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3月10日早朝の汽車(私のあたりはまだ電化になっておらずデイーゼル車のため汽車です)に乗り、成田に向かいます。14時55分発上海経由のシンセン行きです。
成田−上海は定刻通り、しかし上海発がトラブル。同じ飛行機に一度降りて再乗機なのですが、なにやら中国人が多人数でボーデイングカウンターを取り囲み興奮した様子で詰め寄っています。
はじめは「なーにやってんだか?」って、気軽に見てましたが搭乗時間が近づいても何のインフォメーションもありません。その内、搭乗時間が過ぎ「これはどうしたことか?」とカウンターに近寄ってみます。
詰め寄ってる方も答えてる方も興奮してるし、早口だし、多分標準語ではない言葉(上海語?広東語?)らしく何言ってるかさっぱりです。もとからそんなに流暢に中国語を理解できるわけではないのでちっとも事の成り行きがわかりません。
するとどうやら日本の商社関係らしき3人連れを発見、そばには女性の通訳さんも付いています。さりげなくそちらに近づき聞き耳を。
「何か点検に手間取っていて、不都合なことがあるらしい。いつになるかわからないし、今日飛べないかもしれないと言ってる。」
なんですと??!!
こんなところでおっぽり出されたらどうすりゃ良いんだ??もう私の通訳は現地に到着しちゃってるし、連絡方法もありません。空港の電話もどうやって使うかわからんし、こうなら日本人らしい人に携帯借りるか?などと考えをめぐらせていました。やっぱり中国でも使える携帯にすりゃ良かった。とか、中国の携帯買うか?などと今ではどうしようもないことを考えてるうち、何の前触れも無く、突然「ハイ。okです。乗って乗って!!」って感じで搭乗開始。1時間遅れで飛んだのでした。
日本ならこういう理由で遅れていて、あとどのくらいで大丈夫とか、きちんと説明があって当然ですよね。そこが中国。それまでは「わからん。知らん。まあ、ちょっと待て。」とかしか言わず、突然「はい乗って。」ですから。
あんなに怒って詰め寄ってた人も、思わず吹き出すほど突然でした。
やっぱり次行くまでに海外通話OKのやつに機種変しといた方が良いかな?
まあ、とにかく無事に着きまして通訳の周君も心配しながら待っていてくれました。
ホテルに入ったのが11時過ぎ。そこにメーカーの社長が来てくれて、それから軽く飲みに行こうと連れて行かれかえったのが1時過ぎ。そのままバタンキュウでした。私の到着を心配してくれていて、わざわざホテルまで出向いてくれたのに「疲れたからすぐ寝る」とは言えず付き合ってしまったのでした。
もしかすると向こうさんも「え??行くの??社交辞令だったのに!!」だったかもしれませんね。
翌朝、社長がホテルまで迎えに来てくれて工場へ。
通路や階段に私の機体が並んでいます。なんとも興奮しますね。嬉しいのと「いよいよこれからだ。」って言う緊張感とがみなぎってきます。
事務窓口の陸さん(以前にKATANAを持って写真に写っていた少姐ですね)と挨拶を交わし、今までの経緯と新たに要求した内容の確認などを話し、キャニスターマフラーのサンプル、新エンジンのサンプルなどを確認しました。
その後生産ラインに入り、生産途中の機体のチェック。完成機体のチェック。梱包済みの製品を空けてチェックしました。
これといった致命的なことは皆無で(もちろんあったら大変なのですが)細かな汚れとか梱包状態の注意点などを指摘して改善要求しました。
午前中いっぱいかけて細かくチェックし、昼食後、新エンジンのテストと機体テストを行うとのことで飛行場へ同行しました。
そこは東莞しないから50分くらい離れたところで3時くらいに到着。待っていたのは専属のテストパイロットとこのメーカーにオリジナルブランドとして生産依頼し、中国国内向けに販売してる方でした。
今回のエンジンはこの方の紹介らしいです。
50ccと57cc。どちらも22*10のペラでのテスト。
50ccは6000回転ピーク。57ccは6500回転ピーク。その後キャニスター装着で6800回転まで回してましたね。
その57ccを積んだyak55をテストフライト。
飛行も素晴らしくテストパイロットの腕もすごい。
写真ではバックに何も無い、羨ましい飛行場に見えますが。この写真の反対側には農業保冷庫らしきタテモノが50mほどのところにそびえ、それを回避しながら飛ばしています。
日本では考えられません。私も飛ばしてみようと思っていたのですがその環境を見て即、断念。というよりしり込みしてお断りしました。「大丈夫。大丈夫。やってみろ。飛ばしてみなきゃ性能がわからないだろ?」と言いますが、冗談じゃありません。そんな建物、視界に入れながら飛行できる勇気は持ち合わせていません。飛ばさなくても音聞いて、飛びを見てれば十分わかるからと丁重にお断りしました。
説明によるとスロットル40%ほどでホバリング演技、上空演技(上昇)で80%スロットルで良いようですね。DL50よりも排気量が大きい分パワーもあります。
スローも安定してるしいい感じですね。
まあ、とにかくうまい。連続ローリングサークルから低空スローロール、ホバリングからトルクロール。地面にラダーが接触しそうです。それも、どの演技も目の前に建物があり、それをかわしながらですから、たいしたもんです。
3度ほどフライトさせ、エンジンテストも3回ほど。なかなか使えるエンジンではないかと思います。
値段もDL50とほぼ同等で出せるとの事でした。
続く。
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なんだかスリルとハプニングな訪問のようですね
無事帰還お疲れ様でした
続きレポが楽しみ^^
2009/3/13(金) 午後 6:04
kentakaさん、ありがとうございます。何回行ってもくたびれる国です。その代り良いものも仕入れてきました。この土日はなんだか天気悪そうだし、続き書きますね。
2009/3/13(金) 午後 6:30
工場の中を見るのは始めてです。50年ほど前は、アメリカさんへ輸出する玩具の彩色を家業としていましたのでこの風景が懐かしいです。もちろんモノは違いますけれど、女工さん、職人さんが背中を丸めて細かい作業を繰り返しやっている所なんかそっくりです。検品は厳しいものがあり、それによって職人の腕も磨かれていった過去が日本にもあったのです♪〜ガンバレ中国!!〜磨きを掛けた日本の職人より〜
2009/3/14(土) 午後 5:01
さとちゃん、そうなんですね。在りし日の日本の姿が間違いなくあそこにはありますね。また、飛行機に関してはすべての工程を自分でもやれるじゃないですか。なおさら彼ら彼女らの苦労もわかるし、失敗しそうなところもわかるんで、話がスムーズに進んでるのかもしれませんね。まもなく製品が入ってきます。来週にはラインナップを報告できると思います。
2009/3/14(土) 午後 11:25
職人さんが一生懸命作っている様子素晴らしいですね!
おいらの機体はどれ? (^Q^)/ ギャハハ
2009/3/17(火) 午前 10:18