Southern California Journal

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怖い話

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怖い話−第八話−

第六話に書きましたが、Aの母親の実家は、東京近郊に別荘を持っていました。この辺り
は、完全な別荘地というわけでもありません。現にA家の別荘の周囲にあるのは、地元の
民家ばかりでした。

Aの母は、生まれたときから毎年夏をここで過ごして来ました。ですから、周りの人にとっても
Aの母は、幼なじみに近いものがあります。私が一緒に行ったときでも、着くとすぐ「ちょっと挨
拶だけしてくるわ」といい残して、何時間ももどって来ないのが通例でした。地元では、彼女は
"Rちゃん"と呼ばれていました。(私も一緒になって、Rちゃんと呼んでみたり)これは、ある夏、
私も一緒に訪れた別荘で、Rちゃんがしてくれた話です。

浴衣
Rちゃんがまだ中学生か、高校生のころ。別荘の周りにも同年代の女の子がいて、おたがいに
行き来をしていました。向こうの家は、二人姉妹。夏になると、Rちゃんを交えて3人姉妹のよう
な関係になっていました。

ある日、向こうの家で遊んでいるうち、大分遅くなってしまいました。と、いっても別荘までの
帰る道のりは大したことはありません。誰かに送ってもらってもいいのです。でも、誰からとい
うわけでもなく、泊まっていきなさいよという話になりました。Rちゃんも「じゃあ、そうしようかし
ら」と思います。そして、別荘に電話で報告して、許しを得ます。

ちょっとした修学旅行気分ではしゃぐ3人。話もつきることがありません。が、夜も更けてきたの
で、お風呂に入って寝るしたくをすることに。泊まるつもりで来ていないRちゃん、当然、着替え
や寝巻きの持ちあわせがありません。

そこで姉妹は、タンスの中を探して一枚の浴衣を出してくれました。「じゃ、Rちゃんこれ着て」
と、出してくれたのは、いかにも女の子らしい、かわいい浴衣でした。Rちゃんは、お風呂をいた
だいて浴衣に着替えます。部屋に帰って来たRちゃんを見たふたりは、「あ、Rちゃんその浴衣
ぴったりだね」「これから、その浴衣はRちゃんのにして、うちに来たとき着ればいいね」などと褒
めてくれます。

それからもさんざん騒いでいた3人。家の人に「もう寝なさい」と言われ、ようやっと布団に入りま
した。3人とも昼間から遊んで疲れたのか、電気が消えるとわりに早く寝てしまいました。

どのくらい経ったでしょう。Rちゃんは、目が覚めました。辺りはまだ真っ暗なので、夜が明けるに
は大分あります。見なれない部屋に、少し途惑ったRちゃんでしたが、すぐに泊まりに来ているこ
とを思い出します。なぜ、目が覚めたのだろう、と思ううち、胸の辺りが重いことに気づきます。

ようやっと暗さに慣れてきた目は、部屋に寝ている3人以外に、何かいるのをとらえます。女の子で
した。女の子が布団のわきに座っているのです。Rちゃんたちより、いくぶんか年下らしい女の子は、
下を向いてただ、黙って座っています。そして、その手を、Rちゃんの胸においているのです。

この子は、誰で、何をしてるんだろう?とRちゃんは思いました。と、突然、女の子がおいていた手
に体重を乗せるようにして、Rちゃんの上に馬乗りになりました。Rちゃんは苦しいやら、びっくりす
るやらで、振り払うこともできません。すると、今度は、Rちゃんの首を両手をつかみます。そして、
そのまま力をこめ、首をしめようとするのです。

事、ここにいたって、Rちゃんも必死で相手を止めようとしました。相手の手首をつかんで、首から離
そうとしてみます。しかし、恐ろしい力です。ものすごい力でしめつけてきて、離すことができません。
声を出そうとしても、首をしめられているので、出すことができないのです。

どのくらい、そうしてもがいていたのでしょうか。気がつくと「苦しい、助けて」という自分の声と、「R
ちゃん、Rちゃん」と必死に、肩をつかんで呼ぶ姉妹の声が聞こえます。いつの間にか部屋の電気
も点いています。「Rちゃんだいじょうぶ?何かすごく、うなされてたよ」と心配そうに聞く姉妹に、Rち
ゃんもだんだん落着いて、今起こった出来事を話しました。

話を聞いていた姉妹の妹。急にRちゃんの浴衣をひっぱって言いました。「お姉ちゃん、これだよ」、
いわれた姉も、「そうかなあ」と思案顔になります。何かこの浴衣に、ついているのかと思ったRちゃ
んに、お姉さんが「ごめんね、Rちゃん。私たち、全然そんなつもりなかったんだけど」と言いました。

その浴衣は、その家のものでしたが、よく着ていた人がいたのです。姉妹のいとこにあたる女の子、
そう、Rちゃんの布団のわきに座っていた子にそっくりな子でした。いとこと姉妹とは、まるで今の3
人のようにいつも一緒だったのです。Rちゃんも、そういえば小さい頃会ったような気がします。しかし、
その子は小さいときから病弱で、入退院を繰り返していました。学校も休みがちだったので、友達と
いってもその姉妹くらいしかいなかったそうです。そして、何年か前にとうとう亡くなったというのです。
その頃は、もうずーっと入院していたので、姉妹の家に来ることも、しばらくなかったということです。

その子が泊まりに来たときに着ていたのが、Rちゃんが貸してもらった浴衣だったのです。姉妹は、
亡くなった人の浴衣だ、という意識はありませんでした。もともと家にあった浴衣ですし、その子の
物、というわけでもなかったからです。「でも、きっと自分の浴衣だと思ってたんだねぇ」と、姉がいう
と、「きっと、わたしたちを見て、羨ましかったんだね」、妹もこたえます。Rちゃんも、さきほどまでの
怖さも忘れ、そうだったのかと思ったということです。

「亡くなった人が、愛用していたモノを通じてでてくる」という話は、こういう話の通例です。しかし、私
にとってこの話が印象深いのは、Rちゃんの体験談だ、ということなのです。Rちゃんは、話をつくった
り、大きくしたりを絶対にしない人です。他の人から聞いた話なら別ですが、Rちゃんから聞いたという
一点で、私はこの話が実話なんだな、と思っているのです。

怖い話−第七話−

Aにまつわる話つづく

白い人
Aがアメリカに住む友人を訪れたときの話。Aは母親と妹と一緒に、その友人宅に泊
めてもらっていました。友人の母も日本から来ています。親同志も知り合いなので、
親子3人での訪問となりました。

アメリカですから、友人の部屋は大きく、ベッドもそれに合った大きいもの。Aはそのベ
ッドを、友人と分けて寝ていました。訪問して何日か経ったある日、寝るかということで、
ふたりでベッドに入りました。当然、ふたりともくっつきたくはないので、端の方に位置
しています。大きいベッドなので、中心にはスペースが開いています。

友人が壁際、Aが外側というポジションで、別に話すこともなく、かといってまだ眠りに
入っていない状態。と、その時、不思議な出来事が起きました。ふたりが寝ているベッ
ドの上空、といってもすぐ上あたりに、白い煙のようなものが現れたのです。

あまりに不思議なので、声も出せずにいると、その煙は段々濃くなっていきます。そし
て、ふたりが寝ている中心の開きスペースに、下りてきます。下りて来ても、煙はどん
どん濃くなります。そして広がって、どうやら白い人型になっていくようです。

しばらくすると、それは白い巨大な人間の形になりました。Aは途中から、怖くなってき
たので、そちらに視線を向けませんでした。しかし、人間の形になった白い煙は、どうや
ら白人男性、それも老人のようです。見ていなくても、自分のすぐ隣にいるので、気配で
髭を生やしていることや、カジュアルな服の感じもわかります。

現れた大きな老人は、仰向けのまま、じっとしています。もう息遣いもはっきりわかります。
寝ているのでしょうか、規則的な呼吸の音がしてきます。

何分間か、いやたぶん何十秒なのでしょう。Aは動くこともできず、目を閉じることもせず、
じっとそこにいました。しかし、この状態に耐えられなくなってきます。そこで、勇気を振り
絞り、白い老人の向こうにいるはずの友人に話しかけることにしました。

「ねえ、お前もこれ、見える?」向こう側にいる友人も、待っていたのでしょう、「うん、人で
しょ?」と答えた瞬間、ふたりとも「うわぁ〜っ!」と叫んで、一目散に部屋を飛び出しました。

居間には、まだ起きていた女性たちがいます。慌てて飛びこんで来たふたりに、「もう遅い
んだから、騒いじゃだめよ」とたしなめました。しかし、放心したように座りこむふたりを見て、
様子がおかしいことに気づきます。ふたりから事情を聞くと、放っておくわけにもいかず、部
屋を見に行きました。

ふたりが後にした部屋には、誰もいませんでした。部屋の中には、例の大きなベッドがあ
るだけです。この後、Aの滞在中に不思議な出来事はありませんでした。Aの帰国後も、別
に変わったことはないようでした。ただ、この部屋で寝るのだけは、やめたということです。

Aは、この話をしながら、「寝る間際だったし、何かの間違いだと思ったけど、向こうでも見え
てると思ったら、急に怖くなった」といいました。Aの妹も、「お兄ちゃまたちが、すごい勢いで
部屋に入って来たのに、ビックリした」と話してくれました。

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怖い話−第六話−

引き続きAにまつわる話。

靴の行方
Aの家には、東京近郊の海沿いの町に別荘があった。別荘といっても、Aの祖父母の
代に建てたもので、古びた日本家屋だ。しかし、敷地はやや広い。道路から家までは
手つかずのまま荒れている草や木の中、かなりの勾配がある階段で行き来する。

ある夏、別荘での滞在が終わって帰る日のこと。車は道路沿いの駐車スペースに停
めてあるので、何往復かして荷物を運ばねばならない。しまいに面倒になったAは、リ
ュックいっぱいに荷物をつめ、これで最後にしようと玄関を出た。すると、父親が「おい、
A、お前靴置いてくの?」と聞いた。別荘にいる間は、ずっとゴム草履をはいていたので、
靴の存在を忘れていたのだ。でも、車を運転するとなればゴム草履のままというわけに
もいかない。

やってみるとわかるが、ゴム草履で運転すると、足が草履から抜ける気がする。かとい
って裸足では、アクセルとブレーキに力がはいりにくい。Aは、「じゃ、この上のせてよ」と、
荷物でいっぱいになったリュックをかついだままに差し出した。開口部を紐でしばれなくな
ったリュックは、ちょうど円筒形に開いている。父は、落ちないように気をつけて靴をのせた。

荷物を運び終わったAは、下で待っていた。母と妹のふたりの女性は、なかなか降りて来
ない。短気な父にうながされて、ようやっと降りて来た女性陣を乗せる段になって父が言う。
「あれ、君運転しないの?草履はいたままで、俺がしようか?」あ、そうだはきかえなきゃ、
と思ってトランクに放りこんだリュックを見ると靴がない。「あれ、さっき靴のせてくれたよね?」
「おお、君背負って降りたでしょ」。確かにのせて降りたはずなのに、見つからない。

そのうち、今度は逆に待たされている女性陣が、「どうしたの?」と聞いてくる。靴がないんだ
よ、と説明すると、母が、「あら、お兄ちゃんの靴、玄関にあったわよ」と言うのだ。え?じゃあ
やはり落としたのか、と思って階段を駆け登って玄関に行ってみる。

すると、玄関にある敷石の上に、片方の靴だけがちゃんと置いてある。「なんだよ、持って来て
くれればいいのに」と思い、もう片方を探すが、無い。しかたがないので、また車にもどり、「持
って来てくれたらいいのに、もう片方は?」と聞くと、片方だけだった、という。しかも、誰かが置
いたわけじゃないらしい。もし、父がのせた後で落としたのなら、石の上にきちんと置くように落
ちるわけはない。第一、玄関を出るときには、父が見ているのだから落とせばわかるはずだ。

誰が置いたかは、さておき、もう片方を探さねばならない。外はもう暮れかかっている。車のま
わりや、階段をつぶさに調べたのだが、見つからない。どうしようか、と皆で考えているときに、
父が「タバコどこしまった?」と聞く。それどころじゃないのに、と思ったが、「あのリュックの中」と
答えると、やや険悪な空気を察したのか妹が、「わたしが取ってきてあげる」と、車から降り、ト
ランクを開けた。しばらくリュックを探っていた妹が、「ねえねえ」と大きな声を出した。

「ねえ、お兄ちゃま、靴ってこれでしょ?」と妹が差し出したのは、まさしく探していた靴だ。「え?リ
ュックに入ってたの?」「そうだよ、よく探さなきゃだめじゃん」「だって、リュックのどこよ」「一番下」。
妹がいうには、靴はリュックの一番下にあったという。しかし、それはあり得ない。玄関の靴は、
誰かが外に落ちていたのを拾って置いた可能性はある。しかし、上にのせただけの靴が、階段
を降りるだけで、一番下になるのは不可能だ。

訝る女性陣に、経緯を説明して皆で不思議がっていると、タバコを吸い終わった父が言った。「き
っと山の神様がイタズラしたんでしょ、早く靴はいて行こうぜ。夜んなっちゃうよ」。と母も、「そうね、
もう当分来ないから、さみしがったのかもね」と同調する。そんなわけないじゃん、と思いつつもそ
れ以外の説明を思いつかないAは、靴をはいて車を発車させた、ということだ。

怖い話−第五話−

私の友人、Aはいわゆる霊感があるそうだ。しかし、女性がいると霊視をしたがるし、
ネタのような気もする。あるとき、私が、「何で、ネタっぽくいうの?」と聞くと、「マジ
メに話すと、シャレんならないし、仕事に差し支える」というのだ。そこで、Aにまつわ
る話をいくつか。

風呂場の話
Aは、不動産の免許を持っているので、知り合いに物件紹介を頼まれることがある。
ある日、夫婦で自営業を営むTさんから引っ越すので、部屋を探してくれといわれて、
いくつか見にいった。

何軒めかのマンションは、図面を見るとよさそうだ。間取りといい、場所といい、「これ
よさそうだね」といいながら現場に着いた。部屋に入ると、予想以上にいい物件だ。

でも、何となく気になる、というか胸騒ぎがする。しかし、別に異常は見られない。Tさ
んは、「Aさん、これいいじゃない」と気に入っている様子。と、奥さんをみると心ここに
あらずという感じ。とにかく部屋全体を見て、最後にトイレと風呂場をチェックすることに。

そして、風呂場を開けると同時に、Aは、「ここ、とりあえず出ましょう」Tさん夫妻にいう。
「何で?」と不思議そうなTさんを尻目に、奥さんは、「出よう出よう」と急いで靴をはく。
3人とも黙ったまま、エレベーターに乗って外に出る。外に出てもしばらく皆黙ったまま。

とうとうTさんが、「ねえねえ、どうしたの?」と聞いたのをきっかけに、奥さんが言う。「A
君、見たの?」「見た見た」「あれじゃね〜」「いや、おかしいと思ったんだ」とTさんには、
わけのわからない会話が進行する。「何だよ〜、ふたりでさぁ、何見たのよ」当然聞く。

Aは、部屋に入ったときから嫌な感じがしていたのだが、風呂場に近づくにつれて冷気を
感じたという。そして風呂場を開けた瞬間、中には女性が座っていた。とにかく一瞬だった
ので、顔もはっきり見なかった。ただ、女性を見た瞬間に、「コリャだめだ!」(byいかりや
長介)と思ったので、急いで部屋を出たのだ、と言った。

Tさんの奥さんも、部屋に入ったときから何か胸騒ぎがして、「いるな」と思ったそうだ。でも、
Aに霊感があるとは知らないし、せっかく来てもらってるので、とりあえず見るだけは見よう、
と思ったそうだ。そして、風呂場が開いたとき背中にさーっと寒気が走ったという。よく見なか
ったが、Aが「出ましょう」と言ったのでとにかく出た、ということだった。

当然その部屋は契約しなかったが、AとTさんの奥さんは会うたびに、その話をする。霊感の
ある人でも、一人なら「気のせいかな」と思えるが、他の人と一緒に目撃するとそういうわけ
にもいかないので、印象深いということだ。

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どしゃ降りの中、ビバリーセンターに行きたがる女
その夜は、雨が降っていました。今年は暴風雨が吹き荒れたカリフォルニアですが、
ふだんはほとんど降りません。冬の日の朝、降ったと思うと午後から晴れ、というの
が降雨パターンです。しかし、この夜の雨はけっこう本降りでした。

私は性懲りもなく、またまたダウンタウンに出かけようとしていました。時間は、9時
過ぎくらいだったでしょうか。ダンスクラブには、いわゆるアメリカンコーヒーしかおい
ていません。そこで私は、スターバックスに寄っていくことにしました。注文も、「doppio
macchiato, Please!」という通好みの渋さでございます。

ちなみに、LAでもスターバックスなどのシアトルスタイルカフェの出現までは、エスプ
レッソは気軽に飲めなかったようです。ご存知Sはこういっていました.。「スターバック
スが、あんだけ流行ったっていうのは、アメリカ人も美味しいコーヒー飲みたかったん
だね。スターバックスができる前って、夜中にエスプレッソ飲めるとこって、ほとんど無
かったっていうの?Café Roma、えーと、そうそうCanon Dr.の。ビバリーヒルズでもあ
そこくらい。信じられる?」

エスプレッソを手にして車に戻り、キーを開けているときです。「すみません」という声が
聞こえます。声の方に目を向けると、助手席側に傘を持った女性がいました。年齢は、
そう30〜40歳くらい。メガネをかけた白人です。「はい、何でしょうか?」、と答えると、
「ビバリーセンターに行きたいんですけど、この雨でしょ?とっても歩けなくて」「はぁ…」
「送ってくれませんか?」「はぁ〜?」

地図をご覧下さい。現在地は、ビバリーセンターはです。わたしは、から下の
向かおうとしていたのです。ビバリーセンターは回り道です。女性といえども、赤の他人。
何が起こるかわかりません。それに少し図々しいと思ったので、「行く方向が違うので、
申し訳ないですが」と断りました。

すると女性は言います、「さっきから、何人か聞いたんだけど、だめなんです」。まぁ、そう
だろうと思いつつ聞いていると、「じゃあ、Wilshireのバス停まで送ってくれない?バスで
行くから」と言い出しました。Wilshireなら、すぐ近くだし何か起こっても大丈夫だろう。その
上、この雨の中で押し問答をするより手っ取り早いと思い、「Wilshireなら、いいですよ」と
答えたのです。

ドアを閉め、シートベルトを締めてエンジンをかけようとしたときです。女性が突然大声で、
「やっぱりビバリーセンターにして!ビバリーセンターに送っていって」と叫ぶように言いだ
しました。車に乗ってしまえば、こっちのものだと思ったかはわかりません。とにかく、突
然豹変したように、大声で言うのです。

「でも、あなたさっきWilshireでいいって言ったでしょ?」「ええ、でもビバリーセンターにして」。
ここで私は、言いました。「ビバリーセンターは断ったでしょ?どうしてもと言うなら、降りてく
ださい」、すると女性は、別段抗うこともなく、素直に車を降りました。

こう書いてみると、別に怖くないかもしれません。でも、あの雨の夜。突然憑かれたように「ビ
バリーセンターにして」と、叫ぶように言いだしたその一瞬、ちょっと怖かったのはホントなの
です。

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