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西澤さんの短編集。
まだ羽村の年齢には到達していないが独り身の私にとって羽村は親近感のあるキャラクタだった。
ミステリとしては日常の謎を扱ったものなのでサクッと読める。
けど内容は老人介護や孤独死といった考えさせられる話が多い。
どうせ最後は孤独死。悲しい考え方だけどその通りかもしれないな。
誰かに世話を掛け迷惑をかけながら死ぬのを悲しんで貰いたいか。
誰にも迷惑をかけない代わりに悲しんでくれる人がいないまま死んでいくか。
最終的に周りに誰も居ないってのはもちろん寂しいに違いない。
けどいつか失ってしまうなら最初から手に入れないほうが良いという羽村の考え方も理解できる。
まあ深く考えると気分が沈んでくのでとりあえずなるようになるだろうと楽観的な結論に^^;
とりあえず独身のまま初老を迎えたとしても羽村の様な格好良いオジサンになりたいね。
悲しい結末の話が多いのだが最後の羽村の言葉で気持ちよく終えることができた作品。
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最近の西澤作品には結構老人医療問題が出てきますね。ご本人自らそれを自覚してらっしゃるようですが。孤独死って字面だけでも切ない気持になりますね・・・。ラストは少し救われた気持ちになりましたね。
2009/7/28(火) 午前 1:17
べるさん>>
西澤さんはこの題材に何か思うところがあるんでしょうね。孤独死って確かに切ないですが、私はこの作品の羽村の行き方で多少気楽に考えられるようになりました。
2009/7/30(木) 午後 11:59 [ 桂 ]