雫井脩介

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「ビター・ブラッド」

しばらく待ち状態だった雫井さんの新作。

主人公は新米刑事の佐原夏輝。
初めての事件で組むことになったベテラン刑事は別離していた父親だった−。

母を棄てて出て行った親父・島尾明村。
そんな親父を許せない夏輝は明村に冷たくあたるが、明村は夏輝を子供扱い。
それがまた気に食わない夏輝。出だしからこの二人の関係が良い感じ。

そして、この作品を象徴するであろうジャケットプレイ。
ちょっと狙いすぎな気もするが、とりあえず笑わして貰いました。

初めての事件から1ヶ月余り、新たな事件が発生し、夏輝は明村と再会。
ここからが本作のメイン。ずっと二人が絡んでいる訳ではないけど
段々と二人の関係、特に夏輝の気持ちに変化が現れてくる。
夏輝の刑事としての成長と合わせて楽しむことが出来た。

取り扱う事件自体の面白さは『安定』という感じかな。
「シャドーマン」といった興味を惹かれるキーワードが初っ端からあったのに
そこが気になってしょうがない、とまではいかなかったのが残念。

助演男優賞は相星君。彼は良かったなぁ。

あと、終わり方も凄く好き。電車の中でニヤニヤしながら本を閉じた。
本作もきっと映像化されることだろう。

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「白銀を踏み荒らせ」

「栄光一途」の続編。今回のスポーツはスキー。

前作の事件で柔道界を離れることになったお篠さん。
とある出会いからスキー選手のメンタルコーチを引き受けることに。
まあ、その出会いには悪友・深紅さんが絡んでいる訳やけど(^^;)

初っ端からケビンやらマークやら。ヤバい、苦手なカタカナ名前…。
ケビンとマークはハーフってことでとりあえずは範囲内(カタカナなのに?)。
が、アルペンスキーなんで、結構な頻度でカタカナ名前が。
スタッフにも外人が。。。名前にはちょっと苦労した(--;)

で、あらすじは背表紙に任せといて、ここからは感想を。
若干ネタバレするんで、念のため文字反転。


今回は深紅さん、前作にもまして大活躍やね。
あそこまでやると「そんな馬鹿な。。」と思ってしまうけど、
まあ小説やからなんでもありかなと。

あと、前回もそうやったけど、事件の間も大会は進んでいく。
そのスキーシーンの描写も丁寧に書かれていて、
ミステリーとスポーツ物、二つの物語を同時に楽しめるってのが良い。

肝心の事件の方は、
『パル』という組織に何故か狙われている日本チーム、というサスペンス要素あり、
ケビンの事故死の真相、『カメレオン』と呼ばれている敵のスパイの正体、という謎解きあり、
って感じで内容ででなかなか楽しめた。

途中、ちょっと間延びしてる感があったけど、
それは私がカタカナ名前がイヤで集中してなかっただけかな。。。


作中でも五十嵐が『目立たない子』と言っている様に、
私もジャンプやモーグルは見るけどアルペンって特に興味なかった。
けど、本作を見たら次の冬季オリンピックは見てみるかな、って気持ちになった。

興味のないスポーツに興味を沸かせてくれる本シリーズ。
これからも続けて欲しいもんです。

はー、これで雫井さんコンプリートか。。新作を早く書いてくんないかな。

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「犯人に告ぐ」

雫井さんも残り少なくなってきた。

まずは誘拐事件。
娘の出産を間近に控えた巻島は陣頭指揮を任されるが−。

メディアに対するぶち切れっぷりにすっきりした。
その結果、巻島は田舎に追いやられてしまうわけやけど。

そして6年後。幼児連続殺人事件が発生。
6年前の誘拐事件にも関わっていた曾根は、
テレビを使った劇場型捜査のため巻島を呼び戻す。

曾根はやなヤツ。6年前も巻島に責任を取らせ、
今回も失敗した場合を考えて巻島に指揮を任せる。
更には植草という捜査を邪魔する刑事も。

ってことで終始『巻島頑張れ!』って感じ。
その巻島を支える津田と本田。
津田は精神的に巻島を支え、本田は技術的に支える。

ラストは巻島よくやった、曾根、植草ざまあみろって感じでスッキリ。

ちょっと欲を言うなら、誘拐事件、連続殺人事件共に、
不気味な存在の犯人で盛り上げておきながら最後があっけなかったこと。
まあ、巻島に焦点をあてた作品やからしょうがないのかな。

さて、これで残すは「白銀を踏み荒らせ」だけ。
楽しみやら残念やら。

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「栄光一途」

雫井さんのデビュー作。

柔道とドーピング問題、全然そそられるテーマやなかったんやけど…。
いやー、なかなか面白かった。

大きな流れは、主人公・お篠がドーピング問題を追っていくんやけど、
深紅、絵津子、志織の鬼平メンバが良い味出してるし、
代表選出のための選考会も結構盛り上がったし、
最後には驚きもあるしと、とても満足のいく作品やった。

今回はいくつかの小ネタに笑わせて貰った。鬼平ネタもその一つ。
『大滝の五郎蔵くらい優秀な子』って言っても、大半の人はわからんよね(^^;)
私はこれを見てもう一回鬼平を読みたくなった。

あと、杉園と千里山の対談の記事を読むくだりで深紅が、
「誰が読むのかね、こんな対談。」と言いながら、
文末の全てに(笑)を書き入れてるところ。

会社の昼休みに一人でにやけてしまった。。。
私も、今度つまらない論文をを読むときは、退屈しのぎにこれをやってみようw

雫井さん、はずれが無くて良いよ♪好きな作家の欄に追加するかな。

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「虚貌」

今の私のローテの一人、雫井脩介さんの作品。
最近は雫井さんと横山秀夫さん、折原一さんを繰り返し。

で、本作品。
400ページ弱の二段組で若干疲れたけど、一気に読んでしまった。

大筋は21年前に起きた事件の復習劇。
その復讐は主犯の汚名を被ってしまった荒勝明の仕業なのか?
それとも事件の唯一の生き残り気良征彦の仕業なのか?

この21年前の事件の描写は、襲撃の様子が鮮明に描かれていて怖かった。

そこから守年、朱音、辻、湯本とコロコロと人が入れ替わってちょっと混乱。
が、徐々にそれぞれの人が結びつき一安心。

中盤からはラストにかけてはモリさんの頑張れ!
ってとこで誰かに感情移入するというよりは応援やね。
あえて言うなら途中で事故死した庄村さんの気持ちかな。 ←ネタバレ注意!


あとはネタバレ感想のため文字反転。


誰しもが思うことなんやろうけど、特殊メイクでここまで出来るもんなんかね。
普段なら人の顔なんてなんとなくしか見てないから、
って理由で大石辺りは上手く化けられたとしても、
ずっと一緒にいた辻に化けてモリさんを騙せるもんかな。
物語中で終始、モリさんは面に弱いって言ってたけど…。

そういう意味でミステリとしてアンフェアかもしれんね。

そういや今気付いたけどタイトルってまんまやん。。。


雫井さんの作品はこんな感じの人の怖さを描く作品がメインなんかな。
「クローズド・ノート」の様な人の温かさを描いた作品が読みたいんやけど。
まあ、面白いから良いけどね(^^;)

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