井上夢人

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「もつれっぱなし」

適当借りの二冊目は井上夢人さん。

全て「〜の証明」というタイトルになっていて、
片方の人物が突拍子もないことを言い出すとこから始まる。

以下、それぞれの一言感想。

『宇宙人の証明』
二人の関係は恋人。
普通に考えると、○○○○を捕まえてきて宇宙人なんて言い出す彼女はかなりイタイ人。
だけど「宇宙人でない」ということも証明できない…。
彼女を傷つけることなく事態を収束させた彼氏に拍手。

『四十四年後の証明』
二人の関係は祖父と孫娘。
よくある時間もので44年後の未来の孫娘から電話がかかっていた一人の青年。
彼女は本当に未来から電話をかけてきているのか?ちょっと良い話。

『呪いの証明』
二人の関係は恋人。
火事で死んだ上司を呪い殺したと言い張る彼女。
ラストのどんでん返しと、呪いの証明がなかなか。

『狼男の証明』
二人の関係はアイドルとマネージャー。
犬に噛まれてから満月の夜は狼男になってしまうと言い張るアイドル。
解決がちょっと中途半端。

『幽霊の証明』
二人の関係は恋人。
自分は死んでしまって幽霊だと言い張る彼女。
普通に彼女と会話できて触れることも出来る彼氏は信じないが…。
わざと完結させてないんだろうけど、モヤモヤ感が残る。

『嘘の証明』
二人の関係は教師と女子高生。
万引きしていないと主張する女子高生。彼女の主張は嘘か本当か?
オチが効いてる。タイトルは二重の意味がある。

好きな話は『四十四年後』『呪い』『嘘』。

二人の会話だけで構成される作品で地の文は一切なし。
恩田陸さんの「Q&A」が同じ様な感じだったけど
短編集ってのもあってこっちの方がサクッと読めた。

「あくむ」

短編のホラーものが五作品収録されいてる。

ありきたりな感想で「世にも奇妙な物語」といった感じかな。
抜群、とまではいかないけどハズレはなし。
夏の夜にゾクッとするにはちょうど良いかも。

気になった点は、四話目までタイトルに色がついてるのに五話目だけ外したんやろ?
その色が話に関わっている訳ではないんで、何色でも良かったと思うんやけど。

前回の「The TEAM」とは違い、謎が謎を呼ぶという感じの内容。

主人公の婚約者のお父さんが異様な死に方をした所から物語は始まり、
そのお父さんが残したメモを手がかりに死の真相を探ることになる訳やけど、
主人公の周りでも不可解な出来事が起こり始めて、というかなり惹きつける展開。

で、島田荘司さんばりの強引な謎解きを期待していたんやけど…
この作品はホラーでした。。。ラストの後味の悪さがなんとも(--)
ただ、ミステリと思ってたのでガックリしただけで、
作品自体は飽きることなく最後まで楽しめる内容やった。

「The TEAM」

過去に読んだ作品のメモ。井上夢人さんを二作品ほど。

インチキ霊媒師(?)がテレビで一般の人の相談にのるんやけど、
その相談者の素性を徹底調査する内に、その裏にある事件が
見えてきて解決してしまう、という感じの短編の連作物。

軽妙な感じでとても読みやすかった。

この霊媒師を筆頭に周囲の登場人物のキャラも立っているんで、
是非シリーズ化して欲しい。

これも、TVドラマ化されると面白そう。
金曜23:15辺りでお願いします。テレ朝さん♪

「クリスマスの4人」

先週末、図書館に予約してあった本を取りに。
1冊だけだったんで、ちと寂しいなと思ってふらふらしてると、
井上夢人さんの作品で時期的にピッタリのタイトルがあったんで借りてみました。

目次を見ると1970年、1980年、1990年、2000年。タイトルが「クリスマスの4人」ということで、
勝手に4人のクリスマスを綴った短編集かなと思ってたんですが、普通に長編でした。

1970年のクリスマス、20歳の男女4人が男の人を轢いてしまいます。
4人は犯罪者となってしまうのを恐れ、死体を棄てて逃げます。そして−。

1980年のクリスマス、4人は久しぶりに再会します。
その4人の前に10年前に死んだ男が…。

1990年、4人の内の1人は作家となっていて、その作品が映画化されます。
試写会の日はクリスマス、4人は再び再会します。その舞台挨拶後に更なる事件が…。

そして2000年、再び4人が集まるとき、1970年から続いた全ての謎が解き明かされます。

感想は「え〜、そんなんやったら何でもありやん!」って感じですね。
ストーリーの展開上、現実的な解答は用意されてないとは感じていましたが、
まさかこうくるとは。もっと意外な展開を期待していただけに逆に予想できませんでした。
(よくわからない感想ですが、これ以上はネタバレになるので)

あと、1970年以外はクリスマスってことにあまり意味がない気がします。
4人が事件を一番思い出す、ってことでクリスマスじゃないと意味がないのかな?

読んでてつまらない訳ではなく、面白い作品だったんですが、
井上夢人さんの作品(岡嶋二人時代も含む)としては少し物足りなかったです。

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