3月11日の東北震災よりもちょっと前、全国の少年院、約140箇所に「龍国日本」の本を贈りました。(まだ在庫がたくさんあるからね!)
その趣旨は、以下に!
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平成23年3月9日
院 長 様
はじめまして!
お勤め御苦労様でございます。
私、「龍国日本」なるタイトルで本を出版しました、著者の宮○○郎と申します。
たまたま、NHKのニュースで、少年院を出ても正業にありつけず、再び舞い戻ってくるケースが多いと耳にしました。これには現在の社会風潮にも問題がありますが、それよりも、本人自身に生き抜いていく気力が充実しているかどうかにかかっていると思います。少子化が叫ばれている昨今、将来ある少年少女は国の貴重な資財です。
本の内容を簡単に述べますと、一不良少年が運命に翻弄されながらも、波乱の人生を送る途中、「日本列島は龍に似ている」という風説を耳にして、それを図案化します。そして更に、龍の起源、日本創成のルーツを探る時空の旅に出かけ、そして日本に再び帰ってくるといった小説です。そこには現在ある、物の価値観、たとえば「拝金主義」などの概念を変える何ものかが含まれています。
それを私は、「龍の心をもって」とあとがきで締めくくっていますが、この内容が収容者の皆さんの今後に何かお役に立てればと、ここに一冊進呈する次第であります。図書室などに置いていただいて、収容者の方々に読んでいただければ幸いです。
ホームページはこちらです。http://www.m-creates.co.jp/ryukoku/
敬具※
その、お礼と感想の手紙を最近、佐世保少年院の院長からいただきました。
佐世保少年院は、戦時中の旧海軍の兵舎を改造して作られ、海が目の前にあり、カッター訓練を精神修養の一環としているそうです。そのカッター練習場、風景のすばらしい写真が同封されていました。
悲しいほど静寂で美しい、ひと時の風景です。
その手紙の内容によりますと、少年院の院生の共通したメンタル意識は「どうせ俺なんか!」と自己イメージが低い、捨てた気持ちと表現されていました。
以下私の返礼の中の一部。
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真に僭越ながら更に付け加えるとしたら、プライドを持たせてやることではないかと思います。
生まれた環境、生活環境を考えると、それぞれにグレるに至る充分な理由があると思います。(運命は不公平が自然なので!) 彼らにプライドを? それがないからグレているのだ、というのが彼らの、又周りの言い分かもしれませんが、最低限の、そしてそれは最高のプライドにもなりうるものがあります。
日本列島を龍であると認識させること。そして自分は「龍国日本」の民、一員であると自覚させることです。難しい説明は必要ありません。彼らが本の内容を十分理解できなくても、日本列島と龍が重なって頭の片隅に残ってくれればいいのです。そして、その「龍の心」をもって、社会に出て対処していけば道は開けると思います。
「龍国日本」は最低限の理解力でも最高のプライドにつながると信じています。※
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