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2014年8月18日(月)
 この写真は、世羅高校女子ランナーのインタハイ3000mの際の写真です。
FBで知り合いになりました神田敬州さん提供です。
写真中央が世羅の選手ですが、どうです、素晴らしいでしょう。
キックし終わった左脚はまだ推進力を感じさせ、
前に出た右脚はもう一伸びして、着地寸前にトラックを蹴る動作に入り、
入ったと同時にブレーキを掛けることなく、拇指球部で着地し、
トラックを戻る力でキックします。
 比較しては申し訳ないのですが、No.1番の選手と前に出た二人の右脚、
特に腰部から足首を結ぶ線を比べてみてください。
ブレーキがかかりやすいか、ブレーキが全くなく戻る力で地面をキックするかがはっきり出ています。
ただ、No.1の選手はいったん脚(膝)が伸びきりブレーキ状態になっていますが、すばやい動作でブレーキを避けています。(この写真最後から2番目の選手は腹部がへこみ、上体と脚が、“くの字”状態になり、さらにブレーキがかかりやすくなっています)
とは言え、ここに出ている選手は女子高校のトップクラスですので、“欲を言えば、ここを修正して”と言うところですが。
 日本の女子も、ここまでのフォームで走れることに驚きを感じます。
3000mで8分台は出していないようですが、出ないのはおかしい印象です。
ただ、ラスト勝負(200m、特に100m以内)になった一瞬のスピードは、
フォームが大きくきれいなだけに現状は弱点になるかもしれません。
大きく美しいフォームのランナーはこの点が課題です。
 それにしても、この写真は素晴らしいと思います。カメラマンに拍手ですね。

 昨日のランデポでは、佐々木コーチの不調をかなり感じました。
いつもの腰高で、スムーズに前に膝が出て、遅れて足首つま先が出て、ストライドを稼ぎ、
つま先が出来る寸前に返しに入り、拇指球でブレーキなしに着地と同時にキックに入る、
いつも生徒さんにお手本にしてくださいと言うフォームがかなり崩れていました。
 と言うのは、膝、特に足首・つま先の前に出る強さが弱まり、その代わり上蹴りになっていて、
キックしている割には、ストライドの伸びがありませんでした。
 これは僕も腰の状態が悪いときによくおきます。着地するときに、バタバタ音がしたら、
ストライドが伸びず、上蹴りになり、足が真上から落ちてくる感覚になっていると思ってください。
佐々木コーチに、“今日のフォームは珍しく、いつもの良さが出ていませんね”と声を掛けたところ、
さすがにご自分でも分かっていてすっきりしないと話されました。
休暇中に車の長距離運転が続き、やはり腰がかなり張った状態だそうです。
やはり問題は腰にありました。
 佐々木コーチは若いのですぐ元通りになりますので、これまでどおり、
お手本にしてください。


 白根コーチは逆に調子のよさが見て取れました。
肩−腰−膝裏・踵の線が安定して、腕振りが上手にマッチしていました。
穏やかなキック力も感じられ、スピードは出していなかったのですが、
推進力もスムーズに出ていました。
“今日は、素晴らしいですね”と話しかけたところ、
“昨日までの脚のギクシャクした感じが全くなくなり、
最近、練習を計画的に増やしている効果が出ているようです”と話されました。
 白根コーチは、膝の上がり方は少ないのですが、
天才的にキック(地面を引っぱってくる力)が強いので、
一般ランナーはお手本にしても速く走るのは、とても難しいと思いますが、
安定して長く走ろうと言うランナーには最適です。

佐々木、白根両コーチの共通点は分りますか?
それは、余計な力が入っていないことです。
二人とも軽い感じで走っているでしょう。
余計な力が入ると、腰が落ち、太もも前面の筋肉を使います。
チェックポイントは、太もも前面上部に力が入っていると感じるのが、
着地した時、また、これから地面をキックして後ろに持っていこうと言うときに
力が入っていたら、腰が落ちて、余分な力を使っている証拠です。
後ろへのキックが始まった後に、その部分に力を感じるのならばOKです。


僕は自分のははっきり分からないのですが、他のランナーの調子の良し悪し、
またランナーの特質(トラックかマラソンか)、ランナーの素質と言うものは、
はっきりフォームに現れることを再確認しました。


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