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ロシアとBRICs(その14)

Russia, Brics, and the Disruption of GlobalOrder

Rachel S. Salzman  2019/4/1

(その14

<4章 ポチョムキン村とレトリックの橋渡し 

    ロシア政策におけるBRICS 2009-11: 膠着>

(その11

教育省、より一般的には国の役割は、規格実施、認定、その他類似の役割を果たすことに正式に限定されている。しかし実際には、教育機関に対する国家管理に関する法は不十分で不均一だ、その大部分は法的用語の曖昧さの結果だ。さらにRANは資金の分配方法を変える長く物議を醸す改革プロセスを経てきた。改革は政府(そしてプーチン自身)がより直接的な統制を行っているという非難を招いた。 2013年にRAN改革法案が下院に導入されたとき、 Medvedev首相は「学術科学は優先分野で国家に本格的な専門支援を提供すべきである」と述べた。2013年の法案はその発起者が不明確なままであることもあり、非常に物議をかもした;教育・科学省は法案起草を否定し、混乱は解消されなかった。

政府による研究資金の他に、大学、研究所、政府の間で相互連携が非常に多い。たとえば、Vyacheslav Nikonovは同時に国会議員、モスクワ国立大学の行政学部長、およびNKI BRIKSPresidium議長を務めている。さらに、モスクワ国立国際問題研究所(MGIMO)とNKI BRIKSの両方はロシア外務省管理下の一部だ。

Medvedev大統領自身が2011年にBTTCのロシア機関としてNKI BRIKSを設立した。それはさまざまな研究所や大学でロシアにおけるBRICS研究の調整機関として機能する。2012年の春からNKI BRIKSはまた、世界中の主なBRICS研究を要約した準定期刊行物を発表した。さらに、2013年に同研究所は、ロシアのBRICSグループに対する目標および可能な戦略について詳述したStrategiia RossiiBRIKStseli i instrumentyを発表した。

連邦政府との関連の種類とレベルが異なるため、継続的な研究の独立性がある。特にそれがウェブサイト上でNKI BRIKSの出版物として掲載されていない場合、RANの機関のうちの1つによって発表された作品は、例えばStrategiia Rossii v BRIKSよりも国家の影響からさらに遠いものと思われる。しかし同時に、相互連携のため、研究の大部分は、政府の議論とはまったく別のものではなく、トラック2レベルのプロジェクトの一部と見なすことができる。これは、ロシアの学者がBRICSに関する本や記事を発表するたびに政府の指示によるものであると自動的に主張するものではない;確かに、それはより多くの資金を引き付けるために政府目標を達成するための努力であったかもしれない。むしろ重要なのは、最高レベルの公式レベルでのBRICSについてのかなり一次元的な議論にもかかわらず、政府の資金が大学や研究機関からのより微妙な発言を可能にしているということだ。

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