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舞城王太郎って人は全くなんて作品を描くんだ。句読点はほとんどない。同じく改行もほとんどない。言葉は汚い。冒頭から拒否反応を示す文章が続く。なのに読むのを止められない。小さい頃に不良に憧れるのと同じ感じだろうか。悪いやつだとわかっているのについていく。気づいたら本を開いている。連続主婦殴打生き埋め事件。母親が事件に巻き込まれてしまった奈津川四郎。メインは四郎によるこの事件の謎解き。ルンババ12も登場したり。ただやっぱり最も強烈なのは途中で語られる次男二郎の生い立ち。中だるみしそうな程の分量。残酷な展開。なのにやっぱり止まらない。なんなんだこの不思議な魅力は。意味不明なタイトルが実は深い意味を持っていたり。暴力の人であった父親にも子供を思う気持ちがあったり。こんなクレイジーな作品の癖に感動までさせやがって。好き嫌いは大きく分かれるだろう。その時の気分によっても変わるだろう。私も手放しで好きだなんて言いたくない。認めたくない。でもこれだけは確か。舞城王太郎作品は読み始めたら止まらない。 |
舞城王太郎
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十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。 |
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