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オビャマ当選
オビャマが大統領選挙に当選すた。364対162とダブルスコアの大勝のようにも見えるが、得票率で
いうと53%対46%で過半数を制したに過ぎない。※1.※2.しかし、ブッシュ対ゴア、古くはケネディ
対ニクソンのときのように得票と選挙人獲得数が逆転しているいうことでもない。
今回の大統領選挙ではブッシュ政権の負の遺産が大きな影響を持った。1964年以来大統領選で共
和党が制してきたインディアナ州もオビャマに軍配を挙げた。共和党はインディアナで4年前のブッシュ
の得票率から20%失ったことになる。
ニポンのマスメディアは投票日直前になって「ブラッドリー効果」を口々に言い募ったが、これはクリントン
陣営との戦いで通ってきた道といえよう。実際、オビャマは郊外に住む大卒ホワイトカラーの支持を得
ており、多数が白人であるこの層の支持は、4年前の民主党候補ケリーより10%多い。
オビャマの当選を「黒人大統領の誕生」と、人種面での変革が大々的に語られている。もろちん、それ
は間違いではない。黒人が法的にも差別されていたのは遠い昔の話ではなく、いわば同時代といって
もよい。実質的にすべての人種に同等の投票権が与えられたのは1965年の投票権法以降であり4〜
50年前は法律で黒人差別が容認されていたのだ。
しかし、オビャマはアメリケ人とすては非常に特異なぴとであるといってよい。
*パパンは外人(ケニア人)、
*ママンは白人、の国際&異人種結婚の子供であり、
*生まれと育ちはハワイのお祖母ちゃんのもとで、
*ママンの再婚によってインドネシアで小学校へ通う、
という育ち方をしている。
ハワイというのは元からの住民であるポリネシア系、移民のアジア系、白人、黒人が住むが人種間
の軋轢は本土に比べればおおいに緩やか、といって差し支えないだろう。ハワイで白人の祖父母の
もとで育ったオビャマの精神世界はいわゆるアメリケ黒人のものとは違うのである。
オビャマのもうひとつ特徴的なこつは、ハーヴァード大ロースクール出身で黒人初のHarvard Law Review
の編集長を務めたということだ。こりはニポンに似たようなケースがないのでピンと来ないのかもしれない
が、要するに超エリート街道まっしぐら〜という意味合いがある。
つまり、黒人から見たら「黒人」のオビャマは、白人高学歴層から見ても「同類だわね」という安心感
があるのだろう。たぶんオビャマはハイティーンになって本土で教育を受けるときまで「奴隷の子孫」
であるアフリカ系アメリケ人の持つ世界像を認識していなかったのではないか。※4.
オビャマの実力は
よく考えてみればオビャマは4年前の大統領選のときは上院議員1年生であった。43歳の若さで大統領
になったケネディですら下院3期(6年)上院2期(8年)の国政経験がある。こうして考えてみると、オビャマ
という選択がいかにアメリケ人が変革を求めていたかの現れとみてとれよう。
大統領当選人となつたオビャマだが、選んでおきながら「どんなぴとだろ〜?」という目で見ている節もある
アメリケにも見えゅ。すかし、選挙戦中オビャマが他の候補から抜きんでていたことがある。そりは、組織
の充実であつた。
ヒリャリー陣営は当初の戦略の失敗からオビャマのリードを許し、幾度となく資金が枯渇した(ヒリャリーが
私財を提供すたほど)。途中で選対責任者を解任・変更するほど組織は乱れていたことは知られている。
マケイヌもペイリヌを副大統領候補にして以降、ペイリヌと選対幹部との軋轢が噂された。どの世界でも
内部の軋轢はあるに決まってるのだが、そりがどんどこ出てくるのは組織が機能していない証拠であれ。
これに対し、オビャマの選対はインタラネッツを有効に活用して小額資金を集めて最後まで豊富な資金力で
優位を保った。ばかりでなく、選挙戦期間中どの場面でも陣営はゆるがなかった。こりがオビャマの力
なのか内部に統率力のあれぴとがいるのか詳らかにしないが、大統領という組織のトッペに立つぴとして
最初の関門はクリアしてきた、と言えよう。
共和党と保守の行方
一方、共和党にとっては「史上最も不人気」といわれるようにまでなってしまった子ブッシュ政権の負債
を背負った最初から厳しい戦いであった。もともと国論を二分していたイラク戦争を続けるマケイヌの言い
分も「犠牲を払った戦争を負けたまま終わらせるわけにはいかない」というものである。フセイン政権を倒し
たうえに何をもって勝利と呼ぶのか(つまり、敵対勢力が掃討されるまでというのだろうが)よくわからない
論理だった。
レーガン以降進んで来たアメリケの保守化だが、2000年のブッシュは得票で逆転されており(2004年は
9.11の後遺症で戦時下という感じだったわね)、保守の退潮がみられる。すかし、世界中で「オビャマ、オ
ビャマ」と言ってる割には得票ベースでいうと45%以上が共和党に票を投じていることも忘れてはならない
のではないか。つまり、「経験のないオビャマは不安」「黒人ですか〜?」という票を差し引いても保守派
のボリュームはかなりあるということだ。こうした保守派の中でもコアになる支持層が白人労働者層と宗教
保守派である。
マケイヌはブッシュ政権の政策を概ね認めていたが、保守本流というわけではない。共和党保守派から
見れば「ちょっと左寄りでないの」といわれる独行独歩の道を歩んできた。外交政策ではタカ派で、小さな
政府だが、同性婚や中絶、移民など宗教右派が譲らない場面では寛容な面もみせている。また地球温
暖化対策にも熱意を示している。※4.
こうしたマケイヌがコアの支持層をつかむために選んだのが、アリャスカ州知事のペイリヌだった。全米が
びっくらしたペイリヌの選択は、若く(マケイヌは年齢がネック)、女子(ヒリャリ〜支持層にアピーレ)、保守
派(上述)、ワシントヌ政治に無縁、州知事経験者というまさにマケイヌの不足を補うのにぴったりだつた。※5.
今ではマケイヌ敗北の原因のように言われているペイリヌだが、地元ワシラでは税制を変えて街起こしに
成功しており、州知事になってからも腐敗の追及や経済活性化で一定の成果をあげている。前述したよう
に退潮気味の保守派ではあるが、コアの支持層に人気の高いペイリヌはまだ44歳である。今後の活動い
かんによっては、また国政レベルでの活躍が期待されゅ。※6.
ニポンはど〜なるの
ニポンとの関係においては共和党が伝統的に「同盟関係の重視」でニポンとは仲良くするという傾向があり、
(ロン=ヤス、ジョーヂ=ジュンイチロ〜いずれも共和党政権)「経済立て直し」を目論む民主党政権下で
は中国寄りになるのでは、という論調が多い(クリントン政権時の「中国訪問ニポン立ち寄らず」とか、オル
ブライト国務長官の「北朝鮮訪問」など)。
すかし、明らかに「アメリケ一極化」から「ど〜なんのよ」時代に入ろうとする今、アメリケがど〜すんのか
よりもニポンがど〜すんのよ、が求められて来ている。もろちん、「いや〜、もう疲れたし借金もあるから中国
さんにお任せするべや」というのもアリだと思う。一番いくないのは「ニポンは世界第二の経済大国であるから
すて」という勢いだけで今までのよ〜な感じでいけゅと思うこつであろう。
とりあえずシーファー駐日大使はブッシュのぉ友達なので確実に変わると思う。ニポンの駐米大使つ〜のは
外務事務次官退任後の指定席になっちゃってるのだが、駐日米大使つ〜のはアメリケ全体の大使からみ
ても特別に大物が着任している。マンスフィールド以降の大使で言うと、
マンスフィールド:上院院内総務、上院議員、下院議員
アマコスト:国務次官、駐比大使
モンデール:副大統領、上院議員
フォーリー:下院議長、下院議員
ベーカー:大統領首席補佐官、院内総務、上院議員
シーファー:駐豪大使、テキサスレンジャーズオーナー、州議会議員
というように外交官出身はアマコストひとりだけ。現シーファー大使はブッシュ大統領がテキサスで商売して
いた頃からのぉ友達であゅ。他はアメリケで知らないぴとはいない大物議会人揃いで、元下院議長、副大統領、
大統領首席補佐官つ〜豪華さであゅ。
自民党政権だとでけないかもしれないが、民主党政権ににゃったら外交官でない「大物大使」を考えてもええん
でないのかつら。※7.
※1.得票はオビャマ64,643,455 マケイヌ56,903,815
※2.ニポンでは喧伝されないけろ、独立派の候補2人も出てる。合わせて110万票以上獲得。
※3.ミシェル夫人は所謂フツ〜の黒人家庭の子だが、苦学すてハーヴァードロースクール卒の弁護士。
ニポンだったら例えは悪かけんど、夫婦揃って東大卒の高級官僚出身の中山成彬、恭子って感じ?違うわね…
※4.ニポンだと地球温暖化対策は当然、つ〜感じだけどアメリケ特に保守派では「地球温暖化?何言ってんの」
という雰囲気。特に経済活動の規制に関しては「そらヨーロッピかぶれでないの!キ〜ッ!」という意見多し。
※5.マケイヌは当初リーバーマンを副大統領候補に望んだが、側近に「それぢゃ保守票が逃げゅ」と言われたらし〜。
※6.汚職疑惑があるスティーブンス上院議員の選挙結果と失職によっては、立候補の可能性がいわれる。
※7.過去にも宮澤喜一、椎名素夫、盛田昭夫が取り沙汰さりた。いまなら小林陽太郎とか中曽根大勲位とか。
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☆DCはもともとアフリケ系アメリケ人が住民の過半数♫
2008/11/12(水) 午前 7:36
■(内緒) オバマ政権人事 「次期駐日大使」 はこの人 !!!??ご意見をどうぞ。
2008/11/12(水) 午後 2:07 [ nas*a20*0* ]
さんひあでも今月、黒人大統領が誕生しましたわよ♪ (初めての、じゃないけど)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7704859.stm
駐中米大使もさよ〜ならでござります...。
2008/11/12(水) 午後 9:14
☆決定かど〜かは別にしてミネタがゴア、ナイと並んで有力候補であることは通信社も打電してますにゃ♫→nasdaさん
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/2008111001000360.htm
2008/11/13(木) 午前 7:50
☆つ〜か、黒人以外が誕生する要素はなかっただろ…☂
(君がそ〜言うにゃら、やぱり共和党寄りだつたのか…。ペイリヌ批判はとことん控えてるし)→Dameくるくる
2008/11/13(木) 午前 7:54
そうなんや とっても勉強になりました
ありがとうございます もちろんポチンです
2008/11/13(木) 午後 1:00
☆そらご丁寧に恐れ入りませ☺
2008/11/14(金) 午前 7:35
じゃ、コメ撤回...♪ (そうやって言われたらやっぱりそうだ、と思いまへた。)面白いのは同じですが♪
2008/11/16(日) 午後 9:12
☆撤回せんでもぇぇがや☺
(オビャマ当選宣言のとき、ゼシー・ザクソンが泣いてるのをみて、「なで、俺でなくオビャマが…!」と思ってるんだと思った。ザクソンは「自分らを踏み台にしやがって、俺を上級顧問とかにせよ」と思ってるに違いない♪)
2008/11/17(月) 午前 8:49
黒人のお父さんと、白人のお母さんと、どちらで育てられたのかと思ってました。白人の祖父母にハワイで育てられハイティーンになってから本土で教育をうけたのでしたか。そこが知りたかったことが解決しました。
まだ全部読めていません。また、来ます。
2008/11/19(水) 午後 3:59
☆だつてご両親はオビャマが2歳のときには別居してるんですもの♫
(パパンは故郷ケニアで官庁エコノミストとすて活躍すたが、46歳で事故死)
2008/11/20(木) 午前 7:47
ご両親は2歳のときに、もう別居されてたんですか!。
お父さんもケニヤで偉いひとだったんですね。ちょっと心配、
でも、ミシェル夫人から普通のアメリカ黒人の生活が教えてもらえますわね。
2008/11/28(金) 午前 0:02
☆ま、ボキらもフツ〜の黒人の生活知らんのだが☺
2008/11/28(金) 午前 7:58
あらあら、こんな所に記事があったのね。
今回の選挙は長期戦だったので追って行くのに疲れました。それにしても毎回感じることですが、大統領選はプライバシーの侵害もなにもなし、丸裸にされるようですね。それに今回はマスコミの力、大衆が流される様子は凄まじいものでした。CNNとNBCはオビャマ、FOXはマケイヌでペイリヌも絡んでお互い喧嘩合戦のようでしたよ。
御指摘のようにオバマ陣は素晴らしかったですね。彼を含め、取り巻きは優秀グループ。同様にオバマCabinetも錚々たる顔ぶれ、これで彼の経験不足が補われる事は間違いないと思われますが、チェンジを唱えてきたのにクリントン時代からのベテラン者ではチェンジと言えるのかと一部批判も出始めてます。アメリカ社会のこの苦境をなんとか乗り越えられるか、さてどうなるのでしょう〜〜〜
ここ一週間は、自動車業界問題だけで精一杯の状態。
真珠湾攻撃の日、secretary of Veterans Affairsに日系人のGen. Eric Shinsekiが任命されました。
(ムスメが就任式を見に行くそうな)
2008/12/8(月) 午後 3:38
☆TVはそこまでせんけど、新聞は旗幟を鮮明にすれ。ニポンのマスメディアのように裏で動かれるよりはぇぇかもすれん☺
そら、民主党はクリヌトヌ以降は政権に入ってないのだから仕方なからん。ただ、ヒリャリ〜をNO3に選んだのは吉とでるか凶と出るか…。
自動車産業は倒産せなくてもかにゃりリストラとか変革せないと公的資金投入が増える一方に☂
2008/12/9(火) 午前 7:38
また見にきました。オバマさんの就任はもうすぐですね。
オバマさんもあの専用機に乗られるのですね!!。
2009/1/5(月) 午前 1:17 [ Rose ]
☆豚饅専用車輌…♪
2009/1/8(木) 午前 11:23
Butaman-One.
2009/1/9(金) 午後 11:08 [ Rose ]
☆豚饅いうの大阪だけやで☺
2009/2/13(金) 午後 3:23
☆小林秀雄については若干拝見しました。
私の読書感想文は別IDの別ブログで公開しておりますので、ご参考まで↓
http://blogs.yahoo.co.jp/piyochannanoyo
2009/9/11(金) 午前 7:07