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<あらすじ>
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺され たのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの 告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次 々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを 巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが 遂に文庫化! 図書館で待ってたらいつまでたっても回ってきそうになかったので文庫版を購入。 実際読んでみると売れてる理由が分かった。 決して良い話ではなくむしろ気分の悪くなる話なんだが読むのが止まらなかった。 個人的に本作の面白さの八割は第一章の『聖職者』。 第二章〜五章は一章の補足。第六章は後日談といった感じ。 もちろんこれがメインの話なんだろうけどとにかくインパクトが凄かった。 ホラー物でなくこれだけゾクゾクしたのは久々。 ラストは第一章の告白によって与えた恐怖で復讐を終えても良かったのでは?と思ったりもするが この救われない物語を終わらせるにはこの終わり方が合っているんだろう。 それにしてもこれだけ厭な人ばかり出てくる作品も珍しい。 良い人はやんちゃ先生くらいしかいないんじゃないかな。 湊さんは他の作品も読んでみたいが図書館は待ち人数が半端じゃない…。 早く文庫化してくれないかな。 |
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新人にして、これだけのリーダビリティの作品を書けるというのはすごいな、と思いましたね。ラストでとことん落とすところも個人的には好みでした。ただ、二作目の『少女』はそれなりに感心したものの、それ以降の作品はみんなカラーが似通っていて、正直食傷気味になりました。筆力はさすがだと思うのですが、もう一つ突き抜けた何かが欲しいと思うんですよね。
2010/8/30(月) 午後 11:52
べるさん>>
これが新人の作品と思うと確かに末恐ろしいです。けど、二作目以降は似通っていてインパクトにかけるという感想をよく見かけますね。食傷気味にならないように文庫で気長に待ちながらもう何作か読んでみます。
2010/9/7(火) 午後 10:44 [ 桂 ]