目を覚まして日本人!

悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。(麻生太郎)

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東日本大震災の被災地で黙々と過酷な任身に当たる自衛官たち。
その働きは被災地はじめ多くの国民から賞賛されています。
 
しかし、肝心の政府、特に最高指揮官である菅首相に言葉で「感謝します」と言われても、
他人事のようにしか聞こえなかったのではないか。
本来の指揮官ならば感謝ではなく、現場の声を謙虚に聞き、足りないものを即断で補い、
任務遂行しやすい環境、場合によっては超法規的な対応も必要なのかもしれない。
自らが腹を切る、つまりトップが責任を取る態度でのぞめば不可能も可能にするだろう。
 
本来の「主たる任務」ではない「従たる任務」に当たっている自衛官の
現場の生の声こそ、素人集団の首相はじめ政治家たちは真摯に聞かねばならない。
 
このような国難でもある有事になると、
我々建設業者も自衛官も、圧倒的に人員が足りないし、重機や機材も足りない。
 
我々は平時にあっては常に無駄なような扱いをされて、マスコミには叩かれ続け、
それに踊らされてきた政治家や国民によって予算が削られて、縮減・衰退していきました。
 
有事、特に大災害は国民が忘れた頃にやってくるものです。
その備えを無駄と言ってきた人たち、
有事になってから「早く!」「何とかしろ!」と、そうなってから騒いでも遅いのです。
 
JBPRESSの配信記事、
現役自衛官 藤井源太郎さんの生の声です。
・・・・・・ 
 
美化することなく、英雄扱いすることなく、感謝も、慰労も求めておりません。
ただただ被災者の安心と被災地の復興のために必要な装備と、
活動に対するご理解をいだたきたくて国民の皆様にお伝え致します。
 
多くの被災者は想像を絶する悲しみや心身の苦痛を伴いながらもなお、
冷静さを保って不自由な生活に辛抱されておられます。
しかしながら被災地の現実はきれいごとや美談ばかりではありません。
 
被災地では地震および津波発生以来、
避難者の自宅への不法侵入による窃盗や、
ドラッグストアやスーパーからの商品窃盗、
地元住民ではない人たちの窃盗行為、
東京ナンバーの車両が避難所周辺でロウソクやガスコンロ・ボンベなどの生活物資を
法外な値段で売るような人もいます。
捜索活動中にバールなどでこじ開けられた金庫の残骸が多数発見されています。
 
被災地ではマグロやサバ、特にイカの腐敗臭が非常に強くなっています。
ご遺体の腐臭もあります。
1カ月を経過して今後ますます腐敗臭は強くなります。
それは自衛官の心身のストレスを高め疲労させます。
そして、泥は乾き、ご遺体の捜索、収容作業がますます困難になっています。
津波の影響で泥の上にがれきがあったのですが、がれきを撤去しても、
その下の泥が日を追うごとに乾いてご遺体を隠してしまっているからです。
 
イメージ 1
 
一方、沿岸部では海上自衛隊の掃海隊群が中心となってご遺体の捜索が行われています。
その主体は海の中で発見された不発弾や機雷等爆発物の水中処分を任務とする水中処分員です。
こちらも津波で流された木片や浮遊物といった障害物を除去しながら捜索しています。
 
特に、3週から5週目の間に多くのご遺体は海中で膨張するため浮き上がってきます。
そのため地引き網より編み目の細い網で慎重に収容します。
少しのテンションでもぼろぼろになるので、丁寧に、丁寧に、棺やご遺体袋へ納めます。
 
車から脱出できなかったご遺体や自宅ごと流され家から出られなかったご遺体は、
なかなか浮上しませんので極めて困難な収容作業となっています。
 
しかし、この水中処分員も自民党時代から続く連年の人員削減、
すなわち部隊の近代化、集約化と称する削減により隊員数が少ないのです。
横須賀、呉、佐世保にわずか4個隊(30隻)しかおらず、
掃海隊が交代でことに当たっているものの、
連日数度の捜索により隊員個々の疲労が蓄積しています。
 
それでもなお、
「我々は艦艇に戻れば温食、お風呂がある。
現地で冷たい食事して、毛布にくるまって寝ている陸・空自の方が大変だ」
という他部隊を労る言葉を発してくれます。
 
いずれも梅雨が始まり作業が困難になってしまう6月までが勝負と、
日々全力で作業に当たっています。
 
イメージ 2
 
ぬかるみや水位の高い場所で作業する場合、防水ツナギを履いて行うのですが、
このツナギの靴部分は軽易なゴム製になっており、
非常にタイトなため半長靴を履いたままでは履けません。
そのため半長靴なしで胴付き長靴を履きます。
その結果、がれきが散乱している現場では、釘などが長靴のゴムを貫通して
足裏に刺さるという負傷事故が多数発生しています。
なお、その胴付き長靴すら需品在庫が少ないため民間から買い上げています。
加えて現場に随行している衛生班には抗生物質が不足しており十分な衛生が行えておりません。
 
防衛大臣は中期防衛力整備計画において約1000億円の予備費を持っています。
その予備費を今こそ現場が渇望している最低限の装備や薬剤などの購入費として
活用することはできないものでしょうか。
 
自衛隊の行動は編制単位部隊毎で行われます。
その下に小隊や分隊、班があります。
被災地で活動する場合、中隊長や隊長の指揮の下、小隊に別れて作業を行います。
部隊間の連絡は野外通信用の携帯無線機を使用するのですが、
小隊に1台、分隊にはなし、というのが当たり前になっています。
小隊以下はどのように連絡を取っていると思いますか?
それは隊員の私物携帯(通信料ももちろん隊員負担)です。
電波が通らない所では伝令を走らせるか大声で呼ぶのです。
 
肝心の携帯無線機の周波数帯も、警察、消防、国交省が良いところを押さえているため、
防衛省の割り当て区域は伝播能力の低い周波数帯です。
ちょっとした障害物で電波が届かないとか、
この位置から少しずれると電波が入らないということが多いのです。
こういった非常事態の場合においては実際の活動状況を踏まえた上で、
伝播能力の高い周波数帯の割り当てを再検討して頂きたいです。
 
東北の夜は早く、夕方になると暗くなります。
その際、懐中電灯やヘッドライトを使用しますが、これもほとんど隊員の私物です。
官品は懐中電灯で約30人の小隊で5個程度、
ヘッドライトの支給はなし。
LEDライトは100人以上いる各中隊で5個程度。
私物用の電池も隊員が自腹で購入しており、官品補給はありません。
 
原子力災害やテロ対策は、空港、港湾警備と同じで、防衛省ではなく、
警察の所掌業務であり、警察に予算がついています。
放射線や放射性物質災害やテロ対策についても警察と消防に予算がついており、
防衛省にはCBRNテロ対策名目で、主に生物、化学兵器対策でしか予算はついていません。
そのため放射線防護服や除染車、無人機などの装備は警察、消防の方が充実しているのです。
自衛隊の化学防護衣は化学部隊を除いて、
陸自では100人当たり10着程度しか配分されていませんし、
海空自についても航空機救難や基地警備に当たる隊員用にわずかしかありません。
 
自衛隊の大型消防車は消防庁と違い、基地、空港内だけの運用で
長距離走行を意図していませんし、20年選手が多く老朽化しているため、
フェリー輸送する際、船着き場へ着くまでに故障しています。
自衛隊は戦う組織だから自衛隊の方が何だか良い装備を持っていると思うのは幻想にしか過ぎません。
 
隊員は使命感を持って任務の完遂に取り組んでいますが、
政府にあっては現場の隊員個人の努力に頼りすぎず、
長期化を見越して現場に必要なものを用意して頂きたいです。
 
極東情勢が緊張している今、国防が「主たる任務」でありながら、
「従たる任務」である災害派遣に10万人体制で取り組むことが真に妥当であるか・・。
 
震災後、ロシアや中国は我が国の防衛体制に穴がないか、たびたび確認に来ています。
誤解がないように強調したいのですが10万人全てが現地へ行っているという訳ではありません。
被災地にいて実働している人員は陸海空すべてで3万人程度です。
そのほか、各基地、各駐屯地、市ヶ谷などを含む指揮所、指揮通信システム維持、
空輸、陸送、海上輸送、補給要員などを全て含めての10万人体制です。
 
戦力投射能力という観点から見ると災害派遣、原子力災害派遣において
早々に10万人体制を確立したことは他国からの高い評価からも分かる通り、
それ自体が抑止力になっています。
ですが、10万人体制の問題は2つあります。
 
まず交代部隊がほとんど確保できないという点です。
警察や消防は約1週間ごとに交代していますが、
自衛隊では10万人体制維持のため、交代要員が確保しづらい状態になっています。
これから今まで以上に酷い光景を見て匂いを嗅ぐことになります。
 
1次派遣中に陸上自衛隊でも死者が出ました。
災害派遣中に大量のご遺体を見ていたたまれなくなっての自殺です。
殉職と言ってもいいでしょう。
また、50代陸曹長が病死しました。こちらも殉職と言えます。
同様に薬の欠かせない持病があるにもかかわらず、
災害派遣に押っ取り刀で派遣されたため薬がなく体調を崩す隊員が出る危険性もあります。
 
2番目に輸送機や輸送トラックが不足しています。
空自の輸送機の多くが老朽化し退役しつつあるため、
空中給油機なども使用しているのですが、それでも機体が足りません。
トラックに関しても物資とともに隊員も輸送しているため絶対数が足りません。
このような状況でも民航機や民間鉄道を使用させてもらえません。
このあたり10万人体制を政治力で敷いたのですから予算どうこうではなく、
輸送、補給といった民間力を活用できる点についても政治力を発揮して頂きたいです。
 
「トモダチ作戦」の費用は半分以上が我が国負担になるため、
真に必要な点以外で依存しすぎるのは良くありません。
米軍並みの高精度ではないとはいえ、我が国自身の手で、
自前の無人機を運用し情報を得て、爾後の対策に活用することは重要なことだと思います。
 
5時起床、18時捜索終了、作戦会議やミーティングなどで23時頃就寝。
物資輸送については交代制で夜間も行っています。
4日に1度の入浴(片道3時間)。
多くの場合、洗濯は入浴を早めに切り上げて行います。
食事はほとんど12食です。
当初は乾パンばかりだったのが除々に冷たい缶飯になり、たまに温食が出ます。
週に1度の休日は入浴とほとんど疲れて眠るだけ。
・・・
 
国家、国民の一大事に派遣される時、最初、士気は高いものです。
しかし士気は弓矢と一緒で、最初は勢いよく放たれますが、弓なりに失速するものです。
士気も日を追うごとに、見たくないものを見て、嗅ぎたくない匂いを嗅いでいると衰えていきます。
そんな士気が衰えてきた時に、隊員を奮い立たせるのは、
堅確な意志を体現した指揮官の姿であり、熱誠を込めた言葉なのです。
堅確な意志と熱誠を込めた言葉によって、衰えた士気は振作されます。
 
我々自衛官は、国民の皆様から感謝されればもちろん嬉しく思います。
ですが、そのためにやっているのではありません。
自衛官は国民の生命と財産を守ることが任務であり、使命であり、当たり前のことなのです。
また、こういう文章を書く理由は、感謝してほしいのではなく、
理解して、活動を支援して頂きたいからです。
 
今回の自衛隊災害活動においてさえ、マスコミには心ない発言をしたり、
作業をしている隊員に心ない発言を浴びせる方がおります。
しかし、疲労を忘れさせ、士気を奮い立たせ、
隊員の士気を維持し続けているのは、次のような某中隊長の言葉なのです。
 
「被災者や行方不明家族のおられる方々が、
固唾をのんで見守る中での作業は辛いものがある。
しかし、崇高な使命を達成できるのは我々しかいない」
 
「現地での作業で見せた諸官の行動は間違っていない。
何かあれば私が責任を取るから存分に作業に当たってほしい」
 
「避難所などで被災者が心身疲労しており、真に必要な救援物資の到着を待っている。
被災者に会ったら、何が必要か、何が不足しているか、どうしてほしいか、
少しでも情報を取ってこい。ただで帰ってくるな」
 
 
イメージ 3
 
 
 

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桜の花びらさんからの転載です。ここ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098/28480310.html

ここで皆さんに提案があります。文中にもあるように・・・
【国家、国民の一大事に派遣される時、最初、士気は高いものです。
しかし士気は弓矢と一緒で、最初は勢いよく放たれますが、弓なりに失速するものです。士気も日を追うごとに、見たくないものを見て、嗅ぎたくない匂いを嗅いでいると衰えていきます。】
この隊員さんは、「感謝して欲しいというわけではなく」と謙遜して言って下さっていますけど、私は感謝の言葉は隊員さんのビタミンになると思うのです。少ないかもしれないけど、この手紙から判る隊員さんが困っている物資を送ってあげたり、励ましや感謝の手紙を送っても良いのではないでしょうか?皆さんはどう思いますか?

2011/4/18(月) 午前 1:30 keinoheart

転載を希望される方は、転載元の「さくらの花びら」さんのクリック用の文字が表示されない場合があるので、その場合は各自でコメントランにURLを書き込んでおいて下さい。そうでないと転載元に行けませんから。

2011/4/18(月) 午前 1:33 keinoheart

顔アイコン

私も転載させていただき、これらに関連する記事を書かせていただきました。
政府内にも「自衛隊は暴力装置だ」と暴言を発する者がいるぐらいですから、自衛官に対して敬意を示すと同時に心が痛みます。

傑作です!

2011/4/18(月) 午前 6:58 [ - ]

顔アイコン

そうなされるときっと強い励みになります。

転載感謝いたします。

2011/4/18(月) 午前 7:05 保守の会会長 松山昭彦

顔アイコン

ありがとう 自衛隊の皆さま 傑作

2011/4/18(月) 午前 8:34 naomi_shararan

顔アイコン

転載させていただきました。
現地での活躍を祈る以上に健康をお祈りします。

2011/4/18(月) 午前 10:21 tenji

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世界で唯一、救った人数の方が多い軍隊。
私たちは、もっと彼らを誇りに、彼らに感謝をささげるべきです。

あの村山さんでさえ、「私が責任を取るからまかせた」っていったのに。
その言葉ひとつで、まったく違うと思います。

隊員の皆様が、無事任務を終了されますように。
疲れ切ってしまわないよう、政府は必死に支援してほしい。。。

2011/4/18(月) 午前 11:38 rulira

顔アイコン

「何かあれば私が責任を取るから存分に作業に当たってほしい」って最高責任者の空き缶が言えばなぁ。

ドサクサを利用してちょっかいをしてくる中露韓、その国を心の祖国とする空き缶、辻本、仙谷達…
泣けてくるわ

2011/4/18(月) 午後 3:49 [ テラノ助 ]

悔しいです…
悔しすぎます…。

無能な人間が卑怯な手で権力をつかみヌクヌクと生き、まっとうに生きる人びとが地獄を味わう。

涙が止まりません…。

2011/4/18(月) 午後 9:57 [ つやこ ]

顔アイコン

( ´ー`)y─┛チァーパーボェー

報道番組もこの視点から特番組め!って言いたいです。

傑作

2011/4/18(月) 午後 11:02 にっぽに屋にっぽん


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