうだ」と声を詰まらせた。
似たような事件があり過ぎていちいち覚えていませんが、今年4月には、「妹を殺せば幸せになれると思った」という理由で、庭にあった石で就寝中の妹の頭を殴って殺害した姉が逮捕されるという事件が横浜で起きています。2005年1月には、不眠症の治療を受けていた男が、妻と長女と長男の3人を鉄アレイで殴って殺害するという事件も起きています。

昔から身勝手な無理心中事件はありましたが、心中事件では片付けられない異常さが最近の事件では目立ってきています。今回の事件で気になるのは、容疑者が不眠症のために投薬治療を受け、うつ病の疑いと診断されていたことです。恐らく抗うつ剤も投与されていたでしょう。また、容疑者が気を失って倒れていたと報道にありましたが、これも気になります。後悔と自責の念によるものでしょうか。それとも、薬物の影響だったのでしょうか。

アメリカでも同じような事件が起きています。ある男が妻と子どもと孫を突然撃ち殺し、その後自殺を遂げたという事件がありましたが、この事件には抗うつ剤「パキシル」が絡んでいました。2001年6月7日、ワイオミング州地裁は、事件について責任があるとしてパキシルの製造元に対し640万ドルの支払いを命じました。余談ですが、アメリカでこの画期的な判決が出た翌日、日本ではパキシルを処方されていた男が小学校に乱入し、8人の命を奪う事件が起きています。

ついでに、このパキシルについて調べてみました。医薬品医療機器総合機構は、報告された副作用と思われる症例をホームページで公表していますが、今月9日には平成19年11月、12月分の情報を追加しています。その中にこんな症例がありました。気力低下と外傷後ストレス障害でパキシルを処方されていた30歳代の女性に「殺人念慮」という有害事象が見られたということでした。
http://www.info.pmda.go.jp/fsearchnew/fukusayouMainServlet?scrid=SCR_LIST&evt=SHOREI&type=1&pID=1179041%20%20%20%20%20&name=&fuku=%BB%A6%BF%CD&root=1&srtnendo=2&page_max=100&page_no=0

ちなみに、リタリンについても「殺人」という有害事象が報告されています。
http://www.info.pmda.go.jp/fsearchnew/fukusayouMainServlet?scrid=SCR_LIST&evt=SHOREI&type=1&pID=1179009%20%20%20%20%20&name=&fuku=%BB%A6%BF%CD&root=1&srtnendo=2&page_max=100&page_no=0
「放火癖」も同時に報告されているので、義父の口に電気ドリルを突っ込んで殺害した後に放火したあの事件のことでしょう。

不可解な殺人事件や傷害事件、自殺が多発しています。事件を起こした人が精神科で治療を受けていた場合、本人に責任があった、なかったという実りのない議論ばかりが繰り返されますが、そんなことをするくらいなら、その主治医の責任を追及するべきでしょう。

事件は勝手に起きるわけではありません。精神科医が何と鑑定しようとも、事件を起こしたからには、やはり本人に責任があるという事実は変わりません。それでも本人に責任がないという理由で無罪あるいは減刑にするというのであれば、その減らされた分の刑を「責任者」に負わせるのが筋でしょう。治療に責任がありながら悪化させ、その状態(心神喪失や心神耗弱)を引き起こした張本人を罰するなら国民も納得するでしょう。

今回の事件に関しては、本当に治療は適切だったのでしょうか。そこを明らかにすることが真相解明の第一歩でしょう。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
子育てを甘く見ていたようです。妻が退院して落ち着くかと思えばそうではありませんでした。すっかり忘れていました。新生児は2〜3時間ごとに目が覚めるのですね。

長女の時も大変でしたが、今回ははるかに大変です。妻がまだ十分に動けないため、家事や育児をこなしつつ、急速に甘えん坊になった3歳の長女のケアもし、さらには通常の仕事もしないといけません。ブログ更新に使っていた時間を睡眠に充てることで何とか生き延びている状態です。

子育ての大変さを体験すれば、母親の大変さが少しだけでも理解できます。出産後のつらい体をケアしながら、家から出ることもできず、朝晩関係なく泣き喚く赤ん坊にひたすら授乳し続ける日々を過ごすわけですから、「産後うつ」になるのも当然でしょう。

他にも面倒を見ないといけない幼い子がいたり、旦那が子育てに非協力的であったり、親類や近所からの支援がなかったりすればなおさらです。突発的にキレたり、ひどい場合には虐待したり、心中を図ったりする母親がいるのも無理はありません。

こういう母親に必要なのは、「うつ病」という診断名でも、抗うつ剤でもありません。単に栄養と休養、そして何よりも周囲の支援が必要なのです。

まったく、最近の議員にも行政の人間にも困ったものです。精神科の受診率を上げ、産後うつ病を早期発見してあげることが支援だと思い込んでいるのですから。公明党などは、うつ対策ワーキングチームまで設け、4月30日に初会合を開いたことを誇らしげにしています。

さて、このような一見して支援のように見えるうつ病啓発キャンペーンも、そろそろ実態が暴かれてきたようです。今日はこんなニュースがありました。
<抗うつ剤>「SSRI実態把握を」医薬品監視機関が要望
5月12日19時35分配信 毎日新聞


 抗うつ剤「SSRI」の危険性に関する注意喚起が不十分だとして、民間医薬品監視機関の薬害オンブズパースン会議(代表・鈴木利広弁護士)は12日、厚生労働省や製薬会社などに、副作用の実態調査などを求める要望書を出した。

 SSRIは、似たタイプのSNRIと合わせた販売額が約900億円(07年度)と、抗うつ薬の約8割を占める。自殺、他害行為など衝動性の高まりや性機能障害といった副作用について「使用上の注意」に記載があるが、同会議は「警告」に引き上げるよう求めている。水口真寿美事務局長は会見で「国の自殺防止対策を受け安易に処方する例が増えている」と指摘した。【清水健二】  

最終更新:5月12日19時35分
この素晴らしい要望書はこちらで詳しく見ることができます。
要望書の概要
http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=606

厚労省、法務省、企業への要望書全文
http://www.yakugai.gr.jp/topics/file/080512SSRIyoubousho.pdf


是非、要望書の全文を読んで下さい。自殺対策が進められる中、「簡易問診票などによる操作的診断の表面だけ取り入れた診断と『SSRIを使っておけばとりあえず間違いない』という安易な治療論がSSRIの使用量を増大させている」現状を鋭く指摘し、抗うつ剤SSRIによる衝動性亢進(自殺・自傷行為・他害行為)と犯罪との関連について実態把握のための調査を要望し、注意喚起を求める内容になっています。

また、今回は日弁連にも要望を提出している点が興味深いです。「抗うつ剤による衝動性亢進(自殺・自傷行為・他害行為)が犯罪を誘発する危険性」についてもっと弁護士が知識を持つようになれば、凶悪犯罪の背景にある「精神科の治療」の実態が明らかになってくるでしょう。

今や、この問題は学会でも討論されるようになったり、専門雑誌でも特集されるようになっています。
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo01/bo0103/bn/11/02index.html
●抗うつ薬による攻撃性・暴力
辻 敬一郎  田島 治
 抗うつ薬,とくに選択的セロトニン再取り込み阻害薬はその副作用として中枢刺激症状を有していることがわかってきており,多くは自殺関連事象発現の背景となり得るものとして注意喚起が行われている。自殺関連事象の背景となり得る一連の中枢刺激症状はactivation syndromeと呼ばれており,それらの症状は攻撃性を伴い易く,その攻撃性が自己に向かえば自傷あるいは自殺という形で現れるが,他者に向かえば暴力等の他害行為に発展する。抗うつ薬服用中に傷害事件を起こし,訴訟問題となり裁判が行われたケースも実際にあり,その原因が抗うつ薬によるものと判断された事例も多くみられる。また,抗うつ薬が躁状態を誘発し得るが,一般に躁状態は攻撃性や暴力を伴い易い。近年,抗うつ薬投与により出現した躁状態がactivation syndromeによるものであるか,あるいはbipolarityによる躁転であるかの論議が浮上してきている。本稿では抗うつ薬により誘発される攻撃性や暴力について,躁転の問題やactivation syndromeの概念を踏まえて概説した。
何か大きな変化を感じます。このブログを始めた頃には考えられなかったようなことが動いて来ています。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php

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