蓬莱の島通信ブログ(旧館)

ナチス化する中国およびその危機に直面している東アジア周辺に関わる時事問題への論評です

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 呉副首相事件の影響はどうか。

 親中国派マスコミ陣の一人、田中宇氏は、呉事件を含む日中関係を論じる24日に新しい記事を出した。
短かった日中対話の春
http://tanakanews.com/f0524japan.htm
 「反日」暴動を非難した上海「解放日報」についても触れ、やはり権力闘争の可能性をあげている。

 26日の中国yahooは、報道官孔泉の写真を載せた「反日」準キャンペーンページを下げて、トップ中央に二本の日本関係の記事を載せた。

緊急修補中日関係 日本宣布7月放寛中国游客簽証
http://cn.news.yahoo.com/050526/1063/2c6od.html
日本が25日に、7月からビザの条件を緩和したというニュース。記事下のリンクには、報道官孔泉の対日非難の昨日までの記事がリンクされている。この記事には、いくつかおもしろい点がある。

《注目点1》
與自民黨共同執政的公明黨黨魁神崎武法昨天在國會中發言,企圖勸止小泉純一郎繼續到靖國神社參拜。他説︰“既然知道參拜是影響中日關係的關鍵,首相應當為大局著想。”第一反對黨民主黨也隨之對外發出批評小泉的言論。
(自民党と共に政権を握る公明党党首の神崎武法は昨日国会の中で以下のように発言して、小泉純一郎が引き続き靖国神社へ参拝することを制止しようと企図した。彼は言った:“参拝が中日関係の肝心な点に影響することは既に明らかで、首相は大局のために考えるべきだ。”第1野党の民主党もこれに従い小泉の言論への批判を明らかにした。)

こうした書き方は、日本国内の中に小泉首相への批判が高まっているというイメージを作ろうとしているように見える。記事の主要な標的は、小泉首相である。

《注目点2》
有一定支持者的女前外長田中真紀子在廣播節目中指出︰“(小泉)總是在被問到幾時參拜時,沒有給予確定答覆,然後又突然去,突然不去,這一做法是缺乏信用,作為(日本)國民,應該好好考慮,小泉還是否適合繼續當首相。”
但小泉在國會被問及靖國神社問題時,依舊是那句老話︰“會做出適當判斷。”同時就中國因為他參拜靖國神社取消會談表示︰“有不同意見是一件好事。”
(一定の支持者を持つ女性の元外務大臣田中真紀子はラジオ放送番組の中で指摘している:“(小泉)はいつもいつ参拝するかを尋ねられる時、明確な返答を与えていないで、その後また突然行ったり、突然行かなかったりしている。この方法は信用に欠けている。小泉はまだ首相を引き続き担当することに適当かどうか日本国民のために、よく考慮するべきである。”
ただ、小泉は国会で靖国神社の問題を聞かれる時、依然としてあの古い言葉によっている:“いいかどうか適切に判断する。”同時、中国が彼の靖国神社参拝を理由に会談取り消しをしたことについて:“不一致な意見があるのはよい事だ。”)

親中国派の一代表、失脚した外相田中真紀子が出てきたのは、いかにも、中国による日本国内への工作が進んでいることを窺わせる。NHKはもちろん官民総動員で、小泉首相を失脚させよとする情報工作を行っていることと軌をいつにすると言える。

《注目点3》
有日媒體指出,目前的中日關係將從“政冷”變成“政治真空”。也有媒體預測︰“如此下去,小泉純一郎官位將難保。不過,如果他下台,可能會讓更強硬派的安倍晉三上台。”
(ある日本メディアは、現在の中日関係は“政治的冷却”から“政治的真空”になると指摘している。また、あるメディアは以下のように予測している:“このようなことが続けば、小泉純一郎の地位は保ち得ない。でも、もし彼が失脚するならば、強硬派の安倍晋三を更に舞台に上がらせることになるかもしれない”)

とうとう「あるマスコミ」まで持ち出して、小泉首相の失脚への希望を公言した。今回の「反日」キャンペーンの第二の目的が、ここで、はっきり示されたと言える。一つ目は、台湾問題だった。

 小泉首相への日本国内での評価は分かれている。中国による対日情報工作の鍵はそこにある。日本国内の世論を分裂させれば、日本の政治は混乱し、日本はますます衰退するというわけだ。戦わずして、敵を倒せる。
 しかし、何を考えているかすぐに私のような庶民にも分かってしまう、こうした中国マスコミの言論術は、あまりにも前時代的である。なぜかといえば、幾つかあるレトリックの同じ手法を繰り返し使っているだけだからで、記事の書き方を分類すれば、簡単に帰納できてしまう。しかも敵国の世論分裂操作という戦術的発想は、春秋戦国そのままである。そして、「遠交近攻」とすぐに見破られる程度の外交術では、「死の商人」に乗ぜられるのは、いともたやすい。この程度の情報戦の能力では、中国は日本を手玉に取っていると思っているつもりが、実は、その背後で手玉に取られていることにまったく気が付かないという可能性が高い。「眠れる獅子」は”呆けた獅子”でしかなかったのかもしれない。

 ビザ緩和の記事に対する、掲示板のリンクがそばにある。
http://cn.bbs.yahoo.com/mb/?product=news&action=3&tid=68&mid=422261&ct=1
 どんな反応があるか、しばらく様子を見るとおもしろいかもしれない。

 同じトップ欄に、以下の評論も出ている。
追上日本 我們還需多少年(日本を追いかけて 我々はまだ何年必要だろう)
http://cn.news.yahoo.com/050526/994/2c6ov.html
 
記事は、日本の経済発展と中産階級の形成を紹介し、以下のように結んでいる。

中國追趕日本,恐怕更多的要依靠中産階級的形成,在制度建設上下工夫。這需要一代人的努力,一代人大致是二三十年時間。
(中国は日本を追いかけて、恐らく中産階級形成ではさらに多くのものが必要であり、制度建設でさまさまな工夫が必要である。これは1世代の人の努力を必要とする。1世代の人は大体20、30年の時間だ。)

 中産階級を形成するには、平和が大切なのは、ナチスや大日本帝国の惨禍を見ればよく分かる。しかし、台湾を攻撃すると公言し、ネパールのチベット独立派を攻撃するためにネパール共産党に武器援助をしたり、以下のように、アフリカへ武器を売ったりしている国の末路は、「秦」の最期以外にはないだろう。
奈及利亞將購中國殲8IIM高級戰鬥機(ナイジェリアが中国製殲8IIM高級戦闘機を購入)
http://cn.news.yahoo.com/050526/491/2c6kp.html

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動中に正あり。 日中関係のどこに正義があると言えるか。乱れに乱れてさえ見えるが、これも交錯する歴史の集大成かもしれない。 すなわち往時に正しかった知識も今日となっては世を乱し、人を惑わす。 双方がこの問題を抱えていることを、互いに認め合うまで反目は続くであろう。 よく似た日中朝だからと、互いが相手の非を責め合えば3ばかだが、 それらを自分の非でもあると認めて新たな地歩へ進めれば1等国の仲間入りだ。 この将来像を誰あろう、大衆が共通に認識することこそ平和的な革命と言えるのではないか。 削除

2005/5/28(土) 午後 3:46 [ まじ@東京 ] 返信する

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田中氏って妄想と客観の区別かつかない人みたいですね。 削除

2005/5/28(土) 午後 5:35 [ masa ] 返信する

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コメントありがとうございます。東アジアの平和を保つためには、国連を脱退して資金の余裕をつくり国内再建と人材育成をおこなうなど日本も思い切った対応が必要と存じます。日本は、泥沼の戦いで、国民も国力も疲弊しつくしています。

2005/5/29(日) 午後 2:38 [ 蓬莱島山人 ] 返信する

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TBありがとうございます。日本国内でこのような中国シンパが多すぎると先行き不安でなりませんね。KGBのようなものを早く作り、中国からの工作を表面化してほしいものです。

2005/5/31(火) 午後 3:11 [ sho*ta*dy*jp ] 返信する

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中国は、台湾に対する戦略と同様、日本の世論を分裂させる工作をいろいろしていると思われます。NHKや朝日新聞、日経新聞などが、メディアでは最先鋒でしょうが。NHKのニュースが日本の立場を説明せず、中国の意見をそのまま放送することで、日本の海外での立場は決して改善しません。台湾で一部の調査では「反日」に同情する人が多い背景の一つとも言えます。

2005/6/1(水) 午後 0:44 [ 蓬莱島山人 ] 返信する

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